つかの間の晴れ間の公園
切れる高齢者
高齢者による暴言・暴力が増えている。2016年版『犯罪白書』によれば、20年前と
比べて高齢者の「暴行」は49倍に増加。
駅や病院で暴言を吐いたり、乱暴な振る舞いをしたりというケースが増えてきた。
なぜトラブルは起きるのか。家族はどう向き合うべきなのか。当該家族の話に耳を傾けながら、有識者の知見を尋ねた。
(ジャーナリスト・岩崎大輔/Yahoo!ニュース編集部)
大声で怒鳴るお年寄り
「このバッジがあるだろうが」
東京・永田町、衆議院第一議員会館。受付で、身なりのいい高齢者の怒声が響き渡った。
島本政男さん(78・仮名)は公設秘書を18年以上務めた者に贈られる徽章、
通称「元秘書バッジ」を指差しながら、「私は町長もしていたんだ」と大声で怒鳴っていた。
確かに、その徽章を示せば、議員会館の厳しいセキュリティチェックも素通りできる。だがそのとき、島本さんは息子の芳雄さん(45・仮名)を同行していた。
徽章のない芳雄さんは、入館に際して訪問先議員事務所の承諾が必要だった。
だが、島本さんは息子の存在を忘れ、怒鳴り散らした。
芳雄さんが慌てて耳打ちをすると、島本さんはバツの悪そうな表情を浮かべ、トイレに向かっていった。
65歳以上の「暴行」は49倍に激増
2016年版『犯罪白書』(法務省)。少年犯罪や外国人犯罪はピーク時の3分の1にまで減少していたが、65歳以上の高齢者の犯罪は突出して増加していた。
20年前の1995年と比べると、2015年、「殺人」が約2.5倍、「強盗」は約8倍、
「傷害」は約9倍という急激な増え方。
もっとも増加していたのは「暴行」で、これは約49倍にも増えていた。
私心
歳をとれば温和になるのかなと思えば逆なのですね。
此れも肉体の衰えと同様に、誰もが気が短くなる恐れが多いのでしょう。
若い頃、短気者だった私にとっては厳しい現実のデーター。
なんであれ毎日感謝する心を忘れずに・・・・・・仏壇に手を合わす今日この頃です。
私鉄やJRなど計33社局が2016年に発表した、鉄道係員に対する暴力行為についての
集計によれば、駅係員や乗務員などに暴力行為を働いた中で、もっとも多いのが60代以上で、23.8%だ。
2013年に私立大学病院医療安全推進連絡会議が発表した院内暴力の調査でも、同様の結果が明らかになっている。
私大病院の職員(医師、看護婦等)、約2万9000人に患者やその家族、見舞客などから「暴言」「暴力」「セクハラ」を受けた経験があるかと尋ねたところ、暴言については41.5%、セクハラは14.1%、暴力は14.8%の職員が「はい」と回答。いずれの項目でも相手(加害側)は50代、60代、70代が多く、なかでも暴力に限っていえば、
70代が24.2%ともっとも多かった。
取材を進めると、高齢者の暴言・暴力は身近な問題として多発しており、けっして珍しくないことがわかってきた。
問題は、こうしたトラブルは「疾患」でも「事件」でもないとして、社会的に重大視されていないことだ。
以下詳しくは
私心
余談ですが、母が昨年他界し、仏間に仏壇をそろえ、祖父母・父母の遺影を祭っています。
毎朝、手を合わせ心で「有難う」・…・それが日課となっています。
それでも生来短気な性格、
古希を迎えた今日、言動には意識して注意しなければついつい妻にきつくあたる自分が有ります。
残された時間、生き方が問われている己です。