都市徘徊blog
徒然まちあるき日記
 



Hikarie 11F スカイロビー
所在地:渋谷区渋谷2-21   Google Map
建設年:2012
構造:CFT造(Concrete Filled Steel Tube)
階数:34F・B4F
高さ:182.5m
Photo 2012.4.30(3枚の画像を合成)

 最上部ならともかく、超高層建物の中ほどに巨大なホールやロビー空間があるのは、今まであまりなかったことかもしれない。

Hikarieから銀座線と東横百貨店東館
所在地:渋谷区渋谷2-24   Google Map
東横百貨店東館
1934年(昭和9)完成、8F
東館は2013年3月末で営業終了の予定。
銀座線:1938年(昭和13)開業
Photo 2012.4.30

 銀座線と東横百貨店を上方から見る機会は今までなかったので、新鮮な感じ。

Hikarie 9Fから渋谷駅。左奥はセルリアンタワー
Photo 2012.4.30(3枚の画像を合成)

 東横線が副都心線と接続したら、現在のアーチ型のかまぼこ形屋根が連なる東横線ホームも使用終了となるらしい。渋谷駅周辺は今後もかなり様子が変わっていくのだろうな。こんどは昼間に見てみたい。



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本日は小ネタ

篠原学園(右)
所在地:千代田区神田神保町1-52
Photo 2011.10.9

 神保町交差点から水道橋へ向かう白山通り沿いの建物。左はいわゆる怪しいビデオ屋さん。では右は?というと、実はこれ、篠原学園という専門学校。

 ホームページを見ると、保育士・幼稚園教諭や、医療秘書・診療情報管理士というものを養成する学校らしい。もちろん学校法人。

 優しげでフレンドリーな感じを出そうとして、よかれと思ってピンク色を使ったり、ガラスドアに水玉模様の金属パネルを付けている。また、夜間でも目立つように明るい照明が2階部分の道路際に付けられている。玄関まわりはモダンなデザインになっていて、ベタな学校の広告や、校章などがあまり見あたらず、重々しくなく軽快な感じ。

 でも、あの〜その〜、なんていうのかな、建ってる場所がついてないというか・・・。誤解を与えるような結果になってしまってるよ〜な気がする。

白山通り夜景
Photo 2011.10.9

 建物上部のネオンもピンク。ピンクって使い方が難しい色だと思う。ちょっと別の「学園」に見えてしまったのは私が男だからでしょうか。考え過ぎなのかしらん。学校関係者の方、見てたらすみません。でもやっぱりこのデザインは損している気がする・・・。

保育士・医療事務になる東京の専門学校−篠原学園専門学校


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ヌーヴェル赤羽台 5号棟
所在地:北区赤羽台2-4
Photo 2011.6.25

 赤羽台団地は老朽化のため、徐々に建て替えが進んでいる。新しい建物群の名称はヌーヴェル赤羽台。ヌーヴェルはたぶんフランス語の「新しい」のことなんだろう。以前の建物は8階建て以下で5階建てが多かったが、新建物は12階建て程度で、一棟あたりの規模も大きい。団地に限らず民間のマンションも最近はかなり大きいことが多いので、そういうものなのかなぁと思う。以前はほとんどの住棟は東南向きに平行に建っていたが、新建物はL字型の住棟を組み合わせて中庭を取り囲むタイプになっている。

 一連の新建物のうち、一棟だけは各階通路の手摺が青と緑の透明パネルになっている。グループなどでここを訪れると、皆一様に「あれって、もう完成済みなの?」と口にする。まだ工事中で傷が付かないように保護シートが貼られているのだろうかと思ってしまうのだ。私自身、完成直後に訪れた時はあれっ?と思った。そしてその後、入居が進んだのに同じ状態なのを見て、ようやくあれが「完成型」なのだと確信した。

 アーティスティックなことはよく分からないので、建築デザインについての良否についてはコメントしない。住んでいるわけではないので、間取りとか使い勝手も分からないわけだし・・・。ただ、見る者が皆、未完成型なのかと勘違いしそうになる、という事実は指摘しても良いだろう。そういうデザインなのだ。そして多くの人が変な建物だねぇと言っているのも事実だ。

