とうちゃんのぷらぷら日記

アウトドア系の日記及びうんちく

クラーナハ展へヴィーナスを見に行く 国立西洋美術館

2016-10-16 18:12:07 | 音楽 美術
この顔にピンときたら110番
ではないが、
ポスターを見てピンときた。
この女性の顔は、かなり昔から知っている。

「いいの、こんなの載せちゃて、まずくない」
心配するほどエロチックなヴィーナスは、百科事典の別冊「世界の文化」の中に載っていた。

展覧会のポスターとは違う絵だが、この絵と同じ顔だ。
クラーナハ展の作品リストを調べたら、やはりヴィーナスがあった。
昔のスケベ心がよみがえる。
これはどうしても本物を拝んでおかなければ。
で、朝から出かけた。

問題のヴィーナスの絵は、え、こんなに小さいの
というぐらいのサイズの絵だった。

「今日の一枚」
ルカス・クラーナハ 作
「ヴィーナス」
1532年 
縦37.7 横24.5
シュテーデル美術館蔵(フランクフルト)

もう一枚、同じような連作の作品も展示されていた。
「ルクレティア」
サイズ、絵の構成とも同じだ。

このヴィーナスは、今まで1mぐらいの大作なのかと思っていた。
どうしてこんなに小さい絵なのか考えた。
やはり、普段は隠しておいたのではないだろうか。
貴族の肖像画のように、客間かなんかに、ドドーンと飾るわけには
いかなかったのではないかな。

他の女性像も、背筋がゾクゾクするような怪しい美しさだ。
剣に生首なんて、意味深な組み合わせだ。
ポスターになっている「ホロフェルネスの首を持つユディト」は最近修復されたばかりだそうで、たいへん美しい(こちらの絵はヴィーナスよりはるかに大きい)

クラーナハはピカソやデュシャンにも大きな影響を与えたそうだ。関連するピカソの作品も展示されていた。



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