都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 




荒川区南千住8丁目
Photo 1997.6.19

 荒川区南千住8丁目。日比谷線の南千住駅から東に1kmほど行ったところ、隅田川が東から南へと大きく向きを変える場所に汐入の集落はあった。もともとは、川沿いの農業集落で、田圃のあぜ道から派生して集落内の道筋ができたため、迷路状の住宅地空間が広がる場所だった。JRや地下鉄からはやや遠く、公共交通手段は主にバス。西側には千住のJRの巨大な操車場があり、駅からダラダラと楽しく歩いていけるようなところではなかった。

 住宅都市整備公団によって、大きな再開発団地ができることになり、昔ながらの集落は全て消え去ることになった。1997年の時点では、南側半分は区画整理が終了し、13階建て程度の高層住宅がいくつか完成した状況だった。北側半分、川に近い部分はまだ買収や立ち退きが終了しておらず、虫食い状に予定地が広がる状況。原っぱの中にポツンポツンと、立ち退いていない家が建っていた。この頃、新聞などに何回か取り上げられ、注目されたりもしていた。ちなみに、工学院大学の研究室が、消滅以前の集落の住まい方・コミュニティの実態を調査している。

 その後、この場所には高層住宅が何棟も建設された。木造住宅が迷路のように建ち並ぶ街並みの面影はどこにもない。わずかに川の近くに神社が残るのみである。

2009.1.12記

 この記事は「Site Y.M. 建築・都市徘徊」内から移設しました。

#失われた建物 荒川区  #街並み 荒川区  #眺望  #高層ビル 


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