アートインプレッション

株式会社アートインプレッションは、美術展の企画を主な業務としている会社です。

ジャポニスムの陶磁器

2014-03-28 11:06:45 | 印象派の陶磁器
フランス印象派の陶磁器1866-1886展
ジャポニスムの陶磁器




《バルボティーヌ 黒地金彩花図水注》1876-1883年 アビランド社オートゥイユ工房 シャルル・ミドゥー


《バルボティーヌ 黒地金彩花図水注》は、展覧会出品作品中《ルソー》シリーズと並んで日本美術の影響を感じさせる作品のひとつです。
作家のシャルル・ミドゥーは日本の版画からインスピレーションを受けることが多かったと言われていますが、今回出品される水注は版画というよりも漆器の影響が強く、日本からパリに輸入された品々と広く接していたことが分かります。

シャルル・ミドゥーがアビランド社に入社した1873年頃は、フランス国内で日本美術への関心が高まっていた時期でもあり、フランス商人が来日して約5,000点の物品を購入したことも大きなトピックスとして記録されています。また、名古屋では輸出向け陶磁器の絵付工場が設立されました。

漆器の艶感を出すためか、光沢のある釉薬の上から金、銀、時にプラチナで装飾を施す「金彩絵付」の手法は華やかな西洋陶磁器のなかにあって一際日本的な印象を与えますが、近づいて見てみると油彩のような筆使いも感じられたりと、作者の試行錯誤があらわれています。

会場にいらした際には、是非注目してみて下さい。




展覧会関連イベントのお知らせ

展覧会記念講演会「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」

講演   千足伸行氏 (海の見える杜美術館顧問、成城大学名誉教授)
日時   2014年4月12日(土) 14:00~16:00 (開場13:30)
参加費  
無料 *本展の観覧券が必要です
定員   150名 (要予約)
会場   パナソニック東京汐留ビル5階ホール

申込方法は、パナソニック 汐留ミュージアム イベント申し込み欄をご覧下さい。

フランス印象派の陶磁器展「giorni」5月号掲載のお知らせ

2014-03-26 11:54:27 | 印象派の陶磁器
フランス印象派の陶磁器展
giorni 5月号に掲載されました !!





3月20日発売の実業之日本社「giorni 5月号」にて、フランス印象派の陶磁器1866-1886展が紹介されました!!

「giorni」は北欧のライフスタイルを中心に、陶磁器やテキスタイルなど、シンプルで可愛らしいアイテムを隔月で発信している雑誌です。
今回は《海草》シリーズのテーブルセッティングと合わせて展覧会情報取り上げていただきました

展覧会紹介の他、つい買いたくなってしまうリバティプリントなど紹介されていますので、是非チェックしてみてください

●giorniの詳細は実業之日本社ホームページにてご覧いただけます。


giorni 2014年5月号 表紙


フランス印象派の陶磁器展 大看板設置 !!

2014-03-25 12:17:41 | 印象派の陶磁器
フランス印象派の陶磁器1866-1886 展
大看板が設置されました !!




パナソニック 汐留ミュージアム公式facebookにて、汐留地下通路の汐留シティセンター入り口横看板が本展仕様に変わったことがお知らせされています!!

JR新橋駅、都営浅草線の新橋駅からパナソニック 汐留ミュージアムへ向かう途中、進行方向左側に現れるとのこと。
いよいよ開幕と思うとワクワクしますね。

「フランス印象派の陶磁器1866-1886」展は4月5日(土)~6月22日(日)まで。会期中は下記のイベントも開催されますので、皆さま是非足をお運びください



展覧会記念講演会「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」
講演   千足伸行氏 (海の見える杜美術館顧問、成城大学名誉教授)
日時   2014年4月12日(土) 14:00~16:00 (開場13:30)
参加費  
無料 *本展の観覧券が必要です
定員   150名 (要予約)
会場   パナソニック東京汐留ビル5階ホール