 さて、現段階で新棟は7棟だが、それらの大半はモノトーンかシルバー系。その中で、一つだけにグリーンとブルーの透明パネルが部分的に付いているわけで、変な建物だとは言われているが、ある意味、エリアの中でワンポイントのランドマークになっていると言えなくもない。一見するとちょっとビックリするデザインなのだが、何度か見ているとこういうのも"あり"なのかもしれないなぁと思えてくる。

Wikipedia > 赤羽台団地


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汐留の超高層ビル群と日比谷神社
所在地:港区東新橋2-1
Photo 2011.6.13

 日比谷神社の創建年代は不詳。もとは現在の日比谷公園内に鎮座していたといい、神社の名もそこから来ているらしいが、この神社はさまざまな事情で何度も移転している。

 まず、慶長年間に江戸城の拡張により芝口(現在の東新橋)に移された。そして明治期には東海道線の敷設により移転、更に関東大震災後の区画整理により1928年に新橋4丁目に移転している。その後は約80年にわたって新橋4丁目にあったのだが、境内が環状2号線の建設地に掛かっていたため、2009年に現在地に移された。

 移転後の現在の神社は、第一京浜と汐留シオサイト内からの環状2号線の交差点に面した場所にある(左端の環状2号線はまだ工事中)。また神社の背後には小さな道を挟んですぐの場所にJRの在来線や新幹線が通っている。目の前を多くの自動車が行き交い、背後にも高速で鉄道が通過し、そして更にその後方には汐留の超高層ビル群が聳える。社殿は建て替えられてきれいになったが、境内は小さく木もほとんどない。現在も地域の人々によって盛大にお祭が行われるそうで、由緒ある神社なのだが、こうしてみるとなんだかちょっとかわいそうに思えてくる。



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文京区役所25F展望室から東京スカイツリー
Photo 2010.9.11

 あちこちのブログなどに掲載されているので、今さら感はあるけど、やっぱり目立つ建物なので取り上げておきたくなる。

 「TOKYO SKY TREE」によれば、この時点で、448mだそうだ。

 あと200m近く伸びるなんてすごすぎる・・・。手前の他の建物と比べると巨大すぎて、違う縮尺でできてるんじゃないかとさえ思う。他の建物がミニチュアみたいに見えてしまう。第一展望台の部分だけで、12〜13階建てのビルひとつ分位あるんじゃないだろうか。とにかく高い、でかい。

 頂部に設置されている4つのクレーンも相当大きいはずなのだが、あまりに高い塔なので、これもおもちゃみたいに見えている。文京区役所の展望室は25階なので100m位の高さがある。しかもスカイツリーまでは5km程度離れている。それなのに明らかに見上げるような感じに見えている。

 展望室からは他の建物もたくさん見えているのだが、ひときわ目立つので、どうしてもスカイツリーばかりが気になってしまう。やっぱり今までこんな建物、見たことない・・・。



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 駅と八幡通りの間には1フロア程度の高低差があるため、代官山アドレスのプラザと駅の間には、ブリッジや階段が造られている。こちらは吊り構造と桁構造併用のようなブリッジで、らせん階段もついている。ワイヤーでわざわざ橋の下側に伸びた足を吊ったりしているが、かえって不安定に見える。余計なことをしている気がするのだが、なぜこういうデザインにしたのかは不明。


 こちらは、片持ち梁に近いちょっと大胆なデザインをしたブリッジ。ややごつくも見えるが、シンプルで力強くすっきりしている。


 歩道橋の上からは代官山駅の様子や、薄い建物も見下ろすことができる。東横線の鉄道が小さな谷を通り、丘を潜っていることがよく分かる景色。
所在地:渋谷区代官山町
Photo 2009.08.30



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 ベンチ兼用のアート作品。二人で腰掛けるにはやや小さい。座った時に、作品との関係性の中で絵になることが求められるような面がある。
 すりガラス部分には、地名の解説などいろいろな文章が書かれている。文章の効果のほどはわからないが、ガラスや照明がきれいで上品な印象。


