2014年5月19日に東京大学に行った時に撮影した1枚。この時は弥生キャンパスのフォリーという日記を書きました。
その時に門に近い林の奥にあるこの建物も大変気になって何枚も写真を撮ったのですが、結局お蔵入りしていました。面白いんだけど外見だけではインパクトに欠ける。
半年後の今週、夕方に久しぶりに弥生キャンパスに入って見ましたら、なんと中に明かりがついて何やらやっている。
ホールにパネルをたくさん立ててゼミの研究発表会のようなことが行われているようでした。左手にある扉も大きく開かれている。これは中に入れるのではないか?
入って来ました。こういう時、教授っぽい私の風貌は怪しまれないので便利です。まあそれはそれとしてどうでしょう、この美しい曲面。
この建物には柱がありません。ガラスの開口部を三角形に形作っているフレームがありますが、これはあくまでも壁から屋根に繋がる曲面を支える物で真の構造ではありません。
建物自体はあくまでも連結された曲面が担っています。
これはHPシェル(双曲線外殻構造)というもので「双曲放物線面をもつ殻構造となっており、壁面が柱の役目も兼ねる」んだそうです。ふむふむ。
この建物はそれを全部集成木材で作っているのがすごいみたい。これにくっついている隣の棟には「木質構造学研究室」って表札がありました。
HPシェルの作例で検索して出てきたのが目白のカテドラル大聖堂。あー、確かに。それから代々木第一体育館。あー、でもあれは吊り屋根だから構造ではないね。
佐世保にあるという弓張岳展望台。(↓)
おーすごい。そうそう。これを繋げたのが弥生講堂アネックスということか。
そういえば、この時講堂の中に展示されていたパネルですけど、全部英語で書かれていました。発表している人も周りで聞いてる人もだいたい日本人中心なのに
やっぱり今時日本語で論文書いてちゃダメなんでしょうね。がんばれ東大。
集成材で出来ているところも気に入りました。
論文は世界共通用語じゃないと通用しないと言うことですか。
次元がち違います。
工事中の記録がありました。
http://mirai-wood-archi.at.webry.info/200911/article_7.html
なるほどー。
英語教育も低年齢化してきて、これから若い人は英語で話すのも
普通になるのかな。
あせるぜ。