ソフトバンクと決別。
10月から施行されたナンバーポータビリティを利用しての移行である。
実は、他社へ移ることは毛頭考えていなかった。
しかし外出中、本当にソフトバンクは電波の繋がりが悪いと実感させられる事柄が連続して起き、これはもう駄目だと腹を決めたのだ。
移行にはお金もかかるし、長期使用による割引も効かなくなるので、割高になるんだろうなぁ、と覚悟して各社の料金体系を比較したのだが、あらま、継続割引を受けている今より安くなる。
「私の理解のあやまり?」と思ったがそうでもなさそう。
しかも他社へ移れば新規扱いとなるので、機種料金も相当に安くなる。
「これならソフトバンクのままで機種変更するのと変わらへんやん。基本使用料も安くなって、つながりやすくなるなら万々歳。」とさっそく行動開始。
移行するにはまず、出て行く会社に連絡をし、仮予約番号なるものをもらう必要がある。
店に出向いて引き止められたりしたら嫌やなぁと思っていたが、WEBから可能で、さっそくアクセス。
「どちらへ転入されますか?」「転出の理由は?」「何がご不満でしたか?」
とアンケートされる。
さっさと仮予約番号なるものを教えてもらいたいのに、質問が続く。
アンケートを送り『次へ』ボタン。
ページが変わる。
「こんなにポイント溜まってますけど、これが全部なくなりますよ。」
「機種変更の際に値引きに使えるサービスがあるのですが、これも使えなくなりますよ。」と具体的に金額をあげて教えてくれる。なんと優しいこと。
「それは十分わかってる。それでも変えると言ってるんやから早く番号教えて」
と心の中でつぶやく。
ページの最後には『次へ』と『予約手続きをやめる』のボタンが。
『次へ』を押す。
ページが変わる。むむ!先ほどとトーンが変わっている。
「転出するには2,100円事務手数料いただきます。」
「年間割引を受けられていた方は4,200円払っていただきます。」⇒(該当)
「長期使用割引を受けられた方は5,250円払っていただく場合があります。」⇒(多分該当するが、「場合があります」っていうのはなんや!はっきりせい!」と感じる)
「ハッピーボーナス適用されていた方は10,500円払っていただきます」⇒(該当しない)
といわゆる「足抜け料」が並ぶ。
どれだけ取るんだと正直思ってしまう。
ページの最後には『次へ』と『予約手続きをやめる』ボタンが。
…なかなか本題に到達しない。
「5年間、世話になったのに悪いね」と思いつつ進めてきた私も、この引きとめ策に完全に嫌気。出て行く決意を固めてしまった。
破綻間際の男女の片方が、あの手この手と追いすがっている絵が浮かぶ。
「別れると言ってるのにしつこいっ!」
その後も『次へ』『予約手続きをやめる』ボタンの攻勢。
…疲れる。
ようやく仮番号がもらえたので、即新会社へ。
機種は「0円」(アダプターは945円)、事務手数料2835円。これだけ。
もう戻ってこないよ、ソフトバンクへは。
あすく数理人事務所の
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