Art & Life in Toronto

カナダ・トロントに住んで出会ったアートを紹介します

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ケベック美術館(その3ケベックの工芸とデザイン編)

2016年09月18日 14時09分17秒 | カナダの芸術
イヌイット美術の展示室の隣には、現代工芸とデザインの、カラフルで楽しい展示室がある。
工芸は、主に陶芸とガラス。陶芸では、日本でも見る機会のあるデリール・ロゼリンの作品があった。ケベック州出身だったとは、意識していなかった。


陶芸作品


真ん中あたりに立っているのがデリール・ロゼリン作品

ガラス作品にも、色や形、表面の表情に惹かれるものが多い。




水の枕に人形の写真?ロマンチックなガラス作品

多くはプロダクト・デザインとグラフィック・デザイン。展示解説では、ヨーロッパで学んだデザイナーたちがケベックに戻ってケベック・デザインを牽引したこと、1967年のモントリオール万博と1976年のモントリオール・オリンピックが、建築、都市計画、交通、サインなど様々なデザイン・プロジェクトの機会となったことが語られている。


モントリオール・オリンピックのポスターと、聖火ランナーのトーチが見える


グラフィック・デザイン(ポスター)


動く書斎!

あくまでも、ケベックの現代工芸史であり現代デザイン史なのである。カナダという国の視点や、それとの関係などは、一切言及されない。ケベックとしてこのように独立した工芸とデザインの歴史があって、しかもそれはこれほどに充実していることを、強く印象づけられる。日本ではあまり思い出すことのない、国民国家を創出したり維持したりするための装置としての文化、美術館ということを思う。

Decorative Art and Design in Quebec
(8/13/2016, Musee national des beaux-arts du Quebec
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