申込方法は、パナソニック 汐留ミュージアム イベント申し込み欄をご覧下さい。


まだ間に合う!! 印象派の陶磁器展イベント情報

2014-03-18 15:50:25 | 印象派の陶磁器
まだ間に合う!! 印象派の陶磁器展関連イベント
千足伸行先生 記念講演会のお知らせ





春一番が吹きましたね。
もうすぐ桜の季節、そして4月5日にはフランス印象派の陶磁器1866-1886展が開幕します。
ジャポニスムや印象派を筆頭に様々な影響を受けて発達した陶磁器作品の数々ですが、その背景を紐解くとっておきの講演会が開催されます。

展覧会記念講演会「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」

講演   千足伸行氏 (海の見える杜美術館顧問、成城大学名誉教授)
日時   2014年4月12日(土) 14:00~16:00 (開場:13:30)
参加費  
無料 ※本展の観覧券が必要です
定員   150名 ※要予約
会場   パナソニック東京汐留ビル5階ホール  

申込方法は、パナソニック 汐留ミュージアム 申込ページをご参照下さい。


まだお席に若干の余裕がありますので、春爛漫のこの季節、是非講演会にも足をお運びください♪

リサ・ラーソンについて

2014-03-18 12:04:55 | リサ・ラーソン
リサ・ラーソンについて


愛らしくて、見ているだけで癒される動物シリーズが人気のリサ・ラーソン。
日本ではここ数年の間に人気が急上昇しましたが、スウェーデンを代表する作家として数々の作品を世に送り出している陶芸家でもあるのです。

リサ・ラーソンが最初に注目を浴びたのは、学生時代にヘルシンキで行われたデザインコンペでのこと。スウェーデン陶芸界の第一人者で、当時スウェーデン最大の陶芸製作会社、グスタフスベリ社のアート部門責任者でもあったスティング・リンドベリの目に留まり、23歳の若さでグスタフスベリ社に迎え入れられました。

制作環境にも恵まれ、「LILLA-ZOO ー小さな動物園」シリーズをはじめ、「ABC-Flikor」など、今なお人気のシリーズを次々と打ち出します。


1956-1978年 《LILLA ZOO》シリーズより「Katt」


1968年 《samhallsdebatten》


80歳を超えた現在でも精力的に作品制作を続けるリサ・ラーソン。
それぞれの作品に共通する飾らないキャラクターは、作者本人の人柄や、家族と過ごす温かな生活空間にも根ざしています。

どんな作品が展示されるか、是非楽しみにしていて下さい

画像は株式会社トンカチHPより転載

ティーサロン「フランス印象派の陶磁器」のお知らせ

2014-03-14 10:34:01 | 印象派の陶磁器
フランス印象派の陶磁器1866-1886展
ティーサロン開催のお知らせ




《海草》シリーズ 6人用のティータイムセッティング
1874年 レオン・パランドル アビランド社(リモージュ)蔵


風の強い日が続きますね。
春が待ち遠しい今日この頃、桜の季節も飛び越えて、新緑の時期のイベントをご紹介します

名窯アビランドの器で紅茶を召し上がりながら、本展監修者の三浦弘子氏による展覧会解説をお楽しみ頂ける、とってもお得なイベントです

日時 :2014年5月17日(土) 13:30~15:00 (開場:13:00)
会場 :パナソニック東京汐留ビル5階ホール
解説 :三浦弘子氏 (滋賀県立陶芸の森主任学芸員)
参加費:無料 ※本展の鑑賞券が必要です。
定員 :50名 (要予約)
※アビランド製カップ&ソーサーは先着15名様のみご使用頂けます。

お申し込み開始は3月17日(月)です。

【お申込方法】
パナソニック 汐留ミュージアム 「イベント・講演会」詳細ページをご参照下さい。

受付は先着順、定員になり次第締め切りとなっておりますので、お申し込みは是非お早めに




リサ・ラーソン展 滋賀県立陶芸の森美術館HP掲載 !

