練馬・板橋の注文住宅/アセットフォー日記(http://blog.goo.ne.jp/assetfor)

お打ち合わせ、設計、建築中現場、見学会のことなどアセットフォーの注文住宅家造りの日々を皆様にお伝えいたします。

レンジフードの限界

2016年12月10日 08時00分00秒 | 注文住宅/電気・空調設備

こんな話はいかがでしょうか。

炊事にカマドなどを使っていた昔の住まいは、室内とは別の場所に設けられた『土間』がキッチンの役割を果たしていました。

改めて考えてみると、これとても合理的な発想です。

炊事に付き物の熱や煙(汚染された空気)は、建物全体に悪影響を及ぼす要因となります。

しかし半屋外空間となる土間は、天井も他の部屋より高く、建物上部から直接熱気を排出する構造を持っていました。

まさに温度差や高低差を利用した自然換気の発想です。

ひるがえって現代のキツチンは部屋の中。

ともすれば『アイランド型』などともてはやされ、部屋の中央に居座る事もあります。

しかも冷蔵庫・炊飯器・電子レンジ・トースター・電気ポットなど、熱や湿気を出す機器は増える一方です。

この熱や湿気は一体どこに行くのでしょうか?

最近のキッチンには『レンジフードファン』がコンロを覆うように取り付けられています。

調理のそばから汚れた空気を吸ってくれる便利な換気扇。

非常に効率的な換気装置のようですが、実はそうではありません。

レンジフードには『捕集効率』という数値があります。

汚れた空気をどれだけ集められるかを表した数値です。

一般的なレンジフードで60%程度となります。

ということは、残りの40%は部屋の中へ漏れ出している・・・。

漏れた空気は室内に熱や湿気・臭いをもたらします。

これを少しでも減らそうと思うなら、次の3つの方法を導入するしかありません。

①接近

火元とレンジフードの距離を出来るだけ近づけます。

ただし、消防法で80cm以下には近づけられない決まりになっています。

②風速アップ

吸引力は空気を吸い込む風速を上げると高まります。

油や煙の排気として理想的な風速は0.3~0.5m/s。

これを満たす機種を選ぶといいでしょう。

必要な換気風量は使用するコンロのサイズによって決まります。

③囲む

火元の周囲を囲めば空気の拡散防止になります。

周りが一切囲まれていないアイランド型は当然不利で、機器の風速を20%以上アップさせないと、片面に壁がある場合と同等の捕集率が見込めません。

なるほど・・・。

ちなみに弊社が標準的に採用しているレンジフードの捕集率は約60%となっていました。本当だ・・・。

弊社では、コンロ前及びコンロ横に壁を設けるケースが多くなっています。

アイルランド型はあまり採用していません。

でも、採用の際には注意しないとなりませんね。

エアコンのいらない家/山地弘幸 著/エクスナレッジ 刊 より抜粋させていただきました。

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気密施工、始まりました。

2016年12月09日 14時41分57秒 | 気密処理・気密(C値)測定・Q値

今日の練馬はポカポカ陽気です。

真っ青な空には雲ひとつなく、とっても気持ちいいですね。

『FPの家 I邸』

気密施工が始まりました。

例えばこんな所です。

建物外周部に取り付けられた羽子板ボルト、よく見ると梁に開けられた穴とボルトの間に隙間がある事が判ります。

建物の外側から建物内に貫通している羽子板ボルトは『熱橋』となります。

予め『座彫り』を行い、そこに金物を取付け、ウレタンを充填する事で、こうした熱橋を無くす事ができます。

でも、これだけでは現場発泡ウレタンの隙間から空気や湿気の侵入を止める事は出来ません。

こうした隙間をアルミテープを使って、ひとつひとつ塞いでいくのが『気密施工』という訳です。

上の写真を見ると、梁と梁の接合部や梁と壁パネルの接合部にもアルミテープが貼られているのが判ります。

こちらの写真は床パネルと壁パネルの接合部にアルミテープを貼ったところです。

FPパネル自体は空気や湿気をほぼ通しません。

ですから接合部の隙間を防いでしまえば、気密施工は完了です。

難しいのは、サッシ廻りなんですよね。

見にくいとは思いますが、上の写真はサッシ枠と柱の間の隙間にウレタンを充填したところです。

この部分にウレタンをたっぷりと充填し(通常は2回に分けて行います。)、出っ張った部分を切削します。

その上にアルミテープを貼れば、まずは完了です。

 

