美術コースブログ

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岩手県立美術館展覧会見学

2014-10-09 10:05:56 | お知らせ

 

9月30日(火)、美術コース全学年で岩手県立美術館で開催している企画展「三沢厚彦ANIMALSin岩手」展を見学しました。


学芸員による概要解説の様子です。
岩手美術館の歩みや、企画展・常設展についての解説を受けて企画展の見所などを教えていただきました。
  

展示室の外にある作品は撮影可能。生徒達は思い思いに撮影をしていました。
 

 

 

 <展覧会の感想>                                                       

・動物の種類や大きさによって「きっとすごく重いだろうな」とか「この動物は軽そうだ」と感じることができました。特に入り口付近の象は、サイズがそれほど大きくはありませんでしたが、とても重そうで、そこに「存在している」という感じがしました。色が暗かったことも関係しているとは思いますが、触らなくても質量が感じ取れることはとてもすごいと思います。

・展示の仕方が等身大の動物の姿がいきいきと表されていて良かったと思います。彫刻の人なのに設計図的な絵を見ると彫るところがわかるような塗り方であったり微妙に角度がついていたりしてすごかったです。美術館見学は学べるものが多いので学校の行事以外でも行ってみたいと思いました。

・一つひとつの作品のインパクトが強いせいか上にもある作品に気づかず通り過ぎてしまいそうになりました。あえて気づきにくい場所に置いているのだと思いました。作品だけではなく美術館全体も、ある一つの作品だと思えるような作りになっていました。

・展示の配置が工夫されていて、ジャガーが見ている先には、豚がいて、今に襲いそうな勢いでした。他にも壁にイモリがいたり遊び心がたくさんあって、とても見応えがありました。大きい動物から、小さい動物まで、全部が生きてるまんまに作品化されていて、美術館が動物園みたいで楽しかったです。

・私が特に好きなのは入り口近くのたくさんの素材でつくられたゾウやクマだ。よく見てみると、靴の底やライターやクルミや野球ボールまであった。いつもは全然接点のないモノ達が一堂に集合して一つの作品となっていた。

・一番関心を持ったのはペガサスだ。二匹が対に向かい合って立っていた。見上げる程の背丈だった。羽が堂々と広がっていた。本物のペガサスは実在しない。しかし三沢厚彦さんの手によって私は手を伸ばせば届く距離で見ることができた。

・動物がまるで生きているかのように感じるのは、動物が本物よりもリアルであるからだと思う。本物よりも「らしい」。熊の手は5本ある。独特ではあるが情報は正しい。骨の位置、指の本数、模様のつき方、全て正しい。

・普段はある程度距離を取っての見学が多いので、ここまで作品の近くに寄ることができたのは新鮮でした。


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