練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

住宅の隙間

2016年07月29日 18時26分39秒 | 省エネ住宅の基本

『換気回数』という言葉を知っていますか?

24H計画換気の話に出てきたりします。

これ、家中の空気をどの位の時間で、新鮮空気に入れ替える事が出来るかを表しています。

例えば、現行の法律で義務付けされている機械換気の換気回数であれば『0.5回/h』。

つまり2時間で家中の空気を入れ替える事ができます。

換気回数を増やせば増やすほど、室内空気はきれいになる訳ですが、ここに問題があります。

寒い冬であれば、せっかく暖めた空気が換気により外に逃げてしまいます。

暑い夏だって同様です。

換気回数を増やす事で、熱ロスが発生し、暖冷房コストが余計にかかってしまいます。

問題ですよね。

でも、換気回数って24H計画換気だけではありません。

窓から風を採り込んで涼を得る『採涼(通風の方が有名でしょうか)』の場合も、換気回数で表したりします。

その目安は5回/h、なんと24H計画換気の10倍です。

でも、寒い時期や暑い時期に窓を開ける物好きはいないでしょう。

熱ロスを気にする必要はありませんね。

そうそう、多くの方が意外にも『まったく気にしていない』ところにも換気回数はありました。

さあ、なんでしょうか?

正解は『住宅の隙間』です。

昔の家はハガキ10枚分の隙間があったと言います。

アルミサッシの普及や住まいの洋風化もあって、現代の木造住宅の隙間はハガキ5枚分くらいになっているそうです。

近頃話題の高気密住宅であれば、ハガキ1・2枚分くらいでしょうか。

隙間の大きさを集め、それを延べ床面積で割った数値を『C値(隙間相当面積)』と言います。

C値は〇〇cm2/m2と表記し、値が小さいほど隙間が小さい(気密性が高い)事になります。

ここで、少しだけ物理の授業を思い出してください。

温度は高い所から低い所に移動します。(思い出したでしょうか。)

寒い冬を想像してください。室温25度/外気温5度くらいでしょうか。

窓を閉め、24h計画換気を停止しました。(本当はこんな事してはいけないんですけど・・・。)

断熱材をたっぷりと使った『高断熱住宅』ですから、熱は逃げない筈ですよね。

でも、隙間があったとしたらどうでしょうか?

そうです。温度差や風の影響で、空気は入れ替わってしまうんです。

これを換気回数で表すと次のようになります。

表の左側は外部風速による漏気(隙間から漏れる空気)の換気回数を表し、右側は内外温度差による漏気の換気回数を表します。

一般的な気密性を確保した住宅と高気密住宅を比較すると、その換気回数の違いに唖然とする筈です。

所沢に建つモデルプラン(上図参照)の場合の、漏気による年間冷暖房コストの違いを計算した表をごらんください。

C値5.0の年間電気代を91,193円とすると、C値1.0の年間電気代は17,298円になります。

C値が小さくなるほど、漏気量が減り、年間熱損失量が小さくなりますから、暖冷房費がかからなくなるのは当たり前ですよね。

棒グラフにすると、もっとわかりやすいと思います。

弊社がつくる『FPの家』のC値は0.1~0.5となっています。上の棒グラフで言えば右端位の電気代しかかかりません。

近頃よく耳にする『一次エネルギー消費量計算』では、建物のC値の違いによるこうした違いを全く無視しています。

良い家も悪い家も一律にして計算している訳です。

これって変でしょ?なぜ差別化を図ろうとしないのでしょうか?

隙間の無い家は、暖冷房コストがかかりません。

逆に隙間の多い家は、いくら高断熱化しても暖冷房コストを下げる事はできません。

気密性の低い家のデメリットは他にもたくさんあります。

でも、今回はここまでにしたいと思います。

24H計画換気の熱ロスを気にして、『熱交換型第1種換気システム』を採用している高断熱住宅はたくさんあります。

でも残念ながら、こうした住宅の中で高気密住宅と言えるものはそれほど多くありません。

熱ロスを気にするのなら、漏気による熱ロスも気にすべきではないでしょうか・・・。

という訳で、『寒い家 改修工事』では気密・防湿フィルムによる気密化工事を行っています。

まだまだ、気密化工事は続きます。

そうそう、外壁の割れの補修工事も終わりました。

後は上塗りを掛ければ完了です。

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安全な生活を送るために

2016年07月29日 15時49分08秒 | 耐震・制振

不同沈下は家を建ててすぐに起こるものではありません。

何年もかけて徐々に傾きます。

傾いた家では健康な生活を送る事が出来ず、不自由な生活を余儀なくされてしまいます。

また不同沈下は大切な住まいに大きな損害を与えます。

安心して生活を送る為には、家を建てる前に敷地の状況を把握する必要があります。

もし何らかの異常が認められた場合は、事前にその対策を打たなければなりません。

そのもっとも効果的な対策が『地盤補強工事』です。

周辺環境や敷地の特性に合わせたいくつかの工法があります。

上図は一般的なべた基礎のイラストです。

(耐圧盤がシングル配筋になっていますが、弊社の基礎はダブル配筋が標準になっています。)