このあと、窓枠を取り付けた際に出来る窓枠と躯体もしくはFPパネルとの隙間に改めてウレタンを充填し、出っ張った部分を切削後アルミテープで塞ぎます。

その様子は後日、この場を借りてご報告したいと思います。

続いて、床パネルの気密施工をいくつか見ていただきます。

床パネルを貫通する水道配管部分の穴は、配管径よりも大きな穴を開けてパイプを通します。

ここにしっかりとウレタンガンのノズル先端を突っ込み、奥から充分に充填します。

のちほど平らに切削し、アルミテープで塞ぎます。

イラストで見た方がわかりやすいですよね。

床パネルと筋違や柱の取り合い部も同様です。

ノズル先端が入るだけの隙間を開け、そこにノズルを突っ込み、奥からしっかりと充填します。

こちらものちほど平らに切削し、アルミテープを貼って塞ぎます。

 

ここからは、半分愚痴に近い話です。

すいません・・・。

近頃は『ZEH』が大流行、お蔭で断熱強化の話も随分と盛り上がっているようです。

以前であれば、断熱強化にお金をかけるなんて・・・。

それよりも、設備にお金掛けた方が良い家になるよ。

なんて事を言う方も大勢いたように思います。

時代は変わりつつあるんですね。

断熱と健康の話

断熱と燃費の話

等々・・・

『FPの家』グループが長い時間を掛けて啓蒙してきた事を

色々なメディアが声を大きくして、語ってくれる時代です。

本当にうれしく思います。

いよいよ、次は『気密性能の向上』でしょうか?

なんて期待も、ついついしてしまいます。

でも、ハードルは相当高いですよね。

断熱強化ほど簡単にはいかないと思います。

大多数の気密施工ができない方々の反発が予想できちゃうんですよね。

良いとわかっているのに何故やらないの?

と思いますが、そもそも気密性と快適性・健康性の関係ってあまり聞かないんですよね。

故意に隠してるのかもしれない・・・。

なんて疑がいたくなります。

現在の断熱強化は、どちらかと言えば『仕様規定』のようなものだと思います。

この性能の断熱材をどの位の厚さ使用するから、この位の外皮性能になる筈。

とすれば、この位の燃費だから充分省エネだよね。

という感じです。

でも、これって違うと思います。

理屈の上ではそうでしょう。

でも施工状況によって、その性能は大きく異なる筈ですよね。

暖かい筈の家なのに、それほど暖かくない・・・。

なんか底冷えがする。

壁に近づくと寒い等々・・・。

サーモ画像を見てみれば、その様子はすぐにわかります。

その多くは熱橋や断熱欠損によるものでしょう。いわゆる施工不良が原因です。


ちょうど今、JIOの方が見えて新商品の話をしてくれました。

『施工状況確認検査』という検査がオプション対応でできたそうです。

2回に分けて行う、この検査の内容は以下の通りです。

①結露防止対策としての通気層・防風層・防湿層の施工状況

②断熱材の種類・厚さ・施工状況

③外装材・屋根材の種類・施工状況

④小屋裏換気の種類・施工状況

⑤設備機器の種類・施工状況

⑥点検口の設置個所・施工状況

いよいよ、出来ましたね。

こんな検査を待っていたんです。

でも、目視確認だけなんですよね。

光学機器を使った検査・確認はしないそうです。

しかも、義務ではないそうです。

施工を依頼した会社が、施工会社の仕事振りを確認する為の検査というところでしょうか・・・。

無いよりはまし!

