にっきちょう

奈良好き岡山県民のblogです

薬師寺食堂と東大寺大湯屋

2017年07月14日 | 奈良散策
7/8 日帰り奈良薬師寺食堂と東大寺大湯屋を見て来ました。
【薬師寺】

5月に落慶法要が営まれた食堂。柱や扉の朱色がまばゆいばかりです
薬師寺白鳳伽藍の復興、主要部分はこれでほぼ完了といったところでしょうか。


食堂の内部が特別公開されています。まずは入り口の自動ドアにびっくり。
堂内中央に6メートル四方の壮麗な『阿弥陀三尊浄土図』
それを囲むように14面の『仏教伝来の道と薬師寺』壁画が奉納されています。
故平山郁夫氏のお弟子さんでもある田渕俊夫画伯が描かれたもの。
暗く広い堂内、現代的なライティングに浮かび上がる巨大な『阿弥陀三尊浄土図』の美しさは息を呑むほどでした。
14面の壁画も素晴らしいです。中国から日本、そして飛鳥・藤原京・平城京へと続く仏教伝来の道。
飛鳥川や大和三山のおなじみの光景の他に「瀬戸内」を描いたものもあり、嬉しかったです。
奈良ではとかく「古いもの」に価値を見出しがちですが、この真新しい食堂絵画には心を揺さぶられるものがありました


食堂の前の大講堂。今まさに白鳳時代にいるかのような光景です。
こちらも最近復興されたような気がしますが、平成15年落慶とのこと。
結構年月が経っていたのですね。


食堂や大講堂が新しいため、金堂が少し古く見えるようになってきました。
ちょうど毎月8日の薬師縁日の日にあたっており大般若経転読法要を拝観することが出来ました。
6月の後半にかなり体調を崩したので、お医者さんに診てもらうかのような気持ちで薬師三尊さまにお参りしました


この日は薬師寺に11時到着。早朝だったらもっと花が開いていたかな?


東塔は覆屋の中。修理完了が待ち遠しいです(^_^)
そういえば唐招提寺金堂が修理を終えて久々にその姿を見た時も大感動だったなぁ。
こちらの東塔完成は平成32年6月予定だそうです。
人生何があるか分からないけど、とにかくそれまでは生きてなくちゃ〜という気持ちになります

【東大寺〜俊乗堂・大湯屋特別公開〜】



通常7/5と12/16のみ公開の俊乗堂。このたび特別に7月いっぱい拝観可能です。
重源上人像は過去の俊乗堂公開や奈良博の「重源展」(H18)以来の何度目かのご対面。
今年の「快慶展」に出ておられた麗しの阿弥陀如来像にも再びお会い出来ました。
博物館でもお厨子の中でもやはり完璧な美しさですね

そして・・・今年は12/16が土曜日であることに気付いてしまいました
年末の仕事の繁忙期だけど、この日東大寺に来ることが出来ますように


今まで二月堂裏参道から何度も眺めていた「大湯屋」。その内部が初めての公開となりました
鎌倉時代、重源上人により再建。
俊乗堂のある「鐘楼の丘」から階段を北側へ降りてすぐの所にあります。


内部は三区分され、中央が浴室。風呂屋形が造られていて中に大きな鉄製湯船が‼️
お〜(≧∀≦)本日のハイライトシーンです。


鎌倉時代作の大きな湯船(口径約2.3m)。重要文化財に指定されています。
これにお湯をはり数人がザブ~ンと入って、いい湯だな・・・という訳ではなく
周りの土間にスノコを置き「かけ湯方式」で使われたのではとのこと。
湯船は扁平で水抜孔があり、釜ではないそうです。
興福寺の大湯屋や法華寺の浴室はどのような形式になっているのか、ふと気になりました。


湯船をよ~~く見ると銘文の文字がうっすらと


たったの8文字からここまで解読
重源上人が鋳物師の草部是助に命じて建久8年に造らせたことが分かるそうです。
重源上人はみずからを「南無阿弥陀仏」と称していたんですね。


大湯屋は室町時代に大改修を受けているそうですが、この唐破風部分は江戸時代でしょうか??
内部の天井が低く、浴室内の温度を保ちやすいようにしているそうです。


浴室の後方は土間の釜場。 屋上に煙出しがあります。
ここで沸かしたお湯をさきほどの湯船に送り込んでいたようです。

大湯屋初公開ということで混雑を予想していましたが、見学者はわずか数人。
お寺の方にいろいろお聞きしたり資料を見せていただきながらじっくり見学出来ました。


外に出ると・・・クラクラするような暑さ(^◇^;)この日の奈良市最高気温34度
ならまちの「鹿の舟」に行きたいと思っていましたが、そこまで歩けない断念

【春日大社】

最後の力を振り絞って春日大社へ。
参拝後、初めて「国宝殿」に入ってみました。
受付の方が「えっと・・・日本語のパンフレットで良いですよね??」と。
たしかに日本人と中国・韓国人観光客となかなか見分けがつきませんよね。受付の方も大変だな〜

最初に「神垣」という暗闇の世界を通りますが、お化け屋敷に入った時と同じ緊張感を感じてしまい足早に通り抜けました。
あとで知りましたが光と水で聖地を表現する美しい演出があったようで、ゆっくり見ればよかったです


1階の鼉太鼓ホール。(ここはOK)
2階の展示室では「究極の鎧に出会う」特別展が開催されていました。
「赤糸威大鎧(梅鶯飾)」のなんと美しいこと。
他に「胴丸」「籠手」などの展示がたくさんあったのですが、武具のことが良く分からず難しかったです


帰りの参道。ニ之鳥居近くに珍しい石灯籠が目につきました。
獅子?が支えているのでしょうか。


瓢箪がクッキリと彫られた灯籠も。
そういえば『春日大社のすべて』という本に「灯籠ベスト20」が載っていてとても気になりました。
今度この本を片手に灯籠巡りをしてみるのもいいかもしれません。

こうして病み上がりリハビリ奈良散策が無事終了しました
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