べた基礎は、深い軟弱地盤・地盤沈下地帯や敷地の一部が盛土の場合、ゆるい砂層などに有効であり、木造・軽量鉄骨造・鉄骨ユニット造で多く採用されています。

家屋全体の重量が基礎全面に平均してかかるため不同沈下しにくくなりますが、地面に接している面積が広いので荷重は広く深く伝わります。

地盤補強工事には色々な工法がありますが、代表的なものは以下の3つでしょう。

1.表層改良工法

2.杭状地盤補強/小口径鋼管工法・既成コンクリートパイル工法

3.杭状地盤補強/湿式柱状改良工法

前回の地盤調査の結果を見ると、『FPの家 H邸』では3番目の工法による地盤補強が必要です。

これは家の基礎に沿って地面に深い穴を掘削し、そこにセメント系固化剤と水を混ぜたスラリーを流し込む工法です。

スラリーを土と攪拌し固化させる事で、柱状の支持体を作ります。

中深度改良に適した工法です。

以下に、その施工方法を示します。

この工事を明日の朝から行います。

今日は、先立って建物位置を出す『地縄張り』と杭の中心位置を決める杭芯出しを行いました。

水糸が建物の中心線、青いテープが杭芯です。

こちらの写真の方がわかりやすいでしょうか。

 

水糸の外側90ミリが基礎の外面になります。

そこから300ミリの位置に杭芯が来るように配置します。

ちなみに杭の直径は600ミリが一般的となっています。

工事自体は事前準備と後片付けを含めても、1日というところでしょうか。

工事の模様は、明日ご報告したいと思います。

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耐震読本11

2016年07月29日 08時00分00秒 | 耐震・制振

 

数回に分けて、YKKapの小冊子

地震を知って、我が家に活かす。

耐震読本

をご紹介しています。

11回目は、『命を守るために、知っておきたい身近なこと』というお話です。

地震でケガをした人の原因を調べてみると、約30~50パーセントの人が家具類の転倒・落下・移動によるものでした。

家具類の転倒・落下・移動は直接当たってケガをするだけでなく、躓いて転ぶ、割れた食器やガラスを踏む、避難通路を塞ぐなどの危険ももたらします。

地震の揺れで家具や家電製品が、どのような動きをして被害をもたらすのかをまとめると、次のようになります。

家具類の転倒・落下・移動の防止対策は以下の通りです。

 

出典:東京消防庁『家具類の転倒・落下・移動防止対策ハンドブック(平成26年度版)』より抜粋

次回は『今すぐ用意できる防災グッズ』をご紹介します。

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気密シート貼っています。

2016年07月28日 10時46分07秒 | メンテナンス

『寒い家 改修工事』

玄関ドアおよび電動シャッターの施工終わっています。

   

 

既存の鋼製ドアを取外し、カバー工法による断熱ドアに交換しました。

手動シャッターを取外し、電動シャッターを取付ました。

スラットの開閉により、防犯性を確保しながら通風を確保する事も出来るタイプです。

大工さん達は、気密シートを貼り始めました。

現場発泡ウレタンは、弊社が新築で採用している『FPパネル(硬質ウレタンフォーム)』と違い、湿気や空気を通します。

ですから、石膏ボードと断熱材の間には『気密・防湿フィルム』の施工が必要です。

その構成により必要ない場合もありますが、その為には『透湿抵抗』の確認が必要となります。

これを怠ると『壁内結露』を引き起こす事になりますから、ご注意ください。

近年、住まいにとって高い断熱性能が必要な事は理解されるようになりました。

でも気密性能の必要性は、なかなか理解されていません。

次のイラストをご覧ください。

気密性能が悪い住宅で起こる様々な不具合を示したものです。

これらは、気密性・断熱性を確保する事で解消する事が出来ます。

思い当たる事がある方、いらっしゃいますか?

