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長谷川穂積がTKO勝ちで3階級制覇!

2016年09月17日 | ボクシング
悲願の世界王座復帰。日本人最年長王者となった。

9月16日 エディオンアリーナ大阪
プロボクシング
「WBC世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」
長谷川穂積(真正) 9回TKO 王者ウーゴ・ルイス(メキシコ)

兵庫県生まれで地元ジム所属の長谷川からするとホームの試合。
OPBF王座奪取試合を当時CSで見て「守りの上手い選手だなぁ」と
感激した身からすると「日本人最年長王者(35歳275日)」なんて
不思議な気持ちがする・・・。

今回の試合、リングに上がったウーゴ・ルイスの体型が2011年に
Feタイトル戦で長谷川を倒したジョニー・ゴンザレスに似ているから
ゾッとしたものだが。

※しかも試合直前で「大柄な相手の方が入っていけるからやり易い」
 とか長谷川が言い出すから、ますます不安になったものです。
 まぁ、カウンター打っても前に出てきて倒されてしまったIBFのS
 バンタム王者キコ・マルチネスの方が嫌だったのかも知れませんが。

長谷川はルイスの攻撃にも出入りで対応し、ダウンを貰うことは無かった。

長谷川vsルイスは深夜に放送され、フルで見る事が出来たが、やはり
スリリングな試合でしたよ。



この試合、初回から強打を振ってくるかと思われたルイスだが、意外と
慎重に様子を見てくる。
※長谷川の実績に敬意を表してきたのか・・・

サウスポー長谷川は前に出ている右手を細かく動かして、王者の
リード・パンチをストップ。
ジャブを伸ばし切れないルイスはストレスを感じただろう。

長谷川は左を上下に散らし、好調を匂わせる。
左アッパーをボディに突き上げたところ、打ちに出てきたルイスの顔に
頭が当たり、王者は鼻から流血。
ルール上、長谷川に減点が課せられたがペースとしては上々の出足だ。

ただし、前半4R終了時の公式採点は2-1で王者。
ルイスの強打も評価されていた。
※第3R残り1分6秒で貰った右とか一瞬効いてるように見えるもんな

ロープ際から回り込む長谷川にルイスの追い打ちの右がヒットする
シーンもあったが、これなどルイス側の長谷川研究が窺えた。

長谷川も、ここ数戦の「強敵対戦」の効果はあったと思う。
※マルチネスに敗れた後の再起戦は上り調子の好選手との2連戦。
 オラシオ・ガルシア(メキシコ)は29勝(21KO)でスーパーバンタム
 級の世界11位。
 続くカルロス・ルイス戦、相手はWBOスーパーフェザー級(!)5位の
 これまたメキシカン。
 結果的にには「危険な強打のメキシカン」「大柄なメキシカン」との
 息も抜けない試合という、シュミレーションは勘に頼りがちだった
 防御にバリエーションを与えたと思う。
 カバリング、ボディワークも細やかになったように感じた。

第7Rには長谷川が左まぶた上をカット。
これは王者のパンチによるものとされたが、インターバルのスロー
再生でバッティングと訂正。ルイス1点減点となった。
進歩したねぇ。

リング中央で放たれる王者の立体攻撃。
※ジャブを真っ直ぐ放ち、フックを横・斜め下から、アッパーを下から
 強打する恐ろしいパンチ。

特に左アッパーは怖かったが、長谷川は動き先を絞られないよう右に
左にダックして的を絞らせない工夫を施してるように見えた。

長谷川は左を顔面・ボディーに打ち分け、顔面も横と真ん中と狙って
いった。
打ち抜く程には届かなかったが左ストレートは堅実にヒット。
ルイスの鼻血が止まらない。
※今回は相手が長身だけに左アッパーは封印した感じかな。

気になるのがマットの広告プリント。
これが滑って両選手とも足を取られるシーンがあった。
昔の世界戦でレフェリーがセコンドから借りたタオルでキャンバスを
拭くシーンがあったが、そういう事があっても良かったのでは?
※スポンサー的にも好ましくないでしょう

第8R終了時の採点は2人が長谷川を支持。
第9Rは長谷川が左ストレートを伸ばす。採点も逆転し、判定勝ちも
狙えると期待が膨らんだところでルイスの左アッパーがヒット!
長谷川がタタラを踏んでロープに下がる!効いた!

クリンチする長谷川を突き放して連打を仕掛ける王者。
懸命に躱す挑戦者。

再びロープに詰めた王者が左右を連打。
打ち返す長谷川だが、これは「絶対にやっちゃいけない展開」。
強打されて沈んでしまうのかと思ったが、王者の連打が左右フックの
単調な交互振りゆえ、頭を振りながら反撃する長谷川はモロには食わない。
逆に長谷川がパンチをヒットさせ、ルイスが後退!
※ルイスがアッパーや左のダブルを混じえてたら危なかった!

体勢を立て直した長谷川は左ストレートをヒット。
左アッパーも相手の鼻を掠める。

大歓声のなか、第9Rが終了。
さぁ、大詰めだ。相手はもう一度攻めてくるか?
長谷川が9R終盤の流れで押し切るか?

期待の中、第10Rのゴングが鳴った。
長谷川は立ち上がっている。

だがルイスは立ってこない。
傷のケアでセコンド・アウトが遅れてるのか?
しかし王者は首を振っている!

レフェリーが長谷川の手を上げた!!
ルイスが棄権したのだ!!

長谷川が勝った!凄い歓声だ!
すぐに敗者コーナーに駆け寄る長谷川、さすが苦労人だ・・・。

おそらく初回のバッティングで痛めたのだろう。ルイスの鼻からは
出血が続いていた。
※これが棄権の理由だろうな。

勝者インタビューでも「チャンスを与えてくれた」ルイスに感謝し、
拍手を促した長谷川。
試合中でも頭が当たれば、詫びのグラブを差し出していたし、お互い
足が滑って試合が寸断されても挨拶のグラブを出していた。

そういう意味ではクリーンな試合だった。
※頭が当たったのは両者攻めて行ったトコロだし、プロの試合では
 仕方ない面もある。

長谷川は3階級制覇を達成。
日本人による3階級制覇は亀田興毅、井岡一翔、八重樫東に続いて
4人目だが、個人的には、バンタムで長らく王座を防衛した長谷川が
最も偉業に相応しいと思う。

子供をリングに上げ、長男・大翔くんに抱えられてVサインを作った
長谷川穂積。

なにより世界王座に三度君臨した事、それを祝福したい。
長谷川チャンプ、本当におめでとう!

・・・なお
TVはG+にてフルの放送あり。

9/22(木)19:00~ 「ワールドプレミアムボクシング24完全版」
W世界戦+アンダーカードの完全版放送。
・山中慎介 11度目の防衛戦
・長谷川穂積 3階級制覇へ挑戦

衛星またはケーブルTVの契約が必要だが、見れなかった方は
どうぞ!
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