断熱性能の底上げにはなると思います。

話を戻します。

断熱強化は仕様規定みたいなもの。

でも気密性の向上は『性能規定』だと思います。

何故なら、『気密性能測定』をしなければその性能はわからないからです。

やらなければならない施工内容は明確です。

でも、その施工状況によって気密性能も大きく異なります。

今まで200件近く気密性能測定を行い、最近ではC値0.3㎠/㎡以下の現場ばかりの弊社ですが、やはり気密性能測定を行わなければ心配で仕方ありません。

心配で仕方ないので、その施工を徹底的にやるしかありません。

気密測定技能者の方から測定結果を聞いてホッとする瞬間まで、ひたすらコツコツとアルミテープを貼って頑張るのが大工さんの仕事なんです。

ちなみにアルミテープは1巻20m(定価1,000円)の幅狭タイプと、1巻20m(定価2,000円)の2種類を採用しています。

普通に気密施工をすると、双方ともに1箱づつ使い切ってしまいます。合計すれば72,000円にもなるんです。

ついついテープの使用量を考えてケチケチしたくなりますが、気密性能を保つためにも安心して使ってもらいたいですよね。

ですから弊社が手配を行い、必要な分だけ現場に用意しています。いくらでも使ってください・・・。

気密施工は、そのまま防湿施工になります。

現場発泡ウレタンは水蒸気を通します。

部材同志の隙間も水蒸気を通します。

透過した水蒸気は内部結露を発生させるかもしれません。

確実な気密・防湿施工は、内部結露を防止し、躯体の腐朽やシロアリ被害の発生を抑えてくれます。

ご存知でしようか?

カビや腐朽菌の出すガスは健康に悪影響を及ぼします。アトピーの原因とも言われています。

気密性能の低い家では、上下温度にムラが発生します。

そんな家はちっとも快適ではありません。

12月25日(日)現場見学会を行います。

アルミテープによる気密施工や、現場発泡ウレタンによる断熱補強の様子をご覧いただけます。

是非、お越しください。

そして他社の施工と比較してください。

手間暇掛けることは、そのまま快適な生活に繋がります。

省エネで快適・健康な住まいをつくるなら、そのひと手間を惜しんではいけません。

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暖房方法

2016年12月09日 08時00分00秒 | たわいもない話

暖房には色々な方法がありますが、それぞれに一長一短があります。

例えば床暖房は高価で設計が難しく、エアコンは安価ですが使い方に工夫が必要です・・・。

暖房機器は『輻射』と『対流』の原理を利用しているものが、そのほとんどを占めています。

輻射式(放射式)暖房は、温水パネルヒーターや床暖房が代表例。

なかでも床暖房は近年人気の高い暖房ですが、加熱能力が小さいので、主暖房とする場合は断熱性能の高い家が必須条件となります。

加熱能力が小さいのは、床暖房が足裏やおしりに直接触れるからです。

表面温度を40℃未満とし、低温やけどを防がなければなりません。

低温で広い範囲で用いる事で快適に過ごす事が出来る床暖房ですが、発熱パネルの形や大きさの制約があり、部屋の隅々まで敷き詰められない場合もあります。

家具を置くスペース等を考え、部屋面積の70%程度敷き詰めるのが一般的です。

一方、対流式暖房は空気に熱を含ませる事で部屋の隅々に熱を伝える方法です。

ファンヒーターやエアコンがその代表例です。

特に最近はエアコンの性能が上がっているので、これを主暖房とする家庭が増えています。

使い方次第では、初期コストだけではなくランニングコストも安く出来るでしょう。

もちろん快適な環境を得る事も可能です。

対流式暖房と放射式暖房のそれぞれの特徴とランニングコストを簡単にまとめたものをご紹介します。

動く空気の性質を利用して空間を暖める方法です。

暖められた空気は上の昇るので、床に近いところの温度が低くなります。

ポイントは断熱・気密性能の向上です。

これを高める事で、上下の温度差を小さく出来ます。

また、立ち上がりが早く、光熱費を安くする事が可能です。

赤外線が空気を通過し、熱伝導によって暖める方式です。

不快な風や温度ムラが少ないのが特長ですが、光熱費が高く立ち上がりが遅いのが難かも。

輻射式と対流式それぞれの暖房機器のメリットを活かそうと考えられた方法もあります。

当然機器及び設備コストはかかりますが、快適空間を実現する事が出来ます。

予算に余裕のある方にはお勧めです。

次に暖房機器別のランニングコストを試算してものをご紹介します。

試算条件は以下の通りです。

①二酸化炭素排出原単位・・・電気:東京電力2006年度実績/電気以外:地球温暖化対策推進に関する法律施工令

②電気料金・・・東京電力「従量電灯B」第2段階料金単価(H18.11現在)

③ガス料金・・・東京ガス東京地区等「一般契約」料金表B(H18.10~12月適用)