 店舗のサイン。最近は3分割型が多い気がする。
 サインは機能とデザインが高度にバランスを取っていなければならないが、大きさや色、形、設置場所など、作るのにはノウハウがあって結構難しいんだろうなぁと思う。


 東側入口の階段。一帯は同潤会アパートがあったところで、当時も団地内にいくつかの階段があったが、再開発により昔の階段はなくなっている。

 階段両側のオブジェが目立つが、これは個人的にはいまいちだと思う。ほとんどの人はさして関心を向けていない。無いと寂しく感じるという人もいるかもしれないけれど、八幡通り側の巨大なひまわりのようなオブジェ同様、形がなんだか幼稚で周辺の街並みイメージと食い違っていてちぐはぐな気がする。
所在地:渋谷区代官山町
Photo 2009.08.30



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不忍池の畔で超高層建物が解体されている。

解体中のソフィテル東京(旧法華クラブ、ホテルCOSIMA)
台東区池之端2-1
SRC26F、110.2m
解体工事:2007.2〜2008.5
Photo 2007.6.18
2月から解体が始まったソフィテル東京の建物。1ヶ月ほど前に見たら、本格的な解体作業が始まっていて、建物全体に足場が組まれ、上部がシートで覆われていた。建物側面にはクレーンも立てられている。

既に内部の什器、建具等は取り払われたのだろう。遠くから見ただけではよく分からないが、窓のサッシもなくなっているようだった。建物の外側に足場を造り、外壁パネルを取り外し、躯体だけにして解体を進めるのだろうか。

しかしなんだか、かっこいい!!
中国の建設現場みたいにも見える。日本では超高層ビルの建設時に、外側全部に足場を組むことはあまりないので、ビル全体を覆った足場の景色は、見たことのない迫力を出している。ただ、日に日に背が高くなるんじゃなくて、小さくなっていくわけなので、この姿もしばらくすると見られなくなるのだろうな。
過去の関連記事
ソフィテル東京(2007.2.10)


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初日  


なぜか初日に行ってしまった。


(左)東京ミッドタウン西側から (右)プラザ

桜が咲いている階段の写真を撮りに六本木に行ったら、東京ミッドタウンへ沢山の人が向かっていた。わざわざ混雑するオープン初日に行かなくてもいいやと思っていたので、最初は入ってみるつもりは全然なかった。だが、歩いていたら近づいてしまったので、ついでにちょっとだけ冷やかしてみることに。
なんでもいいけど、おおきいなあ、やっぱり。


ビッグ・キャノピー

ビッグ・キャノピーと名付けられた大屋根もなかなか魅力的な空間。同様の空間はあちこちにあるが、ここの柱は樹木のように枝分かれしながら屋根を支えていて格好いい。でもその上の屋根部分のフレームは、ちょっとグチャグチャしていて、ややスッキリしない感じ。


(左)ガレリア内の吹き抜け (右)檜町公園の桜

意匠デザインとかインテリアデザインの専門家じゃないので、細かいところは分からないが、内観も外観も全体に比較的上品な印象。
素人の一見の比較だが、六本木ヒルズと東京ミッドタウンを較べてみると、前者はどちらかというと攻めの形で大胆な造形で、ちょっと濃いというかバタくさい気がする。これに対して後者は、繊細であっさりしている。
六本木ヒルズは、外観がメタリックで、鎧兜をモチーフにしたとも言われる。平面形も楕円形で、超高層ビルとしてなかなか斬新な形をしていて、ややアクが強く、建設当初は目を惹いた。だがよく見ると、意外に大雑把なデザインだなと思われるところも。
一方、東京ミッドタウンの建物群は、それほど斬新で新しい形をしているようには見えない。流行のルーバーを用いていたりはするのだが、どちらかというとシンプルで、瀟洒なガラス張りの四角い建物。ビッグキャノピーのデザインは比較的大胆だが、他の部分は手堅い。高さは東京一だそうだが、さほど個性的な形ではないので、普通の人では他の建物と見分けがつかないのではないかと思う。でも細かいところのデザインの一つ一つが洗練されていて上品な感じ。
ただ、高層棟上部のホテル部分のガラスが、斜めになってたり、波打っているようなのだが、施工ミスかと思ってしまうほど、小さなデザインで、あれは意味があるのだろうか? 正直言って、繊細すぎて印象が弱い。
どちらのデザインが好みかは人によって分かれると思う。乱暴な言い方をすれば、六本木ヒルズは男性的でステーキ味、東京ミッドタウンは女性的で和食、かな?

