美術コースブログ

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日本画集中授業

2013-07-13 17:34:10 | お知らせ

 

6月5日から7月6日の1ヶ月間に渡り、日本画の集中授業が行われました。
制作には専門的な知識と技術が必要なため、青森市在住の日本画家、小野定先生に
指導して頂いています。


 

日本画で扱う絵の具は「岩絵具」です。
岩を砕き、サラサラした砂のような状態で薬瓶に入っています。
これだと紙に定着しませんので「膠(にかわ)」が登場します。
そもそも絵の具は顔料とのりで出来ているので膠はのりの役割と
なるのです。岩絵具と膠を指で混ぜ、お湯で溶いて初めて絵具の完成です。

1年生はスルメと野菜を描きます。
乾き物のスルメとみずみずしくツヤのある野菜を描き分けます。

1年生は、岩絵の具で下地を表現し、その後は、顔彩と呼ばれる絵の具を使用します。

 

2年生は中型の鉢植えや切り花。
枝分かれの様子など正確に描きます。

 

3年生はスケッチ実習先の理想郷の風景や、より複雑なモチーフを描きます。

 

3年生の授業風景。小野先生の指導に真剣に耳を傾けています

 

講評の様子です。講評を受けて、自分の作品の良さと改善点を学び、日本画制作で得たものは大きかったようです。

授業で制作した日本画作品は、明日から始まる二高祭で展示します。
展示場所は多目的校舎3階です。展示会場がカフェになっておりますので、絵を鑑賞しながらドリンクを楽しむことができます。

14日(日)と15日(月)の一般公開日、お時間がありましたら、ぜひお立ち寄り下さい!!


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