④灯油料金・・・石油情報センター石油製品市況データー「灯油(店頭価格)」関東局(H18.11現在)

⑤機器効率・・・エアコン(トップランナー):COP6.67/ガス・石油ストーブ:1.0

出典:財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター

上の表を見る限り、ランニングコストの低いエアコンをメインとして利用し、その他の機器を補助暖房として利用するのが良いでしょう。

もっとも、断熱・気密性能を高めた家であれば、それほど高性能でないエアコンがあれば、それだけで充分快適な環境を実現する事が可能なんですけどね。

また、燃焼式の暖房機器を利用する場合は換気が絶対条件となります。どんなに寒くても定期的に窓を開けたりして空気の入れ替えを行ってください。

全ての機器に共通して言える事があります。

空気の乾燥に注意が必要です。

適度な加湿を心掛けるようにしましょう。

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只今、リフォーム中です。

2016年12月08日 13時09分01秒 | 断熱改修・リフォーム

弊社のOB様より、ご紹介いただいたマンションのリフォーム。

只今、工事の真っ最中です。

畳敷きの和室は、ベッドを置くために板敷きに変更しました。

天井の敷き目板天井はそのまま残すため、床材も杉の無垢板を採用です。

きれいな木目といい香りが、心を癒してくれそうです。

ユニットバスも新しい物に変えました。

 

断熱浴槽タイプの清掃性を重視したものになっています。

ランドリーパイプも2本設置してありますから、洗濯物もたくさん干せますよ。

 

洋便器も新しいものに交換しました。

5リットル/回の節水タイプだし、リフトアップ機能でお掃除簡単です。

ガスコンロも、このあと交換します。

安全性を考え、IHクツキングヒーターにしました。

写真は遮音ボードを上貼りしたリビングの壁です。

お隣さんと接する界壁の既存石膏ボードの上に間柱を立て、吸音材(t=50mm)を充填しました。

吸音材はポリエステル繊維で出来たマットです。

その上に遮音ボードを貼りました。

9mmの石膏ボードの裏に3mmの制振ゴムが裏打ちされています。

これで、お隣の声も大分聞こえなくなると思いますよ。

この後、壁・天井のクロスと床のCFシートの張替えを行います。

そのあとは照明器具の交換です。

もちろんLED電球を使った器具を採用しています。

全ての窓に断熱内窓も取り付けます。

あともう少しで完成です。

個人的には、和室の無垢床が楽しみですね・・・。

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家の骨

2016年12月08日 08時00分00秒 | 木育・住育

構造材は、『家の骨』に当たります。

家屋全体の重さや厳しい気候に耐える必要がありますから、丈夫で狂いのない材料を使う事が重要です。

その中でも、横方向に使われる梁や桁(横架材)には特にこだわる必要があるでしょう。

なぜなら横架材が家の重みを支えている為であり、永年に渡る重みに耐えるためには均質な剛性が求められるからです。

充分に乾燥していない材は充分に乾燥した材や集成材に対してたわみに弱く、繊維方向に垂直にかかる荷重によって徐々に弓形になってしまいます。

イラストは上からの荷重により、たわむ『充分に乾燥した木材もしくは集成材』のイメージを示しています。

これに対して、充分に乾燥していない梁は2.5倍もたわんでしまいます。

寿命の長い家を建てようとするのなら、横架材にはたわみや収縮が少ない木材を使いましょう。

含水率15~18%の天然乾燥材・人口乾燥材・構造用集成材がお勧めです。

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2種類のエコガラス

2016年12月07日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

『エコガラス』

ご存知でしょうか?

普通のガラスと、どう違うと思いますか?

