ちょっとひと言

日頃の自らの経験を通じ感じていることや身近な出来事を綴っていきます。

ヌーベルのピアノ発表会

2008年05月28日 | Weblog
市の空き店舗対策事業の一つで、北仲通りに「ヌーベル・スクエア」という教室がある。手工芸、音楽関係、英会話、パソコン、絵画、お花など、実に30種類もの講座を開催している。私は、憚りながらその中で、ピアノのレッスンを稀に習いに行っている。若い頃、少しやったことがあるが、この年齢になるとなかなか大変なことである。25日に、このヌーベルの各種部門の展示会、発表会が商工会議所の友愛ホールにて行われた。かなりの人でにぎわった。私は固辞をしたのだが、“広告塔”になるからと無理に出され、ピアノを弾いた。好きなモーツァルトのピアノソナタ第一楽章のごく一部だけだった。少し早い曲なのでスピーディーに弾いた。弾き直しをしなかったので、詳しく曲をご存じない方には上手に聞こえたらしい。大変褒められて恐縮至極であった。多くの人は、生活の中で少なからず時間的ゆとりがあるだろう。余暇は充分活用してもらいたい。そんな意味でも習い事は大切なことかと思う。ヌーベルは市も関与しているので、ぜひご利用願いたいと思う。

フラワーパークの大藤

2008年05月15日 | Weblog
 足利フラワーパークの大藤を今年も見ることが出来た。何度見ても素晴らしい。夕方だったが大勢の客がいた。5月4日には7万人を超える入場者があったとのこと。どのようにしてさばいたのか、開園以来最高の人出のようだった。それにしても綺麗な藤だった。白藤はもとより、きばな藤がようやくアーチ型につながり、トンネルの様相を呈しつつあるのが嬉しい。植物は花が命ではある。しかし、その生命が終わった後の手入れが大変だと、塚本園長の話である。例えば大藤は、十万本の花房を全て人手によってカットするとのこと。これをしなければ、根のエネルギーが失われ、翌年には花のつきがよくないそうである。すべての花々に対し、人目につかないところで相当、手を加えていることを忘れてはならない。表舞台の華やかさを演出する裏の舞台での努力が大切であること、これがよく判った。市でも、いろいろな仕事を支えてくれている、影で地道な努力をしている職員に感謝の気持ちをもっていなければならない。

市町村長会議

2008年05月14日 | Weblog
 栃木県の市町村長会議が県公館であった。知事・副知事を中心に、県の幹部が勢揃い、県内の市町長が全て集まった。壮観な雰囲気である。まさに“綺羅星の如く”とはこのことを言うのだろう。居並ぶ部長は、全て私としては係長以前の頃からの知り合いで、大変心強くも思ったものである。はじめに何人かの首長からの要望事項の説明があった。主な内容は地域医療制度の充実や小学校における35人学級の実現といったこと等である。それぞれ簡単な討議があり、続いて県からの新しい政策の説明と続く。内容は県民の健康づくりや、食がテーマの地域づくりなど5項目ほどあった。それぞれ市町の協力が求められた。私も、市長会会長、広域連合長という立場で発言をした。まず「改正道路財源法」について、衆議院で再可決されるのを控え、栃木県市長会長と同町村会長(高橋克法高根沢町長)の共同声明をこの席で提出することを提案し、了解をいただいた。次に、後期高齢者医療制度については、批判の高まりや混乱があるため、どの市町も6月議会を控えて議員から多くの質問を受けるに違いない。従って、県内の市町が共通の認識を持って対応するため、5月中に広域連合の臨時議員総会を開催することの提案である。これも会員からの合意を得た。
 今年度は、国も地方も多難な船出である。まだ2ヶ月しか経過していない。総選挙も年内にはありそうである。私はいつも言っている。新規事業が政党間の政争の具に供されて困惑するのは国民であるし、弱小な地方自治体であることには間違いない。困ったことである。

