炒めもちの作り方聞いてきたから、作ってあげるよ~ ともちと、鶏毛菜をぶら下げ斌斌が先日昼前にやってきた。
斌斌。私の上海生活をめいいっぱいサポートしてくれた友人。日本語勉強中の日本のゲーム、ドラマ大好き青年である。
以前、インターン先のホテルで初めて知り合った時の印象をBLOGに「目のきらっきらした男の子」と書いたこともある。
それが、きっかけで私の上海生活を、斌斌と、その家族はめいいっぱい助けてくれた。
斌斌は、すでに友人を超えた、私の大切な大切な上海の弟だ。
ちなみに斌斌ママにとっての次男は、あのオウディ(ぱぐ犬2歳♂)だ。
オウディが次男に甘んじている気配は微塵もないが。ここは、面子を重んじる中国流で斌斌をたてておこう。
で、話は戻り。私が炒めもちが好きな事を思い出した斌斌は、この日母上に作り方を伝授され我が家へやってきたのである。
断っておくと、基本的にここ上海では保護者の庇護の元大切に大切に育てられた80年代の青年は、一般的に料理とは無縁な大人になっていることが多い。
しかし、根拠のない自信から、明るい未来を展望するのも得意な上海の現代っ子。
たしか。前回は豆苗炒めだった。最近料理に目覚めた様子の斌斌。
私。『師匠(斌斌)、フライパン熱しすぎかと。。。煙が出てるであります』『大丈夫!よく熱したフライパンで一気に仕上げるんだ(ってお母さんが言ってた)』と斌斌。
一見聞こえは、中華そのものだが、その後案の定フライパンからは火柱が上がった。
『あ~中華鍋じゃないしな~。この鍋(フライパン)ちょっとヘン』ちょっとヘン(日本語)は、彼の口癖。お主は、だいぶヘンだぞ!との私の心の声とはワンセットが正しい活用形。
前が見えてるのかは不明だが、かなり前向きポジティブシンキングな青年だ。
そうして、今回。助手というより、消防班として私も待機。
先に肉糸を炒め取り出し、そこに山もり鶏毛菜投入。『ほら~見て!炒めるとこんなに少なくなる!』と、若干予測可能な事を改めて教えてもらいつつ、もちも投入。味付けし終了!
お味は???これが、なかなか美味しい!やるじゃん。こうして、私の帰国後は彼曰わくヘンな鍋事フライパンを進呈することに決定。 美味しいよ!というと『当たり前じゃん!オレを誰だと思う?』と語尾が微妙ながら、放っておけば、どこまでもとんでいく青年なのであります。
あえて、引き止めず飛ばしておくとしばらく見ていて飽きない娯楽特典付き。
そんな斌斌、今月より念願叶い日本語必須の仕事へ転職。
毎日、スーツにネクタイという、スタイルに変身してお仕事へ。。。
そのわりに、あやしい日本語と敬語の数々。大丈夫だろうか???
結局、私の心配のタネは尽きない。
しかーし、本人はいたって楽しげ。
あげく。。。「大丈夫ですよー。ナオチャン心配いらない。白い髪の毛増えちゃうよー」
これ、嫌味ではなく、本気で言ってるところが、タチが悪い。
オウディ、斌斌に噛み付いてもイイゾ。私が許す