朝マナ

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ヨハネの黙示録 17章

2017年06月16日 | ヨハネ黙示録
黙示録17:6 私は、この女が聖徒たちの血とイエスの証人の血に酔いしれているのを見た。この女を見た時、わたしは非常に驚きあやしんだ。

第17~18章の記録は、7つの鉢のさばきと並行してなされる出来事です。特に、ある「女」へのさばきについて預言されています。

黙示録には3つの「」が登場することをすでに見ました。男の子(キリスト)を産んだ「」はイスラエル民族のことでした。そしてキリストの花嫁なる教会も「」です。そして、第17章に登場する大淫婦もまた「」です。

聖書的に「」とは人々の集合体を指しています。教会が花嫁だというのも、キリストを愛し仕える人々の集まりです。キリストの花嫁である以上、キリスト以外に夫はいません。

つまり、イエス・キリストだけを礼拝するのが教会です。もし、教会がイエス・キリスト以外のものを礼拝したら、それは不倫です。そのような不倫のことを「霊的姦淫」と聖書は言います。

ですから「大淫婦」と呼ばれる女は、霊的姦淫のきわみに至った人間たちの集団であり、宗教組織であると考えられます。

霊的姦淫は大きくふたつに分類できますが、根は同じです。

一は、偶像を礼拝することは霊的姦淫です

私たちの礼拝すべきお方は、創造主である神だけです。その神が人として来られたイエス・キリストだけです。妻がひとりの夫だけを愛するように、キリスト教会はイエスだけを愛し、イエスだけを礼拝します。

第二は、国家権力と結びつくとか、「富」を主人とすることも霊的姦淫です

キリスト教会の歴史の中で、教会が国家権力と結びついて、キリスト教を国教化した時代がありました。これは霊的姦淫です。このことで教会は国の保護のもとに拡大しました。しかし、教会は国と癒着することで本来の花嫁としての姿を失ってしまいました

17章に登場する女が「大淫婦」と呼ばれるのは、そのような霊的姦淫をおかし続けてきた宗教組織だからです。

「地の王たちはこの女と姦淫を行い、地に住む人々はこの女の姦淫のぶどう酒に酔いしれている」(17:2)とあるように、終わりの時代には、国家権力と世俗の神々とに結びついた宗教組織が最高潮に達するでしょう。

この宗教組織に正式名称はわかりませんが、黙示録はこの大淫婦のことを「大いなるバビロン」と呼んでいます(17:5)

バビロンのルーツは「バベルの塔(創11:1-9)です。人間中心の宗教です。創造主なる神を無視して、自分たちに都合の良い神々をこしらえて、この地に自分たちの国を造ろうとする働きです。

しかし、神が造ろうとなさっているのは、霊とまことをもって、真の神への礼拝がささげられる御国です。

この「バビロンの働き」の背後にはサタンが働いています。大バビロンとか大淫婦と呼ばれる働きは、手を変え品を変えイスラエル民族の歴史やキリスト教会の歴史の中に入り込み、堕落と腐敗をもたらしてきました。

例えば、かつてのキリスト教会はローマ帝国をはじめ各国の国教となり……これは霊的姦淫です……、この国教化した教会の下で数千万のクリスチャンたちが殉教しました

教会が国教化することに異をとなえたクリスチャンたち、幼児洗礼や滴礼に反対するクリスチャンたち、聖書解釈を異にするクリスチャンたち……彼らは、キリストの名のもとに異端者として断罪され処刑されました。おぞましい歴史です。

だから、大淫婦と呼ばれるこの女は「聖徒の血とイエスの証人の血に酔いしれていた」のです(17:6)。これを見たヨハネには、どれほど大きな驚きでありショッキングなことだったでしょう(17:6)

しかし、これが霊的姦淫をおかした教会の姿です。彼女は国家や富に自分の身を売ることによって、地上では豊かになりました。彼女が身にまとっている、紫と赤の衣、金・宝石・真珠は、霊的姦淫によって得た地上の富です。

霊的姦淫の相手が国家や世俗の利権のようですが、実際はサタンとの結びつきであることを見逃してはなりません。この大淫婦は獣に乗っていると記されているからです(17:3)

何と言うことでしょう。キリストの花嫁であるべき者が、獣の女になりさがった姿です。しかし、このような関係も患難期の半ばで破綻し、ついに獣はこの女を滅ぼしてしまいます(17:16)

終わりの時代には、このような「大淫婦」と「キリストの花嫁」とが、はっきりと区別されます。私たちはキリストの花嫁である教会です。淫婦になってはなりません。霊的純潔を保つのです。(Ω)
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