青春的活力

青春的活力

んなどこかの教室で

2017-03-20 11:00:06 | 日記

ルは、ミルドレッドの頭を飛びこして、うれしそうにキャッキャッとなきながら、ろうかに飛び出してしまいました。ミルドレッドの目のすみに、サルの長いしっぽが、ろうかのかどを、さっとまがって、らせん階だんに突進したのが見えました。
「どうしよう!」ミルドレッドは、全速力で、サルのあとを追いかけました。
 ミルドレッドが、息をきらして、階だんの下に着いたときには、サルはもう、かげもかたちも見あたりません。
「こまった」ミルドレッドは、思わず声に出しました。「どうしたらいいのかしら?」
「そこで、何をしているのですか、ミルドレッド?」ミルドレッドのうしろから、氷のような声が聞こえました。
「キャッ! ええと——何もしていません、ハードブルーム先生」ミルドレッドは、どこからともなくあらわれた、担任の先生にこたえました。
「何もしていない!」ハードブルーム先生は、冷たくくり返しました。
「昼日中のこの時間にですか? わたくしにはふしぎですね。ほかの生徒が、み、有意義な授業を受けている最中に、なぜミルドレッド・ハブルは、ろうかを走りまわっているのだろうか? さらに、わたくしはふしぎですね、なぜミルドレッド・ハブルのくつ下は、ずり落ちているのだろうか?」
 ミルドレッドは、あわててかがみこむと、くつ下を引っぱりあげました。
「おまじないの授業中に、カックル先生のおへやに行かされたんです、ハードブルーム先生」ミルドレッドは、説明しました。
「バット先生が、もう、もどらなくていいと、おっしゃったので、今、何もすることがないんです」
「何もすることがない?」ハードブルーム先生が、爆発しました。先生の目が、怒りでぎらりと光り、ミルドレッドは、思わずあとずさりしました。
「よろしい。わたくしが、やることを見つけてあげましょう。図書館へ行きなさい。おまじないとおまじない薬の復習を、最初からやり直すんです。それでもまだ時間があまったら——疑わしいですがね——わたくしのへやにいらっしゃい。どのぐらい勉強したか、わたくしがテストします」
「わかりました、ハードブルーム先生」と、ミルドレッド。
 サルの居場所を、なんとかさがし出さなければと、気持ちはあせりましたが、ミルドレッドはしかたなしに、図書館に続くろうかを歩きだしました。肩ごしにふり返ってみると、ハードブルーム先生のすがたは、見えなくなっていました。ここがやっかいなところなのですが、先生が消えたからといって、ただ見えなくなっただけなのか、本当に、どこかに行ってしまったのか、はっきりしないのです。
 ミルドレッドは、もうしばらくろうかを歩き続けました。それから立ちどまって、耳をすませました。遠くの方からかすかに、一年生のおまじないの声が聞こえてくるだけです。ミルドレッドは、ふたたび、サルの捜索を開始しました。
 そのとき、何かがちらっと動くのが、窓から見えました。サルでした。サルは、しっぽで調子を取りながら、塔のなかほどまで登っていきます。どこからか持ってきた帽子を、頭に乗せているのですが、大きすぎて、耳までかぶっていました。ミルドレッドが、これほどあわてていなかったら、サルのすがたは、こっけいに見えたことでしょう。
「お願い、おりてきて!」ミルドレッドは、せいいっぱいやさしく、「おいしいバナナあげるわよ」
 でもサルは知らん顔で、キャッキャッと金切り声をあげながら、もっと上に登っていきます。ミルドレッドは、へやにかけもどり、ほうきを取ってきました。サルをつれもどすには、そばまで飛んでいって、つかまえるほかないと思ったのです。
 ミルドレッドは、びくびくしながら、窓のふちによじ登り、ほうき

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