残念ながら、明らかな気密・断熱不足の家に住んでいるようですね。

気密の話は、次回お話したいと思います。

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燃費表示

2016年07月28日 10時30分14秒 | 省エネ住宅の基本

『FPの家 H邸』

BELSの評価書が手元に届きました。

外皮性能:UA値0.44

BEI値(一次エネルギー消費量の削減率):0.73(H25基準で作った場合よりも27パーセント削減)

ゼロエネ住宅には該当しません。

追って一次エネルギー消費量を電気代やガス料金に換算したデーターを作成し、H25基準の家と比較してみたいと思います。

先日の『グリーン建築推進フォーラム』でもBELSの話題が出ていました。

地方から都心に出て来た学生さんが、契約したアパートを退去する理由の上位には『結露』と『冬の寒さ』と『カビ』があるそうです。すべて断熱・気密性能の欠如がもたらす現象です。

近頃の子供を東京に一人暮らしさせて大学に通わせるようなお宅は、暖かくて結露の無い家ばかりということでしょうか。

これを受けて、大手住宅雑誌は住宅情報の中にBELS等の燃費表示を記載する方向にあるようです。

そうなると、建売住宅や中古住宅だって燃費表示が当たり前になってくるでしょう。

あとは外皮性能と健康の関係を、もっとアピールするだけですね。

性能の低い家が社会にもたらす悪い影響が世間の明るみにでれば、高性能住宅が増えます。

だんだん病人が減り、各種保険費用も激減します。

病人を作る家を黙って見過ごし、病人を高い医療費や保険費をかけて治療する。

性能が低く、すぐ壊れてしまう家を作る事を黙認し、メンテナンスやリフォーム・建て替えの需要を喚起する。

誰のためにやっているのでしょうか?

省エネで、長寿命で、健康で、快適な家とそうでない家の違いを見極めるためのスケールが必要な時代がすぐそこまで来ています。

まずはBELSによる燃費表示をバンバン行いましょう。

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耐震改修意識

2016年07月28日 09時00分00秒 | 新聞・雑誌・WEB情報

住宅専門誌『新建ハウジング』は、リフォーム予定者を対象にした『住宅所有者の耐震改修意識』を調査しました。

それによると、4月14日に発生した熊本地震の影響から、旧耐震基準住宅の所有者だけでなく、築浅住宅の所有者の間にも耐震改修への関心が高まっている事がわかりました。

住宅事業者はこうした意識の変化を感じ取り、適切な耐震改修提案につなげていきたいところでしょう。

調査結果は、所有する住宅の建設時期によって、いかのような3期に分けて集計されました。

1.1980年以前(旧耐震基準)

2.1981~2000年(新耐震基準)

3.2001年以降(改正耐震基準)

リフォーム予定者に耐震改修を実施する予定があるかどうか聞いたところ、実施する予定および出来れば実施したい人の割合は、以下の通りです。

旧耐震基準住宅・・・61.6%

新耐震基準住宅・・・39.0%

改正耐震基準住宅・・・37.9パーセント

この結果から、築浅住宅でも約4割は耐震改修を考えていることがわかります。

次に熊本地震の前後で耐震改修に対する意識が変わったかどうかを調査しました。

以前から耐震改修意向があったが熊本地震を機にさらにその意向が強まった人は、全ての建築時期で4割を超えています。

また以前は考えていなかったが、熊本地震を機に耐震改修をしようと意識が変わった人の割合は、全ての建築時期で約2割いました。

注目すべきは、築浅住宅の6割超が熊本地震を境に耐震改修への意向を強めている点でしょう。

これまで耐震改修の提案は築古住宅にしか響かないと考えられてきました。

築15年以内であっても、興味を示す人は少なくないようです。

さらに耐震改修検討者に、どの程度まで耐震性を高めたいかを聞いてみました。

新耐震基準以上の『震度7程度でもダメージが小さく、その後も住み続ける事ができる性能』を求める人は33.3パーセント。

最も多かったのは、新耐震基準相当の『震度7程度でも倒壊しない性能』の43.3パーセントでした。

『部分的な耐震化を含む必要最低限の耐震性能』を選んだ人も2割強いました。

調査時期:2016.6.17~20

調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査対象:2018.9までにリフォーム計画がある、全国27~65歳の既婚男女400人

最大工事予算の平均:651万円

世帯年収の平均:978万円

男女比:男性8割・女性2割

平均年齢:52歳

建設時期内訳:1980年以前73人、1981~2000年174人、2001年以降153人

住宅あんしんニュースNo.191より抜粋・修正しました。

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是非読んでいただきたい記事があります。

2016年07月28日 08時30分00秒 | 新聞・雑誌・WEB情報

本物を楽しむ大人のWEBマガジン『GENUIN(ジェヌイン)』の記事をご紹介します。

是非、ご一読ください。

暑い夏こそ、住まいは冬を旨とすべし?
誤解だらけの家づくり

日本の家づくりに大きな影響を与えた、
「家の作りやう(よう)は夏を旨とすべし」という『徒然草』の一節。
しかし、温暖化や都市化が進み、省エネルギーが叫ばれる現代において、
その常識は通用するのか。

