都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

Roma 1 ローマ着・ピラミデ

1993-03-13 | イタリア 

1993 Europe日記
1993.3.13 Sat Roma

 07:50 車掌に起こされる。パスポートとユーレイルパスが返却される。

 08:28 ローマ・テルミニ(Roma Termini)駅着。

 09:30 ホテルを探して駅周辺を歩き回る。「地球の歩き方」に載っているホテルを2軒回るが、一つは閉まっていて、一つは感じが今ひとつだった。3軒目は愛想が良かったので決めかけたのだが、なぜか下の階の別のホテルに回されてしまった。どうやら上の階は満室だったらしい。上の階のホテルはPensione Everestという名で、下のはPensione Arzentina。ここらへんのホテルは一つの建物の中に階によって異なるホテルが同居していることが多いようで、ちょっと驚かされる。いくつも廻りたくないので、ここに決める。一泊60,000Lire、一人3,500円。3泊で一人90,000Lireずつ支払う。部屋はトリプルで、ダブルベッド+シングルベッド。なんだかだだっ広い。風呂、トイレは別だが、洗面はついていた。中庭が見える静かな部屋。

 10:00 街へ出る。朝から何も食べていない。駅前でサンドイッチ一つの朝食をとる。バスと地下鉄のフリーパスを買う。2,800Lire。バスルートマップを貰おうとしたら、足りなくなっちゃってありませんだと。うわぁい。それじゃ上手くバスを使えないじゃないのさ。

 10:30 なんだか早くも疲れてしまった。共和国広場でMcDonald'sを発見。またもや入ってしまう。慣れない国ではお世話になってしまうことが多い。

 11:00 JALのオフィスとOlympic Airlineのオフィスを発見。次のギリシャ行きと最後の帰国便のリコンファームをしたかったが、オフィスは土日でお休み。参っちゃうよね。電話をかけてみるが当然誰も出ず。後でいろいろ起こるのが嫌だったのと、当日、慌てなくてもすむように、下見も兼ねて空港のカウンターまで行ってみることにする。
 バルベリーニ(Barberini)から地下鉄A線に乗り、テルミニ(Termini)でB線に乗り換え、ピラミデ駅(Piramide)まで行き、近くのローマ・オスティエンセ駅(Roma Ostiense)へ。

 11:55 ここから20分間隔で出ているイタリア国鉄FSの空港線に乗り、フィウミチーノ空港(Aeroporto di Fiumicino)へ。列車は暖かく、日差しも春めいて、二人とも寝てしまう。地下鉄は混んでいたりして少し緊張するが、国鉄は空いていてゆっくりできる感じ。

 12:20 フィウミチーノ空港着。12:30 Olympic Airlineのカウンターで、リコンファーム。とりあえず良かった。JALの分はできなかったが、これはもう少し時間的余裕があるので、後日にする。

 12:55 空港からまたオスティエンセ駅へ戻る。

 13:20 ピラミデ駅で下車。ピラミデを見る。

ガイウス・ケスティウスのピラミッド - Wikipedia

 ローマにピラミッドもどきがあるとは知らなかった。しかも本場?のピラミッドより傾斜が急で、ちょっと奇妙な感じ。当時は、なんだろうなこれ、程度の感触しかなかった。

 後々20年以上経ってから、Wikiとかで調べてみたら、これは、古代ローマの執政官、法務官を務めたガイウス・ケスティウス・エプロという人の墓で、紀元前18年から12年の間に建造されたものなのだそうだ。本人の遺言で造られたらしいが、なぜ彼が古代エジプトのピラミッドに興味を持ち、自分の墓にしたかは不明だそうな。エジプトのピラミッドに比べると規模は小さいが、それでもこれだけの墓をわざわざ造ったとは。

サン・パオロ門 - Wikipedia 
ピラミデの近くに残されているローマ市のアウレリアヌス城壁とサン・パオロ門もついでに見る。この城壁と城門は、3世紀に築かれたもので、一時期は、ピラミデも城壁の一部として取り込まれていたのだという。

 まちなかに1000年以上前の遺跡がゴロゴロ転がっているようなのに軽くショックを受ける。もちろん文化財とかなのだろうが、驚くほど素っ気なく佇んでいる。わざわざ見学する人も少なく、傍らを自動車が普通に走り過ぎていくのは、日本人からするとやや奇妙な感触だ。

#街並み 海外  #モニュメント  #門・ゲート   #ローマ 
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ヨーロッパ旅行記 1993.2.28〜3.21
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