都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



 銀座、外濠通りに面して建っていたオフィスビル。

平和生命館(旧菊正ビル)
所在地:中央区銀座 3-2
建設年:1932(昭和7)
構造・階数:RC7階(8階を増築)
2006.7 解体開始
Photo 2001.6.24

 ビル本体は、アールデコ系デザインで、垂直線を強調したモダンなもの。当初は7階建てで、外壁の付け柱が屋上まで突き抜ける形だったそうだが、8階の増築により、垂直感はややそがれてしまっているという。竣工時の写真は手に入らなかったが、昭和初期の銀座では、7階建てで垂直方向を強調したアールデコデザインは斬新で印象的だったに違いない。

 今回、掲載にあたって、参考のために、いくつかの近代建築サイトをチェックした。

 ニッポン懐景録中央区銀座3丁目には、2005年の写真が掲載されている。

 また、街の風景平和生命館には、1999年と、2002年の写真が掲載されている。

 拙Blogの写真と合わせて、古い順に1999、2001、2002、2005の写真が見られるわけだが、たった6年の間なのに、あちこち様子が違っている。いやはや。

 1999年の写真では、コーナー部に「平和生命」のネオンサインが付いている。

 平和生命が、2000年4月にエトナヘイワ生命になったため、2001年6月の写真(写真↑)には、平和生命の文字はない。

 更に、エトナヘイワ生命は、2001年12月にマスミューチュアル生命になってしまい、転居してしまったとのこと。

 2002年以降の写真は、転出後のもののようだ。収入の足しにするためだろうか。大王製紙・エリエールの巨大な広告看板が屋上に付けられている。建物が8階建てなのに、3階分ぐらいに相当するバカでかい看板が付いたため、バランスが完全に崩れ、見る影もない状況になっていた。また外壁のリニューアルもされたようで、窓の上下の壁とコーナー部の縦のラインの色が茶色から緑に変わっている。使い続けるためにリニューアルしたんだろうに、数年したら解体なんて切ないなー。

 ちなみに2005年の写真では、広告塔のデザインがマイナーチェンジされている。

 2001年に撮影していたので、その後は撮らなかったのだが、こうして比較してみると、かなりいろいろ変化していたようだ。経年的な変化は、現場では気づかないことも多い。デジカメになって沢山写真を撮れるようになったので、やはり何度でも撮っておくべきなのだなと思った。

Tokyo Lost Architecture   #失われた建物 中央区


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )


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コメント
 
 
 
銀座らしい建物 (とおる。)
2006-12-21 22:44:48
これ、銀座らしさが凄いある建物だと思っていたのに、いつの間にやら取り壊されていてびっくり。

1階に入っているレストランも適度な高級感漂う雰囲気がよかったのに。
 
 
 
レストラン (asabata)
2006-12-25 15:55:37
そうか、1階はレストランだったんですか。
残念ながら入りそびれたままでした。
そういうところもちゃんとチェックしておけば良かったなあ。
外観が結構きれいだったから、まだまだ現役で残り続けるとばかり思っていたので、後回しになってました。
 
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