最新の建築環境学と緻密なデータ分析により
「本物のエコハウス」を探求する東京大学准教授・前真之先生に、
住宅をめぐる「新たな常識」についてうかがった。

「省エネ」だと思っていたことが、実は「増エネ」かもしれない!?
国の定める住宅の省エネルギー基準を満たしても、
日本の多くの住まいが本物のエコハウスとは呼べない!?

猛暑が予想されるこの夏、真に求められる住まいとは──?

▼記事を読む

http://jm.nikkeibp.co.jp/genuin/special/000314/

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耐震読本10

2016年07月28日 08時00分00秒 | 耐震・制振

 

数回に分けて、YKKapの小冊子

地震を知って、我が家に活かす。

耐震読本

をご紹介しています。

10回目は、『住まいの耐震性、自分でチェック』というお話です。

 

設問は全部で5つあります。

建築された年代によって耐震性の基準が異なります。

2000年以前に建てられた建物は、現在よりも耐震基準が低く設定されています。

床上・床下浸水や火災・車の突入事故・大地震などに遭遇した事がある建物は、外見ではわからないダメージを蓄積している可能性があります。

建築確認などを省略して増改築している場合や、増改築を2回以上行っている場合、またその際に壁や柱を撤去している場合は、注意が必要です。

瓦は重い為、建物の重心が高くなり、地震の揺れに弱くなります。

建物に窓やドアなどの開口部が多いと壁量が少なくなり、地震で建物が変形・倒壊する危険性が高まります。

命を守るための対策があります。

次回は『命を守るために、知っておきたい身近なこと』をご紹介します。

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耐震読本9

2016年07月27日 09時00分00秒 | 耐震・制振

 

数回に分けて、YKKapの小冊子

地震を知って、我が家に活かす。

耐震読本

をご紹介しています。

9回目は、『まず考えたい、住まいの耐震性』というお話です。

旧耐震基準の建物の建て替えや耐震補強が進み、現状よりも耐震性が強化された場合は、建物全壊棟数・死者数共に大幅に減少するとされています。

耐震化についてのご相談は、まず建物のある市区町村の耐震担当窓口にご相談ください。

各種助成金制度が利用できる場合もあります。

耐震補強の基本は以下の6点です。

『強い壁』をバランス良く増やす事と、上部構造と基礎が一体となり、地震の揺れに抵抗する事が大切です。

出典:(一社)住宅リフォーム推進協議会発行「性能向上リフォームガイドブック(耐震編)」

みなさんも、住まいの耐震性をチェックしてみませんか?

次回は『住まいの耐震性、自分でチェック』をご紹介します。

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住まいづくりは天然素材で・・・

2016年07月27日 06時23分33秒 | 健康住宅

おはようございます。

本日はアセットフオーの定休日です。

空も泣いています。(そんな訳ないですよね。)

梅雨明けはまだなんでしょうか?ジメジメしていやなんですよね・・・。

快適な住環境は、湿度に左右されます。

つまり断熱・気密性能を飛躍的に向上させても、湿度対策を怠ると必ずしも快適な住空間にはならないということです。

窓を開ける事で室内に風を採りこんだり、室内に籠った熱気を排出する事で室内温度を下げる事は出来ますが、やはり湿度の調整はできません。

結局、エアコンや加湿器を使って夏は除湿を行い、冬は加湿を行うしかないのでしょうか?

