朝マナ

人はパンだけで生きるのではなく、神の御言によって生きる。
聖書を一日一章、読んでみませんか。

士師記 6章

2017年07月27日 | 士師記
士師記6:12 主の使いは彼に現れて言った、「大勇士よ、主はあなたと共におられます」。

士師記は再び悲しい記録から始まります。「イスラエルの人々はまた主の前に悪を行ったので、主は彼らを7年の間ミデアンびとの手にわたされた(6:1)

懲りないですねぇ。でも、これが罪人の姿であり、私の姿です。危機に直面すると、「主よ助けてください」と呼び求めるのですが、調子がよくなると、主なる神を忘れおろそかにしてしまうのです。

そんな私たちに対して、なおも忍耐と哀れみをもって共に歩んでくださる神の慈愛の記録それが士師記です。

そのようなわけで、ミデアン人の支配の下で人々は苦しんでいました。第6章で登場するギデオンも、ミデアン人を恐れて細々と農業を営んでいる男でした。しかし驚くべきことに、神はそんなギデオンを士師としてお選びになりました。

彼が酒ぶねの中で麦を打っていたのは(6:11)、ミデアン人が襲撃しては作物を収奪して行くので、隠れて作業をしていたわけです。そんな臆病で小心者のギデオンに、主の御使いは、「大勇士よ、主はあなたと共におられます」と語りかけました。 
※新改訳では「勇士よ」との呼びかけだが、口語訳では「大勇士よ」。

小心者のギデオンが大勇士ですって?。神の御言は現実とかけ離れているように思えます。

しかもギデオンは不信仰です。「主が共に居られるのなら、どうしてミデアン人に苦しめられるのですか」と、主に不平をぶつけています。「神がいるならどうして戦争が……、どうして悲惨な事件が……」と文句をつける私たちと同じですね。

しかも、「主が私たちをお見捨てになったからだ」と、責任を神に押しつける始末です。イスラエルの民が主を捨てて、異教の神々を拝むようになったことを棚に上げて、よくも言えたものです。

でも、そんな恥ずかしいことを、私たちも言っているのです

そんなギデオンですが、神は彼を「大勇士」と呼んでくださいます。現実は大勇士とはとても言えない状況なのですが……。

人はこう言います。「聖書はそう言うけれど、現実は違うんだよ」と。彼らの理屈は現実が真理だというのです。いいえ、神の御言が真理です。神の御言は、私たちを「大勇士よ」と呼ぶのです。なぜなら、神が共におられるからです(6:12)

神の御言が、ギデオンのセルフイメージを変えはじめました。それまでのギデオンがいだくセルフイメージは、「何もできない臆病者」でした。

皆さんは、イエス様に出会う以前、どんなセルフイメージをいだいていたでしょうか。ギデオンのように否定的なセルフイメージだったでしょうか。あるいは、逆に、自分は出来る人間だというセルフイメージでしょうか。肯定的で良さそうですが、高慢ゆえに神を否定するかも知れません。

いずれにせよ、悪魔が私たちに刷り込んだセルフイメージは、否定的にして奈落の底に落としたり、肯定的にして神をも認めない傲慢をいだかせて、散々おだて上げてから突き落とします。

神の御言によって養われたセルフイメージこそ、健全なセルフイメージです。

神は、ギデオンが臆病者であることをご存知なかったのでしょうか。彼が不信仰な者であることをご存知なかったのでしょうか。いいえ。よ~くご承知の上でギデオンを選ばれたのです

主イエス様は、私の弱さも、卑怯なことも、怠け者であることもご存知で、牧師としてお選びになりました。これは紛れもない事実です。しかし、その事実がすべてではありません。

神が共に居られるという最も重要な事実を忘れてはいけません。神が共に居られるので、私は大勇士です。罪の力に勝利できる大勇士です。悪魔の誘惑を退けることのできる大勇士です。

これが、神の御言に裏付けられたセルフイメージです。

ギデオンは手のひらを返したように、勇敢な人になったわけでも、急激に信仰深くなったわけでもありません。「大勇士よと呼びかけてくださる神の御言によって、正しいセルフイメージをいだき始めたに過ぎません

祈りましょう。聖書の御言と現実の私がかけ離れていようとも、聖書の御言の通りに、私の身になりますように……。(Ω)
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