エコガラスは、複層ガラスの内側に特殊な金属膜(Low-E膜)をコーティングして断熱性能を高めた『Low-E複層ガラス』です。

でも、全てのLow-E複層ガラスがこう呼ばれる訳ではありません。

旭硝子㈱・日本板硝子㈱・セントラル硝子㈱の3大ガラスメーカーによる製品に対してだけつけられた愛称なんです。

その断熱性能は、なんと一般的な複層ガラスの約1.7倍、一枚ガラスの約3.5倍にもなります。

窓ガラスから出入りする熱をしっかりと防ぎ、室内環境を快適に保ちます。

複層ガラスのしくみは、こうなっています。

2枚のガラスで中空層を作ったガラスです。

間に挟まれた乾燥空気によって、1枚ガラスよりも断熱性能を向上させています。

そしてエコガラスの仕組みは、こうなっています。

複層ガラスの内側に熱の伝わりを抑える特殊な金属膜『Low-E(Low-Emissivity=低放射)膜』をコーティングし、複層ガラスよりも断熱性能を向上させています。

そんなエコガラスには、『日射取得型』と『日射遮蔽型』の2タイプあるんです。

前者は、しっかりと断熱しつつポカポカした太陽の暖かさを取り込んで、お部屋に陽だまりを作ります。

冬型エコガラスなんて言われることもありますよ。

そして後者は、ガラスに当たる日射熱を遮り、明るさだけを室内に導きます。

こちらは夏型エコガラスなんて言われます。

正確の違う2つのエコガラス、使い分けるコツがあります。

主なポイントは

窓の方角や位置

軒や庇の状態と隣家との関係

等々・・・。

以下に例を挙げてみます。

南向きの大きな窓は、多くの住まい手の共通の願いです。

ここでは庇や軒のあるなしがエコガラスの使い分けのカギとなります。

南向きの窓に一定の深さの軒や庇、またはバルコニーなどが張り出していると、太陽高度が高くなる夏は日差しが遮られ窓に日差しが当たることはありません。

逆に冬は太陽高度が低くなり、庇に邪魔されず直接窓に差し込んできます。

充分に庇があり、夏は日射が直接差し込まず冬は暖かな日差しが得られる窓ならば、日射取得型がお勧めです。

庇がない南面の窓の場合、温暖な地域では特に日射遮蔽型がお勧めです。

西向きの大きな窓は、低い角度で直接射す西日を通常の庇が遮りづらいため、窓ガラス自体で日射を跳ね返すのが効果的。

西隣に建物がなかったり、敷地が西に開いた傾斜地といった状況で選ぶなら、日射遮蔽型がお勧めです。

遮光カーテンやブラインドを使う方法もりますが、どちらも室内からの対策なので、熱の入り込み自体は避けられません。

日射取得型を使う場合は、窓の外側に緑のカーテンやすだれなどの遮蔽物をつれるのも効果的です。

日射のない北面の窓にもエコガラスは有効です。

エコガラスの断熱性能は高いので、外から伝わる冷気を防ぐことが可能です。

冬の夜、北向き窓が多い浴室や脱衣所などの冷えからご家族の身体を守ってくれるでしょう。

エコガラスで実現しましょう!

健康・快適・省エネな家づくり。

快適な住まいのカギを握るのは『窓』であり、『ガラス』です。

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こんな本、見つけました!

2016年12月06日 08時00分00秒 | 休日・プライベート

今回は、いつもと少し違います。

えっ、何が違うのかって?

今回ご紹介する冊子は、私のFB友達のものなんです。

(友達とは言っても、一方的に私が友達の記事を読んで「いいね!」しているだけなんですけどね・・・。笑)

表紙はこんな感じです。

B5版、50ページくらいのマンガ中心の冊子です。


青森のいい家 大研究

原作・脚本・構成:三木奎吾

作画:にしざわ大

作画原案および建築図版製作:いずみとおる

発行:住宅雑誌 Replan東北 特別編集

2013.03 株式会社礼促社 


原作者の三木奎吾氏が、私のお友達です。

言わずと知れた『住宅雑誌Replan』を編集・発行する株式会社礼促社の代表取締役です。

裏表紙にはこんな事が書いてあります。

住宅性能が良くなると

何がいいの?

住宅性能のことを、

わかりやすく、楽しく知ることができる

「高断熱・高気密住宅マンガ」登場!


