都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



 今頃になって解体途中の写真を出すのはどうかとも思ったが、とりあえず。

東京駅八重洲口・鉄道会館・大丸
所在地:千代田区丸の内1-9(丸の内側駅舎と番地は同じ)
建設年:1954(昭和29)・1968(昭和43)に増築
構造 :SRC?
階数 :1954年当初は6F、1968年に12F建てに増築
備考 :2009(平成21)解体
Photo 2002.07.27(マウスオフ)
Photo 2009.01.18(マウスオン)
写真にマウスをあてがうと、2009年の写真が表示されます。

 2002年に撮ったとき、カメラの調子が悪くて左側がピンぼけになってしまったので、そのうちに撮り直そうと思っていたのだが、呑気に構えていたらあっという間に解体が進んでしまった。そんなわけで写真は全体に足場が組まれてからのものだが、この新しい方の写真を撮ったのももう3年前のこと。

 南北に細長く、壁のようになる典型的駅ビル。外観はモダンだったが、商業施設というよりはオフィスのように見えるビルだった。八重洲側の壁面は全面が均一なサッシで覆われ、1F部分だけがピロティ状になっており、旧東京都庁とも若干似た、モダニズムオフィスのような姿。縦長のサッシが反復して壁面を細かく分節するが、全体としては窓が帯のように連なる。改めてよく見ると、プロポーションも割と良く、きれいだ。八重洲側の正面から見ると、道路の正面を塞ぐような姿であまり良い感じがしないが、斜め方向から遠近がかかった状態で眺めると結構格好良い。

 2009年の写真で、後方に隣接する超高層はグラントウキョウノースタワー、右端の街灯に重なっているのは日本橋三井タワー、画面左端のビル群は丸の内OAZO。

 10年前の写真で見ると、広い空間の中にほぼ単独で建っており存在感があるのだが、その後、南北に超高層ビルが建ったため、ビルの谷間で窮屈そうな状態になるという状況になってしまっていた。しかしその状態もわずかの間だけで、1、2年後には低層の駅舎が完成するという。

 新駅舎を低層の建物とすることで、丸の内側、八重洲側から空隙が帯のようにつながり、視線が抜けるようになる。また海側からの風の通り道にもなるということだ。駅が低層になるのは現代では珍しいことなので、面白い取り組みだとは思う。だが新駅舎のデザインは交通結節点としての機能が優先で、丸の内駅舎のような存在感は持たないような気がして、ちょっと残念だ。だからといって巨大な駅ビルが良いわけではなく、やはりまずは新駅舎に期待することになる。

 丸の内側の駅舎が完成に近づき、八重洲側も大屋根の建設が始まった。東北縦貫線がまだ建設中だが、長いあいだ工事が続いていた東京駅はもう少しで完成、ということになるのだろうか。1、2年後、八重洲側の駅舎も完成したら改めてここからの様子を撮ってみたい。

再開発で変わる東京風景
   > 八重洲から丸の内が見えるよ。(東京駅・鉄道会館ビル解体)
再開発で変わる東京風景 Ameba版
Tokyo Lost Architecture
#東京新旧写真比較 千代田区  #失われた建物 千代田区  #高層ビル  #鉄道


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