
苦しみながらも4勝目を挙げた岩隈。野村監督も絶賛だ
(パ・リーグ、ロッテ2−6楽天、7回戦、ロッテ4勝3敗、9日、千葉)楽天は9日、ロッテ7回戦(千葉マリン)でエース岩隈久志投手(28)が、押し出し四球を出すなど制球に苦しみながらも、7回1失点。粘りの投球で逆転を呼び込み今季4勝目を挙げた。岩隈は千葉マリンで5年ごしの8連勝と、敵地を乗っ取った格好で、チームも首位をガッチリキープした。
エースのプライドが噴き出した。七回終了時点で今季最多124球を投げていた岩隈は、佐藤投手コーチに「まだ行けます」と告げ、アンダーシャツの着替えを始めた。
「気持ちは常にそう思っていないと。じょじょに感じもよくなっていたので…」
これまで自主降板を非難してきた野村監督が、逆に「点差もあったし無理させることもない」と強制交代。それほど、この日の岩隈はたぎっていた。汚名を返上しておかなければならなかったからだ。
制球が定まらない。二回には、一死一塁から3連続四球で押し出し。昨年28試合登板で36与四球、今季も前回登板までに与えたのは5四球だけ。抜群の制球を誇るエースが“大失態”を演じてしまった。それでも三回からカーブを織り交ぜるなど変化球主体の投球で、フォームを修正。感覚を取り戻したからこそ、続投志願もできた。
これで05年9月6日から、千葉マリンでは自身8連勝。千葉の軒を借りて母屋を乗っ取ってしまった。楽天は球団創設以来、ロッテには30勝62敗3分け(9日現在)とカモにされているが、岩隈だけは別格だった。
「きのう(守りのミスで)いやな負け方をしているし、何が何でも勝ちたかった。エースで落とすとチームの雰囲気も悪くなる。エースが中心にいれば、チームはしっかり機能するよ」
監督としての通算勝率5割復帰に再び「1勝」と迫った野村監督は、エースの責任感が芽生えたことにゴキゲン。今季は2連敗が2度あるだけで、それが首位快走の要因。さらに週明けには田中も戦列復帰し、再び2枚看板がそろう。旋風は衰えそうもない。(サンスポ)










