都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



東京新旧写真比較(2001/2009) No.36 新宿区西新宿

Photo 2005.5.19(朝日生命ビル解体の様子(ノーマル時))
Photo 2009.4.18(コクーンタワー完成後(マウスオン))
朝日生命ビル
所在地:新宿区西新宿1-7-3
構造・階数:SRC・9F?
2006 解体
モード学園コクーンタワー
2008末完成

 解体される前に撮りに行こうと思いながらぐずぐずしていたら、あっという間に足場が組まれてしまっていた。仕方がないので、写真は解体中の様子と現在の様子。

 コクーンタワーの完成後、同所を訪れたら、やはり全然違うことになっていた。
 モダニズム系のオフィスビルは今まであまり撮っていなかった。だが最近は、次第に解体事例が増えてきて、撮っておけば良かったと思うことが増えている。撮影対象がどんどん広がるのもどうかと思うが、写真に残しておきたいと思ってしまうのだからしょうがない。


 ところで、都市の風景の中で、球体を配するというのは、馴染みがあまりないせいかなかなか難しいことだと思う。お椀を伏せたような半球型の屋根はあるが、下半分の側もある球形は極めて少ない。思い浮かぶのは、湘南台文化センター(設計:長谷川逸子)の球体型ホールとか、フジテレビの球体展望室程度。
 球形は、建築物としては重力に沿った形でないためか、自然な感じにならない。極めて人工的で意図的、自己主張の強いデザインだ。だからだろうか、普通はあまり使われない。また、球体だと壁面も全て球面になってしまうため、結構使いづらいかもしれない。

 だが、コクーンタワーで、もし自分が別棟をデザインするとしたら、メインのあの超高層棟の脇にはどんな形を配するだろうか? 結局は傍らに球形を置きたくなるのではないだろうか。背の高い紡錘型の建物と球体。置物的なバランスとしては、そうしたくなる気持ちはなんとなく分かる。直方体や円筒、三角柱、三角錐ではなく、やっぱり球のような気がする。紡錘型のデザインが強いので、直方体では面白みがない。三角柱や三角錐だと、紡錘形の曲面的デザインと拮抗してややうるさい。曲面と調和しつつ、埋没しないのはやはり球かもしれない。

 とはいえ、それは模型の上での話。実物はやはり違う。遠くから単独で見るぶんには格好がいいけど、街並みの中にあると、やはりうるさい。直方体系の街並みの中で、球形はやはり異質だ。建築と都市景観の間にはいつもデザイナー的な自己主張と、街並みの調和という対立というか緊張関係が存在する。両者の共存共栄の道は無くはないはずだが、高次元にそれを達成している例はやはり少ない。
 フジテレビでも湘南台文化センターでも、球形は敢えて違和感を出すために扱われている。その意味では余計なお世話なんだろうけど、やはり街並み的には自己主張が強く目障りな気がする。

 繭と卵ってことか?。モスラが羽化しそうだな。

Tokyo Lost Architecture

#東京新旧写真比較 新宿区  #新しい建物 新宿区  #オフィス 
#高層ビル


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