2014-03-11 11:31:39 | リサ・ラーソン
リサ・ラーソン展
滋賀県立陶芸の森美術館 HPに掲載されました



《Lions, Afrika》Lisa Larson 1964, courtesy Gustavsbergs Fabriker


インテリアショップや北欧雑貨のお店で大人気のリサ・ラーソン。
彼女の作品と生活の両面を紹介する初めての展覧会を、今秋から松屋銀座(9/10~9/23)をはじめ、滋賀県立陶芸の森 陶芸館(2015年3/7~6/7)ほか、国内複数会場で開催します。

来年の今頃というと随分先の気もしますが、滋賀県立陶芸の森のHPには早くもリサ・ラーソンのトレードマークともいえる、温かみ溢れるライオンのオブジェが掲載されています。 ↓↓
http://www.sccp.jp/exhibitions/リサ・ラーソン-スウェーデンの動物のやきもの/

今回はリサ・ラーソンならではの可愛らしい作品群に加えて、普段なかなか観る機会のないユニーク・ピースも出品予定ですので、リサファンならびに北欧ファンの皆さま、是非お楽しみに♪



千足伸行先生 講演会のお知らせ

2014-03-10 10:33:19 | 印象派の陶磁器
千足伸行先生 展覧会記念講演会のお知らせ
「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」



「フランス印象派の陶磁器1866-1886」展、4月5日(土)のパナソニック 汐留ミュージアム開幕も近づいて参りました。
展覧会開催を記念して、下記の日程で千足伸行先生による講演会が行われます。

「印象派の二つのルーツ:ロココとジャポニスム」
講演 :千足伸行先生 (海の見える杜美術館顧問、成城大学名誉教授)
日時 :2014年4月12日(土) 14:00~16:00 (開場:13:30)
会場 :パナソニック東京汐留ビル5階ホール
参加費:無料 (本展の観覧券が必要です)
定員 :先着150名

本展出品作品の多くに色濃く残るジャポニスムの影響ですが、それに加えてロココの影響も伺うことで、当時の芸術家たちの試行錯誤・革新性をより深く知ることができる絶好の機会です。

先着順ですので、予約は是非お早めに !

お申し込み方法は、パナソニック 汐留ミュージアム「イベント・講演会」 詳細ページをご参照下さい。


岡山から東京へ~フランス印象派の陶磁器1866-1886展

2014-03-06 11:19:45 | 印象派の陶磁器
岡山から東京へ~フランス印象派の陶磁器1866-1886展



お陰様で岡山県立美術館は2月頭に閉幕。
今度は少し間が空いて、4月5日から、東京の会場で開催となります

巡回する展覧会は、まず東京で開幕することが多いのですが、
今回は、信楽/萩/岡山と焼き物の聖地を回ってからの東京。

待ちに待った東京の会場は、パナソニック汐留ミュージアム
汐留のビル群、ビジネス街の中にある、ある種「憩いの場」

パナソニック汐留ミュージアムは、ルオーのコレクションを約230点も所蔵しているんです
皆さん、ご存知でしたか?
ルオー以外にも沢山の作品を所蔵されているパナソニック汐留ミュージアム。

今回の展覧会では、そんな所蔵品の中から、パナソニック会場のみ出品される印象派の作品が
あります
これも見所の1つ

イベントも開催される予定ですので、また追ってブログでお知らせします



パナソニック汐留ミュージアム
●HP
http://panasonic.co.jp/es/museum/
●開館時間
午前10時~午後6時(入館は午後5時30分まで)
※政府からの節電要請などにより変更する場合がございます。
●休 館 日
水曜日(祝・祭日は開館)、展示替、年末年始
●交通案内
JR新橋駅「烏森口」「汐留口」「銀座口」より徒歩約8分
東京メトロ銀座線新橋駅「2番出口」より徒歩約6分
都営浅草線新橋駅改札より徒歩約6分
都営大江戸線汐留駅「3・4番出口」より徒歩約5分
ゆりかもめ新橋駅より徒歩約6分