さて、見た目のデザイン以外の面で、気がついたことは、全体のプランニングの分かり易さについて。
東京ミッドタウンの全体レイアウトは、六本木ヒルズに較べると、かなりシンプルだ。外苑東通りを基準にして、これに直行ないしは平行するかたちで建物群が建てられている。わざと少し斜めに向けられているものもあるが、全体としては直行座標系の中に収まっている。芸がないと言えばそうなのだが、初めて来た人にも分かり易い。メインの超高層タワーを中心にして、通り側と公園側、六本木寄りと乃木坂寄り、というように、建物内に居てもおよその方向、位置感覚が知覚できる。
立体的な構造もシンプルだ。メインになるのは、地下鉄から繋がるB1F、通り沿いの1Fのみ。若干の地形的高低差があるので、B1は公園側で地上階になり、1Fは空中デッキとなるが、せいぜいその程度で分かりにくくはない。
10分も滞在すれば、全体の様子が把握できてしまうので、最初は、なぁんだ、こんなもんかとちょっとつまらなく思った。だが、分かりにくくて右往左往するよりは全然マシだなと、この後で、六本木ヒルズに行ってから思い直した。

六本木ヒルズの場合、やや深い谷があった場所を含んでいるので、立体的なフロア構成になっていて、実際かなり分かりにくい。また地形的な制約もあったのか、レイアウトも妙に複雑だ。そして楕円形のメインタワーの周囲にリング状に店舗が並んでいる。知人の多くも、何度行っても迷うと言っており、方向感覚や現在位置がかなり知覚しにくいプランである気がする。
プランナーは、迷路性が回遊性を生むなどと言っていたりするのだが、分かりにくさが嫌悪感に繋がると、リピーターは増えない。私は個人的には、六本木ヒルズの低層部プランは、成功とは言い難いのではないかと思っている。
もちろん、地元でしばしばここを使っている人は、慣れてしまっているので恐らくなんとも思わないだろう。関係者のための街ならそれでよい。だが、初めての人を含め、多くの人を外から呼び込もうとするには不利な形だと思う。

先ほど地形的に複雑と書いたが、森ビルが手がけるヒルズの多くは、もともとは多くの住宅が密集する場所であることが多い。三井不動産が手がけた東京ミッドタウンは、一括して払い下げを受けた広大な土地で、昔から武家地などとして一体的だった場所。これに対して、六本木ヒルズやアークヒルズは、谷地を含み、小さな住宅が沢山集まっていた場所で、もともとは大型の再開発がしにくく、敬遠されていた場所である。森ビルは、三菱や三井のような昔から事業を行ってきた会社ではなく、後発だったため、敢えて他が手を付けない場所で開発を進めたとしばしば言われる。そのような経緯が、立地、更にはプランニングやデザイニングにもそれなりの影響を与えているのかもしれない。
六本木ヒルズは、建設の際に一つの谷を半分ぐらい埋め、そこに人工地盤を何層も架けている。アークヒルズも谷から丘にかけて人工地盤を造って造られた街だ。地形的な複雑さを逆手にとって、他にはない立体的な空間作りをしたいという意欲が、プランニングに現れ、面白い遊歩空間ができているのだが、初めて来た人には複雑すぎて分かりにくい。デザインの味がちょっと濃いのも、他にはない個性を求め、差別化を図った結果なのかも知れない。

