駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

政治にも説明と同意を

2016年10月20日 | 町医者診言

           

 少子高齢化と言われはじめて久しい。その影響は色々なところに現れてきているのだろうが、第一線で診療に当たっている私は高齢者の医療と養護状況でそれを目の当たりにしている。様々な対策が打たれているはずだが、医療費は嵩み介護現場の環境改善は遅々としている。恐らく放置していたら、現況は守れて居らず、雪だるま式に医療費は増加し、介護現場は荒廃していた可能性が高く、漸増と僅かな改善に、政府行政の努力がそれなりに現れているのだろうとは思う。

 ことが起きてからという行政の後手対応と、財布の中身と相談しながら予算を組む政府としては、ぎりぎりのところかも知れない。しかし先手を打ち予防することが、効率的なことは確かで、国民の理解を得られる分析説明をして何とか先手を打つ必要があると思う。(中で珍しくと言っては失礼だが高齢者虐待防止法は比較的早期に成立し、ある程度効果を上げている。まだまだ十分には生かされておらず、医師も協力してもっと有効にこの法律を活用する必要はあるが)。

 民主主義と資本主義がどう絡むのかよく分からないが、政府には分かり易く予想される五年、十年、二十年後の状況を説明し、打てる手を示す義務があると思う。各党もスポンサーになって自党の政策を具体的に分かりやすく国民に知らせる番組を放送したら良いと思う。

 医療では情報開示が進み、希望があればカルテを開示し癌も告知し予後を解説するようになっている。それによって治療もやりやすくなり、患者さんも自分の命の主人公になれるようになっている。勿論、個人差があるので良いことずくめではないが、前に進んでいる。

 政治にも説明と同意を求めたい。手の内を隠して票を稼ぎ、票を得ると違うところに重点を移すようなやり方を拒否する智慧を持たないと間違いが起きる。誰もが智慧を持っている、ただ身近に感じないと智慧を働かせない人が多いと診断している。

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