善意のまち

2008年05月13日 | Weblog
 10日に条例表彰式があった。第1号功労による市政功労者3名のほか80名に及ぶ功績のあった方々の表彰である。市内には立派な方が随分沢山いるものだとつくづく感心させられた。
人には性善説と性悪説がある。全てが善なら勿論問題はない。みんな丸く治まるはずである。石川五右衛門という安土桃山時代の大盗賊がいた。釜ゆでの際の辞世の句が有名である。「石川や浜の真砂は尽きるとも、世に盗賊の種は尽きまじ」砂浜の砂の粒に限りはあるが、悪いことをするのは無限であると言うのであろう。実際これでは困るが性悪説の立場ではこうなのである。「悪事千里を走る」悪いことはすぐに伝わるという意味である。悪い真似をする人は後を絶たないが、善行はなかなか伝わらない。なんとか性善説の世の中にしたい。善いことが伝わる世の中になってほしい。善の上に立って生活している人の方が絶対多い筈である。
市民憲章に「足利市は善意のまちです」とある。足利市が善行あふれるまちになることを心から期待したい。

大型連休

2008年05月09日 | Weblog
 GWこと大型連休も終わった。また静かな仕事中心の生活に戻る。足利市も少し有名になり沢山の観光客を迎えることが出来た。集計によると昨年対比では若干の落ち込みがあったようである。市の職員もこの期間、随分休みを返上して各場面で活躍してくれた。特に本年度、新たに採用されたフレッシュな若い職員は、観光客の道案内あるいはパンフレット配り、また東武駅構内での地場産の農産物の販売など、積極的に頑張ってくれた。自分達のふる里足利市を更に詳しく知る意味でも良い経験になったと思う。
 5日に行われた織姫神社の大祭。多くの人達が集まってくれた。特に外来の方達が沢山来られたのは嬉しかった。年々歳々、人出が多くなる。東武駅方面からの神社の眺めが実によくなった。隣の法玄寺さんのご理解をいただいて山の木を大量に剪定することが出来たおかげで、遠くからも赤い社(やしろ)が見えるようになった。昔唄った足利音頭“足利来るなら織姫山の赤いお宮を目印に”のとおり景観が素晴らしくなったのである。織姫奉賛会の方々のご協力に改めて感謝したい。当日は、地元の通4丁目自治会・商業会の応援も得て、お茶、甘味、ところてん等が振舞われ好評であった。
 総じて街区がとても綺麗になった。今はアメリカハナミズキの赤が非常に美しい。かつて渡辺元知事が言ったことがある。「足利は街路樹が県内でもっとも綺麗ですね」と。特に、最近の昭和通り(国道293)。塵ひとつ落ちていない、電線の地中化による広い空間をもった南北の広い通りは自慢できると思う。
街は人の手を入れれば美しくなる。それも市民の奉仕によってなされれば更にいいことである。

硫化水素ガス自殺

2008年05月02日 | Weblog
 足利市内でも硫化水素ガス自殺が発生した。34歳の男性が自宅の風呂場で行ったようだ。何故このように真似する人が出てくるのか不思議に思う。昔中学生の頃、化学実験があった。硫黄の小さな塊を硫酸の中に入れるのだ。硫酸(H2SO4)は硝酸に次いで酸性が強く、金・白金を除くほとんど全ての金属を溶解する性質がある。だから硫黄とただちに反応して白い煙とともに硫化水素(H2S)が発生する。これは無色で卵の腐ったような悪臭を放つ。勿論猛烈な毒性がある。これを直に吸入すればひとたまりもない。化学の先生が「臭いを嗅いではだめだ。みんな離れていなさい」と言っていた。生徒が咳き込んでいたのが記憶にある。那須山の茶臼岳は硫黄の山である。ところどころにH2Sが噴き出している。足を早めて急いで通り過ぎたものである。生命は天から(親から)与えられた大切なものである。それぞれが必ず社会にとって必要とされている。濫りに生命(いのち)を奪ってはいけない。