駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

事前に予想を告げる

2017年03月08日 | 診療

               

 そう簡単には暖かくならないというわけか、今朝は寒かった。北国では雪の所も多いようだ、又かと暖房に火を入れられておられるだろう。

 インフルエンザが下火になってきた。今はインフルエンザの診断は診断キットでするのが世間の常識になってきており、患者も医者もキットの判定を見つめるようになっている。どうしてそうなったかというとキットの診断率の向上と判定が誰にも分かり易いからだと思われる。

 診察でするインフルエンザの診断率は新米とベテランで当然差があるのだが、雲泥の差ではなく時には新米の方が正しいこともある。希には素人の方が正しいことさえある。そうしたわけでイージーと言えばイージーなのだが、碌に診察せず熱が出た、ではインフルエンザの検査ということも起きているようだ。

 私もインフルエンザの検査をするのだが、必ず、間違いなくたぶん恐らくひょっとしたら念のためと事前に判断を伝えるようにしている。勿論、外れることはあるが七八割は当たる。希ではあるがプロとしてキットが陰性でも状況証拠からインフルエンザと診断することもある。病歴と診察所見がインフルエンザに一致していて他の疾患が否定的であれば、九分九厘間違いないと判断している。

 事後というか予後を説明するのは医者の必須の仕事と考えて実行しているが、事前に予想する確率を言う必要はないかもしれない。まあ趣味と言われようが信念として手の内を見せるようにしている。患者さんがどう思われているかは知らないが、外れても信頼が失われる感じはしていない。尤も、初診の患者さんがどう思われるかは分からない。

 世の中にはイギリス人ほどではないが賭け事の好きなおっさんが居て、私もそう思うと掛けたそうな患者もいて楽しい??。

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