三木社長から頂いたお手紙によると、青森地域限定で計5冊出版されたそうです。

主人公は、温暖地・奈良の宮大工棟梁の「お孫さん」。

「美味しんぼ」の住宅建築版のプロットも持つ大作なんだそうです。

以下、本文からの抜粋です。

青森は北海道とたいして変わらない寒さや積雪量なのに、家づくりはどうも性能面が・・・。

省エネ基準では、県内大部分がⅡ地域だが、不思議に青森市だけはⅢ地域になっていて、とくに寒冷地住宅対策が乏しいところがある。

青森の人にぜひ、「いい家」を建ててもらえるように・・・(以下、省略)

確かにそうですよね。

当時の次世代省エネルギー基準によるⅢ地域と言えば、北関東にあたります。

イメージ的には、どう比べても納得できません。

こんな青森市を舞台に、

寒い家に住んでいた岩木家のみなさんと、主人公が繰り広げる家づくり。

家を建てたいと思っている方にわかりやすく描かれているお話です。


寒い家と健康被害の関係も、キッチリ押えています。

さすが!


三木さんの趣味なのでしょうか・・・。

なぜか三内丸山遺跡の話も出てきます。

写真・イラストとも、勝手に私がチョイスしました。本作とは全く関係はありません・・・。

私も以前ブログに書かせていただきましたが、竪穴式住居の断熱・気密って実に理に適っているんですよね。

現代の科学に通じるところがあります・・・。

縄文時代に出来ていた事が、現代の日本で、それが出来ていない家がある・・・。

そんな馬鹿な話があるのか?

自然に謙虚である事を忘れた現代人の驕りが、こんな結果を産んだのかもしれませんね。


難しい話もマンガにする事で、取り組みやすくなる。

良いアプローチだと思います。

近々、デジタル書籍化もするらしいですよ・・・。

その際には、是非ご覧ください。

三木さんのご厚意で頂いた一冊です。

他では手に入らない希少本かも知れません・・・。

残りの4冊も是非読んでみたい!あるのかなぁー?

