浅井久仁臣 私の視点「災害」

地震などの大災害が起きるごとに危機対応の遅れを指摘されます。戦争取材と被災地救援体験をもとに「私の視点」をお届けします。

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図上想定訓練

2005-08-08 10:39:19 | Weblog
 ここのところ首都圏を地震が揺らし続けている。昨夜も、福島を震源とする地震で私の住む埼玉県南部は「震度2」を観測した。と言っても、私が勝手に推測した震度なのでこれについては信用しないで頂きたい。
 これだけ地震が続発すると、週刊誌や「おじさん新聞」が黙っているはずがない。「大震災」「富士山噴火」「地震雲」の大見出しが踊る広告が目立つようになった。しかし、これなどは、「悪徳商法」と何ら変わらないやり方だ。根拠のない数字や訳の分からない評論家や研究家の言葉を適当に並べて不安を煽る記事を作り上げている。第一、大地震のような天災の多くは、残念ながら現代科学では予測できない事が多すぎる。民間の予測の多くは、「好みの結論」に導くために都合のいい情報を引っ張ってきて組み立てている場合が多い。それこそ街の手相見と同じで「当たるも八卦、当たらぬも八卦」の類なのだ。だから、たまたま当たったりすれば、「鬼の首を取ったかのように」大騒ぎする。
 そんないい加減な情報よりもいざという時頼りになるのは、やはり身の周りの家族や隣人である。阪神大震災の際も建物に埋もれた住民の8割が、周辺の人たちに助けられた。公的救助機関を当てにする人も多いが、広範囲にわたる地域に激甚災害が起これば、救急救助のプロ達では人数が少なすぎる。
 修羅場で生き延びる秘訣は、想像力である。「見えない場所で何が起きたか」「次に何が起きうるか」…そういったことを想像して「次」に備えることが冷静さを生み、結果的に命を守ってくれることにつながる。人間がパニックになる主たる原因は、不安である。特に情報が少なく、自分が置かれた状況が分からないと、余裕を失い、危険な状況に自らを追いやってしまうことがある。
 平常時の訓練も、このような点から、少ない情報を冷静に読み取り、想像力を働かせて取りうる行動を考えておくことが必要である。それが、ここのところわれわれが広めようとしている「図上想定訓練」だ。
 今月25日には、JR武蔵浦和駅前のラムザタワーで「さいたま防災広場(主催は東京ガスなど)」が開かれるが、そこで私は「目からウロコ『親子災害想定訓練』」を指導する。皆さんの中で興味のある方は、是非猛暑の中だが足を運んでいただきたい。自由研究を終えていない子供にも喜ばれること間違いなし!
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1 コメント

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Unknown (みんなのプロフィール)
2005-08-09 11:55:59
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