ミッドタウンは単純なので、迷って遊び歩きたい人にとってはつまらないかも知れないし、一度来れば様子が分かってしまうので、飽きてしまうかも知れない。でもそれは空間に関してであって、コンテンツが魅力的ならば、人々は何度でも来てくれる。何度も訪れる空間には、妙な空間の複雑さは無用だと示している気もする。デザインが繊細であっさりしている気がするのも、無用な主張をしたくないのかなと思った。殊更に目を惹くデザインをせずとも、上品な感じがすればそれで良し、という感じ。
そのように考えてみると、なんだか、二つとも会社の考え方が現れてるのかもしれないなぁと、素人ながら思ったのでした。
Photo 2007.3.30


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行ったからには、ちゃちゃっと写真も撮った。


でもあまりにたくさんの人が写真を撮っていたので、なんだか恥ずかしくなってしまった。一眼レフで一生懸命撮っていた人もいたけど、こんなに人が多い日に撮っても「作品」は撮れまい。ケータイでパシャパシャ記念写真を撮ってる人もたくさんいた。ある程度の写真好きとしては、みんなと同じ写真はできるだけ撮りたくない。同じ写真を撮って何が面白いのかと思う。が、そうそう来る機会もないだろうから、やっぱり犬の小便(マーキングと言った方が良いですね)のように、足跡を残すように撮る。撮りたい場所が重なって、順番に交代することになったりすると恥ずかしい。表参道ヒルズに行ったときも、三角形の吹き抜けの角で同じ現象が起こっていた。そう言いながらやっぱり、みんなと同じ写真、撮っちゃったよ。


アトリウムに作られたレストランは空中レストランみたいで、ちょっと気持ちよさそうだった。こういう空間構成を作り出す技量はやはりすごい。映画なんかで使えそうな空間のデザインだ。長蛇の列だったけど。
展示スペースは、自由に使える3つの長方形になっている。多目的の展示に対応するためか意外なほど素っ気ない。だがそれも収蔵品や常設展示を持たない美術館らしく、好感が持てる。


国立新美術館は、フラクタル理論を用いたという、グネグネしたルーバー壁面を持つアトリウムがとても印象的。ところが、側面に回るとこれが単なる箱なんだということに気づく。そう、ホントに倉庫みたいな感じ。でもこれは非常に潔いなぁと思った。機能、サービス動線側は、あくまで合理的に、シンプルに。正面から見ると新しい形で、斬新さを売りにしてるように見えてしまうが、機能を支える思想は正しくモダニズム的。あまり人が見ることのない側の外観は省略・節約して、皆が訪れる正面側のデザインに注力した感じ。
また、広々とした敷地に建ち、建物の軒高が高くないので、六本木の喧噪からちょっと離れて、静かな中に佇む感じになっている。正面ファサードの主張は強く、やはり「建築作品」なのだが、街並みを乱すことにはなっていない。江戸東京博物館が、下町にそびえる巨大ロボットみたいなことになっているのとは、かなり様相が異なる。


曲面に沿って、柱と水平ルーバーがあちこちを向いているので、光の入り方がいろいろにコントロールされる。季節や時刻、天気などによって、明るさや直接光の入り具合が変わるのは面白い。
「こんなガラス張りの場所造って、夏になったら温室みたいになって大変よ、冷房代いくら掛かるのかしら?」などと、おばちゃん達がしたり顔でケチを付けていた。でもそう言いながら、しっかりレストランでお食事するんだろうな。
もちろん私も心配だけど、ここは天井があるし、ルーバーでかなり遮ってるので、全面ガラスの古い建物よりはかなりマシなんじゃないかと思うぞ。最近は全面ガラスでも二重だったり、熱線反射だったりして、熱効率の良い建物が増えてるから、ガラス張りだからと言って一概にダメとは言えない。こんなに大規模な建物と、家庭用冷暖房を比較するのがそもそもナンセンスだし・・・。
Photo 2007.2.11

一応、建築学科出身なんだけど、最近は細かいところに目が行かないので、ディテールは他のサイトへどうぞ。例えば、秋葉OLさん。私なんかより遙かに良く観察しておられて正直言って驚かされる。なぜにそこまで・・・。
新美術館の箱
「本気か!」★紀章展と新美術館


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