都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

中央広場

1992-10-05 | ロシア  

 正午、中央広場に行く。

中央広場からスヴェトランスカヤ大通り沿いの建物群

 広い。しかも雰囲気が明るく非常に良い。天気が良く、暖かい。ハバロフスクから来ると、日差しがまぶしい。歩いていればコートはいらないかもしれない。広場の前はスウェトランスカヤ大通りというウラジオ一の目抜き通りになっている。通りに面した建物が、一列に並んでいるのもなかなかの景色である。広場の真ん中には革命戦士の像がある。早速銅像の前で記念写真を撮る。

中央広場 革命戦士の像  Google Map
沿海州共産党本部ビル  Google Map

 広場の西側には沿海州の共産党本部ビルがある。ウラジオストク中心部の中でもひときわ高く目立つ白い建物だが、体制が替わり、今は空室も多いらしい。屋上にはソビエトの旗ではなく、ロシアの三色国旗がはためいていた。広場からの視界はかなり開けていて、丘の上の鉄塔が青空の中にすっと建っているのが印象的だった。

跨線橋・駅の向こう側は丘になっており、頂上にはロシアの三色旗のモニュメントがある。

 共産党建物の左手、広場の端から鉄道駅の方へは、跨線橋・歩道橋が長くつながっている。線路の上を長々とつながる姿はちょっと奇妙だ。

中央広場地下の屋内運動場

 広場地下の屋内運動場を訪ねる。冬の寒さが厳しい土地ではこのような施設が必要なのだろう。運動スペースとして50m程のトラックが造られているのだが、天井はかなり低い。僕らでもちょっと飛び上がれば天井に手が届いてしまう。走る以外には、射撃などにしか使えそうにない不思議なスペースだ。でもって現在このスペースがチェス倶楽部として使われている、というのがまたまた不思議なところだ。トラックの白線の脇に小さな机と椅子が4組ほどあるだけで、広々としたスペースには他に何にもないのだから本当に奇妙だ。またこのスペースを案内してくれた意図も、実はさっぱりわからなかった。でもそんなことはあまり考えないことにする。黴っぽいがなんだか面白い所だった。連れてこられなければ海外でこんなところに入り込まないだろう。

 12:40、バスに乗って寮に一度戻る。ちょっと休憩。
 13:30、朝と同じ食堂で昼食。F氏は熱っぽいので午後はお休み。

 14:30、寮を出る。みんなで外出する時は、いつも貸切バスが寮の玄関まで迎えに来てくれる。マイクロバスで幼稚園の遠足みたいに、揃って街へ出かけるという寸法である。危ないから勝手に外出しちゃいけません、ということらしい。ガイドがないと入れないところに行けるのは良いが、自由に時間を割り振って見ることができないのが残念だ。

1992年10月 ロシア日記・記事一覧

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