忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

お釈迦さまが説かれた政治のやり方についての教え「七不衰退法」

2016-01-29 | 生き方を学ぶ

ブッダが生まれた古代インドには16大国と呼ばれる国々が割拠していました。殆どの国が王政である中でワッジー国・お釈迦さまが生まれた釈迦国とマッラ国の三つは議会制度で統治されていたそうです。

お釈迦さまがワッジー国の人々に説かれた政治のやり方についての教え「七不衰退法」と呼ばれるものがあったということを本で知りました。

① 頻繁な集会と情報共有

② 和合を持って議論する。 正しい議論のやり方があり、議員それぞれがデーターにもとづいて意見を述べあって、国民全体の幸福のために最終的にはこうすべきである、という共通の結論に達したなら、全会一致で賛成しなければならばならない。そういう合意プロセスを踏んで政治を行うべきです。

③ 伝統・憲法を尊ぶ。 自分の好き勝手に新しい法律を作ってはいけない。憲法を軽んじるなく、憲法に従った政治をしなければいけない。

④ 先輩を尊敬する。 人間は皆 先輩や目上の人のことが嫌いです。しかし最初から経験のある目上の長老を尊敬し彼らの意見に耳を傾けることが必要なのです。 

⑤ 女性を大切に。 男性優位の社会に見えても、結局、社会は女性に支配され管理されているということをお釈迦様はよくご存知でした。女性が穏やかに、幸せに安心して住める社会が繁栄するのです。女性に優しい社会は、平和で豊かな社会です。 

⑥ 信仰を大切に。 仏教は他宗教を裁いたり弾圧したりといったことを認めない。信仰の自由だけでなく統治する人々が特定の信仰をもっていたとしても気にせず国民と一緒にお祭りすべきだというのです。

⑦ 賢者に過ごしやすい世界。 真理を悟っている聖者たちの面倒をみる。

   宗教とは、主観的な人間の思い込みによって作られた信仰体系です。

  一方 お釈迦様の教えは客観的な事実(真理)を語るものです。信仰で人になにかを強要することはしません。従って「宗教の範囲」に属しないのです。(以上 テーラワーダ仏教 「自ら確かめる」ブッダの教え より抜粋)

お釈迦様が古代インドの政治家に語られた言葉ですが、現代にはちょっと合わない部分もあるかもしれないが 今の国会議員さん②や③はしっかり心に刻んで欲しいものです。それと ⑤ 女性を大切に。 女性や子供が大切にされる世の中ってやっぱり一番大事なことだと思いました。

コメント    この記事についてブログを書く
« 大間原発建設の真実 孤軍奮闘... | トップ | 世の中「清く、正しく」なん... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生き方を学ぶ」カテゴリの最新記事