とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

神々は渇く(アナトール・フランス)

2017-04-24 21:18:51 | 本、作家
大学の行き帰りの電車の中
たまたま同じ学部のM先輩と一緒に帰った時のことだ。
「俺さー、アナトール・フランスの神々は渇くが読みたいんだよなー」

奇跡とは起こるものなのだろうか。
なぜかその時私は、買って間もないその本をカバン(サブザック)の中に入れていた。
そもそも「神々は渇くを読みたい」とつぶやく大学生なんてそういるもんじゃない。

「ええ、持ってるの。」
私は読みかけにも関わらず、日ごろお世話になっているM先輩にその本を貸してしまった。

未だにあの本は私の手元に戻ってきていないのであるが、世の中には不思議なことがあるものだ。

人にあげてしまった本というのは、
その時はいいと思っても、後々気になるものだ。
物理的には、その本が手元にあろうがなかろうが大した問題ではないだろうが、
なんだろう、
昭和10年か20年代の出版の本であった。
早稲田の古本街で買った。値段は700円であったと思う。
美しい活版印刷のタイトル文字に引かれ、購入した。

これはとても良い本だからと言って後輩に貸した本や(二度と戻ってくることはなかった)
たいした本ではないと、自ら処分してしまった本でも、
「そういえばあの本は」と未だに時々思い出すことがある。
どうも本には、怨霊がいるようだ。
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