駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

蜜柑が黄色くなっても、青くならない

2016年11月08日 | 診療

    

 漸く少し忙しくなってきた。例年より2週間くらい遅い。やはり本格的に寒くなり、それが一週間くらい続かないと風邪引きは増えないようだ。

 患者数が増えるといっても一二割なのだが、それでも忙しく感じる。要するにそれほど大きな余裕を持って仕事をしている訳ではないのだ。三割増えると非常に忙しい。五割増しは限界で、二三日なら何とかこなせるが一週間続くと入場制限が出て来る。入場制限といっても大体は自然発生的なもので、待合室の立ち待ち患者の群れを見て、入り口でお帰りになる。尤も、そうしたことは十年に一回あるかないかだ。

 一二割の増加は多少懐も暖まり問題なくありがたいくらいなのだが、三割増しになるとミスが出やすくなるので、とても神経を使い疲れるので勘弁して欲しくなる。そうはいってもサービス業でしかも医業なので、患者さんを選ぶことはできない。繁忙期は収まるまで余暇を全て休息に当ててひたすら凌ぐほかはない。

 それでも今は夜間急病センター当番病院があり、三十年前に比べればうんと楽だ。真夜中に起こされるのは数ヶ月に一度ご臨終の時だけで、父の時代に比べれば雲泥の違いと言っても良いだろう。

 まあ、仕事によって季節毎の忙しさは違い、夏に忙しい仕事や季節はあまり関係ないという仕事まで色々のようだ。これから三月初めまで、内科医は忙しい季節になる。五六年前までは忙しいとやる気が出て頑張れたものだが、今年は寒さの中急峻な峠を越さなければならないかと、先を見て少々うんざりしている。

 クリントンは一つ年下、トランプは同い年、ようやるなあ、政治家とか芸能人は普通人とできが違う、元気という病気なのではと思ったりする。

 私は普通人なので、もうそう長くは働けんなあと色々考えている。少なくとも、仕事量を減らす必要を感じ始めている。

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 毒食わば皿まで | トップ | アンチとアクセプト »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。