作雨作晴


日々の記憶..... 哲学研究者、赤尾秀一の日記。

 

6月14日(火)のTW:西田幾多郎の天皇現人神

2016年06月15日 | ツイツター

※追記20160615

「焼野のきぎす」氏のツイートにもあるように、戦前の国体主義者に対する批判の核心となるキイワードは、「天皇現人神」と「八紘一宇」である。右翼の国体主義者は、このスローガンで資本主義の対外膨張を裏付けした。それに対して、左翼は、特にマルクス主義者は、その「階級闘争史観」と「労働者国際主義」に従って国民国家を解体しようとした。

左右の全体主義を、国家社会主義と共産主義を克服するためには、我が国においては、「階級闘争史観」と「国体主義」を、とくに「天皇現人神」と「八紘一宇」を思想的に克服してこそ、その思想の誤りを指摘し「思想的に殺し」解体してこそ、はじめて左右の全体主義から解放される。国体主義者や国家社会主義、共産主義者に対して単に罵り騒ぐだけでは、ヒトラーや東條、マルクスたちの亡霊が消え去ることはない。

正しい国家観として、立憲君主国家体制の自然法とその論理を追求することなくしてはそれを実行することはできない。奥平康弘氏や樋口陽一氏らの「立憲主義」では、更に奇怪な西田幾多郎やマルクスたちの亡霊を地上に呼び戻すことになるだけである。

 

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