デジタル化が待ち遠しい限りです。

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四方山話・・・

2016年12月05日 13時24分25秒 | たわいもない話

今日は暖かいですね。

現場にいても、寒さに背中を丸める必要が無いせいか身体が楽に感じられます。

『FPの家 I邸』

朝から防蟻処理を行っています。

弊社では、ホウ酸系薬剤を使った防蟻・防腐施工を数回に分けて行っています。

簡単に書くとこんな感じです。

①土台及び大引きには、耐蟻・耐腐性の高い樹種を採用しています。

基礎断熱は行っていない為、基礎パッキング工法を採用しています。この工法、シロアリに強いんですよね。

②土台敷きの際に、土台及び大引きの裏に防蟻・防腐剤を塗布しています。

基礎の上に乗る部分は、上から噴霧しても充分に薬剤が回るかどうか心配だからです。

③上棟を行った翌日、土台・大引き・柱に防蟻・防腐剤を塗布しています。

壁パネルを嵌め込んでしまうと、パネルに接している部分に薬剤を塗布する事が出来ません。

④壁パネルの中の枠材は、パネル工場にて防蟻・防腐処理された物を使っています。

⑤床パネルを敷き込む際には、パネル裏面および小口にホウ防蟻・防腐剤を塗布しています。

またパネル受けを使う場合には、これに同じ薬剤を塗布します。

⑥外壁合板を張る場合は、外壁合板に防蟻・防腐剤を塗布します。

⑦外壁以外の柱には塗っていませんが、浴室が1階にある場合は浴室廻りの柱にも塗布します。


先の写真は、壁パネルの外側に薬剤を塗布したところを撮りました。

「断熱材に塗る必要なんてないでしょ?」

ふと疑問に思い、現場で作業に当たっている方に聞いてみました。

この方、以前は秋田に住んでいたそうです。

この仕事一筋、数十年の大ベテランとの事。

色々な現場を見てきたそうで、貴重な話を聞かせてくれました。

「基礎の外側に断熱材を貼るでしょ、アレ駄目だよね。」

「防蟻剤の入った断熱材、あるでしょ?」

「パフォームガードですかね?」

「あーっ、ソレソレ!」

「アレは大丈夫みたいだけど、普通のはダメだね。」

「秋田にいた頃、相当やられたよ。」

まさに、イラストのような現象が起きているようですね。

「この手の現場は、外張り断熱が多いだろう?」

「発泡スチロールみたいな断熱材、結構食われてたよ。」

「ウレタンの現場は、不思議と食われていないんだよね。」

「でも、ウレタンの場合は紙貼ってあるでしょ?」

「その紙がボロボロに食われる事はあったんだよね。」

「不思議だよね。不味いのかな?」

「紙だけ食べて、梁まで上がっていたんだよね。梁もボロボロ・・・。」

「それで、紙も塗ってるんですね!」

「なんとなくね・・・。」

「ありがとうございます。

そんな事があるんですね。

確かにウレタンよりは紙の方がおいしい気はするけど・・・。

シロアリの世界も相当深いようですね。

屋根の上では、コロニアルの施工をしていました。

下屋も含めて、全ての軒先部分には『雪止金具』を取り付けています。

雪が屋根に積もった時、滑り落ちると危ないんです。

軒先と敷地境界線の間には10cmも空きがありませんから・・・。

下屋部分に取り付ける『換気雨押』を撮ってみました。

屋根裏に上がってきた熱い空気を排気する為の部材です。

棟部分に取り付ける『換気棟』と同じしくみになっています。

コイツを取り付けないと、屋根が熱くなってしまい、その熱が室内温度を高めてしまいます。

目立たないけど、役に立つ部材です。

たまには、職人さんとのおしゃべりもいいなぁー。

そう感じさせてくれたのは、陽気が良かったからかもしれません・・・。

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空気が乾燥してきました・・・

2016年12月05日 08時00分00秒 | 省エネ住宅の基本

今朝は少し湿度が高いようですね。

いよいよ冬も本番を迎えます。

空気の乾燥が気になるシーズン到来です。

今回は、『過乾燥』と高断熱・高気密住宅について書かれた話をご紹介します。

高気密住宅は水蒸気が逃げないので湿度が高まると思っている方が多いようですね。

でも違うんです。

全館暖房および24時間換気を行うと、逆に乾燥を招いてしまいます。

乾燥し過ぎる事を『過乾燥』といいます。

全館暖房の家で起こる過乾燥を高断熱・高気密住宅の欠点だという方も少なくありません。

でも過乾燥は高断熱・高気密だから起きるのではなく、全館暖房および24時間換気を行うから起こるんです。

家全体を暖房して換気で外気を導入すれば、どんな家でも過乾燥になってしまいます。

冬の外気は温度が低く湿度もあまりありません。

これを室内に取り入れ暖房で暖めると、湿度はより低くなってしまいます。


ここで、湿度について簡単に説明させていただきます。

湿度といいますが、正しくは相対湿度といいます。

通常、空気にはある程度の水蒸気が含まれています。

空気が含む事の出来る水蒸気の量は温度によって変わります。

温度が上がれば含む事の出来る水蒸気量は増え、下がれば減ります。

この含む事の出来る水蒸気量を『飽和水蒸気量』といいます。

また、飽和水蒸気量の水蒸気を含んだ空気の状態を、相対湿度100%といいます。

空気に含まれている水蒸気量を絶対湿度と言いますが、この量と飽和水蒸気量の割合を示したものが相対湿度です。

本題に戻りましょう。

外気温0℃/湿度80%の空気を室内に取り入れたとします。

室温は20℃、この時の湿度は20%程度まで低下します。

高断熱・高気密住宅であろうと、なかろうと、こうなってしまいます。

ではなぜ、これまでの家は過乾燥になっていなかったのでしょうか?

実は乾燥していました。

でも開放型のストーブのような燃焼器具が大量の水蒸気を放出していたため、加湿状態になっていた訳です。

従って、高断熱・高気密住宅でも加湿をすれば過乾燥は解決します。

ここで調湿性の高い天然系建材の登場となる訳ですが、必ずしも効果的ではありません。

水蒸気を吸ったり吐いたりして室内空気の湿度を調節するのが、調湿建材の役目です。

予め水蒸気を蓄えておかなければ、乾燥時に水蒸気を吐き出す事はできません。

でも乾燥した時期に、水蒸気を蓄えるなんて出来ない相談です。

霧吹き器で水分を補給するしかありません。

しかもかなりの頻度で・・・。

これなら、水を張ったコップや花瓶を置くとか、洗濯物を干した方が効率良さそうですよね。

室温を下げ、エアコンの風量を下げるのも効果的です。

だからと言って、全館暖房や24時間換気を止めるのは得策ではありません。

おくまでも健康の為、全館暖房・24時間換気は行いましょう。

そうそう、湿度の上げ過ぎも要注意です。

壁内に侵入して結露し、断熱材や構造体を腐朽させる危険が高まります。

湿度40~60%を意識してみましょう。

過乾燥を防ぐには加湿が一番効果的!

