来年は米大統領選挙があり、民主党の候補者が注目を集めている。
中でもバラック・オバマ上院議員の語りはケネディを彷彿とさせると聞いた。
そんな中、試写会で『ボビー』を観た。
ボビーとはジョン・F・ケネディの弟で、次期大統領候補としてカリフォルニア州選挙を勝ち取った夜、暗殺されてしまう。
この映画は、彼が暗殺される数時間前から暗殺に至るまで、そんな事件が起こるなど全く予想もせず自分達の生活をしている人間が、暗殺現場に立ち会ってしまい、巻き込まれてしまう様子が描かれている。
大変見応えがあり、劇場公開されたらもう一度観にいこうかとも思っている。
また、キャストが主役級の女優、俳優がふんだんに出て豪勢だ。
暗殺されるまでを描く中で、彼らが互いに絡むことなく各々主役を演じている。
「そやから出演をOKしたんやろか。お金かかったやろな」と頭をかすめた。
しかし、ありゃりゃりゃ、デミ・ムーアは歳とったなぁ、としみじみ。
私の知るデミ・ムーアは『ゴースト』どまり。
17年は経つだろうから当たり前だが、軽くショックだった。
シャロン・ストーンなんて最初「え?え?この人そうやんなぁ」と目を疑ったくらい変わってしまっていた。
『悪魔のような女』では、ミステリアスで冷たく輝く美しさがあったのに、すっかりおばちゃんに。美しいものでもこうなるのか…。
そういえば、この映画に若者はあまり出演していない。
アメリカもこの先、高齢化による社会保障費の増加が懸念されているようだが、数十年後の映画はこんな感じが当たり前になったりするのかもしれない。
内容、キャストの変貌、いろんな意味でくらくらっとした映画だった。
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