今回は、天然素材を使った内装材と湿気についてお話したいと思います。

どうか、お付き合いください。

健康で快適な住まいづくりの材料は、『ヒトと環境にやさしいもの』と『調湿性に優れたもの』が大切だと思います。

ひとつ目はいちいち説明する必要ないですよね。

調湿性とは、湿気を吐いたり吸ったりして湿度を一定に保つ性質をいいます。

その2つの条件を満たす材料は、簡単に言えば天然素材に尽きると思うのです。

人工的な素材、化学的な素材は確かに便利ですが、多くのものは調湿性を備えていません。

調湿性に限って言えば、自然界に存在する天然素材の方にに分があるようですね。

家づくりに活かすことのできる、代表的な天然素材を見てみましょう

例えば壁です。代表的な壁装材と言えば、クロスでしょう。

これには大きく分けて3種類あります。

ビニールクロス・紙クロス・布クロスです。

私がお勧めするクロスは紙もしくは布なんですが、ここでは比較対象としてビニールクロスについても取り上げたいと思います。

ビニールクロスは、3つの中で製造単価が最も安いのが特長です。

印刷や加工で簡単に色々な色や柄・風合いなどを出しやすく、バリエーションも豊富です。

施工も比較的容易で、仕上がりもきれいです。

塩化ビニール製が多く寿命は10年程度、中に含まれる『可塑剤』の揮発により徐々に柔らかさを失っていきます。

コーヒーやケチャップなどが付着しても、拭けばきれいになるのも利点でしょう。

しかし、湿気を吸収する効果はありません。静電気が発生しやすく埃汚れを吸着しやすいのも欠点です。

調湿性・通気性の良いクロスと言えば、お勧めは布クロス・紙クロスです。

念のため書き添えておきますが、ビニールクロスをそれらしく加工した『なんちゃって布クロス』ではありません。

天然素材である布クロス・紙クロスは、湿気を透過します。(透湿性があると言います。)

よく『セルロースファイバーを採用した家は、調湿性が高い』という話を耳にすると思います。

確かにセルロースファイバーは、GWやRWなどの繊維系断熱材や発泡プラスチック系断熱材と違い透湿性および調湿性が高い断熱材です。環境性能も高く、材質は紙(古新聞)ですから天然素材と言っても良いでしょう。吸音性も高く、添加されている『ホウ酸』の効果で防火性や耐蟻性が高いのも魅力のひとつです。

残念ながら他の繊維系断熱材と同様に断熱性能がそれほど高くないため、200ミリ以上の厚さが必要になってしまいます。

また湿気を吸った状態では、著しく断熱性が低下するのも難点でしょう。

またかなりの湿気を吸収出来ますから、その際の重量増加を予め加味して構造計算しておく必要もありそうです。

でも私は、わざわざ断熱材に吸放湿性を期待しなくても、いいと思うんですよね。

木の家であれば、柱や梁・土台等に使われている木材が夏は湿気を吸収し、冬は逆に湿気を放出して湿度調整をしてくれます。

例えば一般的な柱(3.0m×10.5cm×10.5cm)一本で、湿度が40%から80%に上がると1.2リットルの水分を吸収するそうです。

この調湿性を利用するためには、透湿性の高い内装材を使う必要がある訳です。

布クロス・紙クロスは、その透湿性・通気性の良さから『呼吸するクロス』と呼ばれる位です。

また音を反射せず、吸音性に優れているのも利点と言えるでしょう。

ビニールクロスと布クロス・紙クロス、透湿性の違いがわかる実験をご紹介します。

壁の下地材として使われる事の多い石膏ボードに、それぞれビニールクロスと布クロスを貼ったものを用意します。

この2つを湯気の立つコーヒーを入れたカップの上にセットし、それぞれの上にガラスコップを逆さに被せて、しばらく放置します。

すると、時間の経過とともに、布クロスの方のガラスコップが曇ってきます。

これは布クロスが湿気を通している証拠です。

クロスの臭いを嗅ぐとほのかにコーヒーの香りがするはずです。

布クロスがコーヒーの湯気を吸収したからに他なりません。

一方ビニールクロスの上のガラスコップに変化は見られません。

ビニールクロスが閉じ込めた空間からは、湿度が逃げられないからです。

他に自然素材の壁材としては、漆喰・珪藻土などの土壁や貝殻・珊瑚などを使った塗り壁があります。

天然木を使った板材もあるでしょう。

これらはどちらも、湿気を通す素材でありそれ自体が調質性を持っています。布クロスと同等以上の効果を得る事が可能です。

エアコンによる加湿・除湿に頼った家づくりに疑問を感じる方もいるでしょう。

こうした内装材の調湿性を併用する事で、エアコンの使用を減らす事は十分可能です。

でも、注意してください。

調湿性はあくまでもバッファでしかありません。室内の湿度調節を補う程度であり、それだけに期待するのは無理な話です。

また断熱材や構造体の調湿性だけに頼り、気密性を欠いた家づくりは建物本体の耐久性を大きく損なう事もあります。

断熱・気密施工を確実に行い、換気・通気を確保する事で健康・快適で省エネ、家もそこに住むヒトも長寿命を得る事が出来ます。

その為の近道はありません。様々な手法のひとつひとつを丁寧に確実に行う事で、初めてなし得るものだと思います。

天然素材を上手に活用した省エネで健康・快適な住まいづくり、あなたも実現してみませんか?

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