☆フェアリーベルの暖輪室☆・・・♪京都風日和♪

時空のキラメキのなかで、感性を研ぎ澄ませ、
吹く風のままに・・・ちょっと不思議な話も・・・ 

魔法の時間・・・展覧会が終わった!

2017-11-26 15:44:55 | アートライフ…展覧会

 
  日に日に紅葉の色が鮮やかになり秋が深まっていく
  高瀬川沿いの桜紅葉はもう終わりに近づいている
  京都の秋の家人の展覧会
  20年以上ほぼ2年に一度のペースで開催している木屋町三条のギャラリー
  行きかう人は今年は特に欧米を中心とした外国人が目立つ
  
  今回は春に開いてもらった家人の作品約20年間の個人蔵のコレクションを
  一同に並べたコレクション展(油彩を中心に奏墨、アクリル、スケッチ)
  …ワンコインの入場料を頂き、初試みの墨のライブペインティング等
  なかなかの評判をもらった…での「以前の作品も見たい」等の要望を受けて
  今回は新作の油彩を中心にしながらも美術館仕様のアクリル画の大作3点
  新聞に墨
の裸婦群像の大作や風神雷神の油彩の大きな作品等、以前の作品も展示し
  少し回顧展風の作品展となった
  
    それに加え、期間中に山下洋輔ニューヨークトリオのコンサートがすぐ近くの
  ライブスポットRであるというので、メンバーにも「見てもらえたらいいね」という
  オーナーさんの話から「たしか2008年Rでのライブ中にメンバーをスケッチした
  のが確かあったはず」…とちょっと面白い話も進み、
  手元にあった紙の裏に鉛筆でライブ中にスケッチしたものが見つかったので
  簡単に額装(もちろんオリジナルの手作り額
)して墨の裸婦群像の隣に展示した 

    今回のテーマは「悠・融」
  それぞれの作品が呼応しあい融合し合っていいエネルギー空間を創ること
  来ていただいた方を巻き込みよい形で融けあってうねりを生むこと
  エネルギーが浄化され深まり広がっていくこと…壮大な願いをこめて
 
   1昨年は何故か美術館状態が続いた展覧会で十分ご覧頂けないのが心残りだったが
   今秋は落ち着いたゆったり感が漂う中で進んでいった
   しかし来て頂く方が集まって大入り満員となった日や日暮れ時からそうなった日と
   か集中型で何か不思議な感じ
   来ていただいた方々にはじっくりゆっくり見て頂けた感じで
   たとえ満員のなかでもたっぷり時間をかけてご覧頂く方が多かった

 
   青い街角3部作や青から緑や黄色に変化した新作の油彩は特に話題を誘い
   何故か深い物語性を感じて貰えたよう
   「魔法の時間」はマジックアワーからつけた題なんだけれど、それぞれが自分の
   物語を引き寄せて見てもらってる感じがした

      ライブ中のスケッチもこ んな形で見てもらう機会もないので
  評判良く予想以上に喜んで
もらえた

  今回も遠方からお見え頂いた方々も多くじっくり楽しんでもらえて
  よい時間を過ごすことができた

  ハイライトはやはりRのオーナーさんと一緒に山下洋輔ニューヨークトリオの
  皆さんが来てくれて一枚一枚の絵をじっくりとご覧いただいたこと
  スケッチを見て喜んでもらったことだ
      3人ともなかなかの紳士ぶりでとってもいい感じ…
  9年前、人柄も演奏も何かがぬけた感じで穏やかに柔らかくとても良い
  スピリット を感じたのを覚えている(それで家人も急にスケッチしたくなった
  のだろう)9年たってその感じがより進んだ感じがした
  
  特にベースのセシル・マクビー氏は絵が好きな様子で会場を見て回り
    とっても楽しんでくれているのが伝わってきた
     
  ライブは期間中ゆえ残念ながら行けなかったが、せめて最新のアルバムだけでも
  …と家人があくる日Rを訪ねたら楽屋へ呼んでもらい
  洋輔氏が「セシルがさかんにグレートアーティストだ!と言ってたよ」と
  言ってくれたらしい

  彼らが帰ったすぐあと、銀座展以来の友人が思いもかけず東京から来てくれた
  その話をすると、とてもびっくりして、彼女のお父さんが若い頃の洋輔氏を
  とても可愛がっていて自宅に良く遊びに来ていたらしい。もちろん彼女も
  よく知っていると言う。何ともの話のおまけがついた。

  洋輔氏も「お世話になったのですよ!もちろん彼女のこともよく覚えています。
  もし連絡がつくのならよろしく伝えてください!」「こんな風に不思議な縁が
  繋がるのがとっても面白いんだよね!」と話していたらしい。
  我々が言いたいこととばっちり同じだった…

  京の秋色が毎年より一足先に訪れた日々
  いい展覧会になった…感謝! 



                   

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歌うがごとき散紅葉たち・・・わが秋のうた2017

2017-11-04 15:30:01 | 風歌

秋の気配が少し沁みた9月初め
そして台風と雨、雨、雨…

この月らしからぬ寒さの10月
やっと澄み渡る秋空に栗名月芋名月が煌めく11月に…

秋なのに秋の歌がなかなかできなかった…
残りの秋がどうか秋らしく心地よい風が吹きますように

   
   わが秋のうた 


そこかしこ赤点々と曼珠沙華緑の中で季節を歌う


 9月、今年はいつもより彼岸花の赤が一段と目立って
鮮やかにたくさん咲いているように感じた
畦道、川岸、道端…群生も多く白い玉すだれと
対を成してともに咲いている光景もよく見かけた

     
公園の石段ちょんと腰かけて何を語るや幼子ふたり


何を話しているのだろう、真剣な顔つきで…
茜雲と夕暮れの気配と幼い子どもたちのしぐさは

何だかとても良く似合う…
       
 

雲海の彼方に望む甲斐駒を描きし夫(つま)は「悠々」と名づく


もうすぐ始まる家人の京都の展覧会のメイン作品「悠々」!
今年春訪れた蓼科で残雪の甲斐駒と仙丈ケ岳等を

スケッチしたものの作品化(油彩画)
展覧会楽しみです!


     
女神湖に霧は流れて浮かび来る歌うがごとき散紅葉たち

       

秋旅も雨模様、全山紅葉もほのかに感じるだけというのも
残念だけど仕方がない
雨上がりの柔らかく霧が流れるなか
幻想的に浮かび上がる錦の山肌や
びっくりするほど美しい散紅葉の艶やかさに心が動く…

           

光射す久方ぶりの秋空に深呼吸してシーツ干す朝

光のありがたさを!晴れた日の喜びを!
強く感じさせてくれた日々…
気持ちよく洗濯できるって
それだけで嬉しい!
       


     

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