花いろいろ

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鷺草(さぎそう)

2006年09月01日 | 夏から咲く花
・学名:Habenaria radiata
・ラン科ミズトンボ属。
・多年草。草丈:15~40cm。
・花期:7~8月。
・環境庁レッドデータブックでは絶滅危惧II類(VU)に指定されている。



名前の由来は、鷺(さぎ)が羽を広げて舞っているように見えることから付けられた。
花びらの切れ込みが繊細で、とても綺麗。見ていると、今にも飛んでゆきそう。





先日、新聞に「夏の七草」のことが書かれてあった。春や秋の七草なら良く聞くけど、夏の七草があるなんて聞いたことも無い。その記事によると、「昭和20年、極度の食糧不足の折に野菜不足を補う目的で焼け跡に生えた雑草が選ばれた」ということだった。

『藜(あかざ)』、『猪の子槌(いのこずち)』、『ひゆ』、『滑りひゆ(すべりひゆ)』、『白詰草(しろつめくさ)』、『姫紫苑(ひめじおん)』、『露草(つゆくさ)』

「その後、生活が豊かになり、専門家の好みにより高山植物に様変わりしたようだ」とも書かれてあったので、ちょっと「夏の七草」を検索してみた。
こちらが今の「夏の七草」。

『葦(よし)』、『藺(い)』、『沢瀉(おもだか)』、『未草(ひつじぐさ)』、『蓮(はちす)』『河骨(こうほね)』、『鷺草(さぎそう)』。

夏の暑さを忘れさせてくれそうな、涼しげな草花が選ばれているみたい。流石に食べれそうにはない。




漸く・・・日が沈んでからの時間が過ごしやすくなり、開け放した窓からは虫の音が聞こえてくるようになった。いつの間にか、秋はそろりそろりとそこまで近づいて来ている。随分と更新をサボってしまったので、折角撮った夏の草花がぁ・・・。(自業自得) 追いつくかしら?

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