以前に書いたブログも読んでみてください。

加湿器に関する記事をご紹介しています。

http://blog.goo.ne.jp/assetfor/e/344fdf5b2ec34d31d21a0ee6426cd881

湿度を高くすると、室温が低くても暖かく感じるようですよ。

これも省エネに繋がります。

http://www.assetfor.co.jp

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所:東京都練馬区北町2-13-11   

電話:03-3550-1311  

東武東上線 東武練馬駅下車5分

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燃費を考えてみよう!

2016年12月04日 11時22分47秒 | 省エネ住宅の基本

本日は日曜日

現場はお休みです。

ということで

事務所で机に座り、『BELS』の電子申請を行っています。

もう、『BELS』はご存知ですよね。

簡単に言えば、住宅燃費を審査してもらう仕組みです。

正式名称は建築物省エネルギー性能表示制度といいます。

上のイラストはイメージキャラクターのベルサちゃん。

緑化されたビルがモチーフなんでしょうね。

元々はビルなどの燃費を審査していました。

外皮性能および一次エネルギー消費量を計算し、評価・表示する事が出来ます。

自動車を購入する場合、ほとんどの方は『燃費』を参考にします。

デザインや価格は車を選ぶための大事な要素ではありますが、燃費だって大切です。

ガソリン代という形で維持費に大きく影響を与えますから、カタログをじっくりと調べているのではないでしょうか?

でも・・・

電気・ガスなどの光熱費を図面や仕様から判断し、年間にかかる費用を事前に知ろうとする人はまだまだ少数です。

住宅燃費を知り、それを住宅選びの選択肢にする。

デザインや作り手の大小・ブランド力ではなく、住宅燃費を住宅の価値と捉える。

こうした大きな流れの中で、『BELS』は生まれました。

こんな制度を使わない手はないですよね。

弊社では全棟標準的に、この制度を利用しています。


『FPの家/I邸』の場合は、『認定低炭素住宅』のため既にどちらの計算も終わっています。

後は決められた書式を入力し、データーを送ればすぐに審査は終わります。

外皮性能は、いつもの『FPの家』。

防火の関係で、窓はすべて防火サッシを採用しています。(価格の割に性能はイマイチなんですよね・・・。でも東京は仕方ないです。)

高性能家電は一切採用していません。

給湯器もエコジョーズにしました。

一次エネルギー消費量を少なくするための工夫も特にしていません。

あくまでも標準的な、弊社がつくるFPの家です。

だから、定期的に行う事になる設備の交換時期に高価な設備購入費を必要としません。

また、経年で性能が低下する高性能設備のために、住宅燃費が極端に悪くなる事もありません。

高性能設備に頼った『メカメカ住宅』とは違い、外皮性能を高めた『高性能エコハウス』はいつまでも高性能のままなんです。


でも、一次エネルギーってわかりにくいんですよね。

だから、一次エネルギー消費量に一定の係数を掛けて二次エネルギーを算出しています。

こうすれば、皆さんにもわかりやすいと思います。

出来立てホヤホヤの燃費比較表です。

ご覧ください。

上記の数字には、その他家電の光熱費も入っています。

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)では、これを抜いて評価しています。

だから年間を通じて光熱費ゼロと言っていても、その他家電の分はオーバーする事になるんですよね。

このあたりの説明をしっかりとしておかないと、「思っていたよりも高いのね。」なんて言われたりします・・・。

建築研究所の一次エネルギー計算ソフトを利用していますが、これって実際の光熱費よりも高く算出される傾向にあるんですよね。

実際はもっと安くあがります。ご安心を・・・。

家を建てたいとお考えのみなさん。

住宅燃費を算出してもらいましょう。

そして、比較してみてください。

維持費の違いは、そのまま家計の負担に影響します。

性能の低いローコスト住宅を安く買っても、毎月の光熱費が高ければ、意味がありません。

高性能エコハウスは健康にもいいですよ。医療費の抑制にも効果的です。

http://www.assetfor.co.jp

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所:東京都練馬区北町2-13-11   

電話:03-3550-1311  

東武東上線 東武練馬駅下車5分

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