美術館にアートを贈る会

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美術館訪問「芦屋市立美術博物館コレクション展ー具体美術協会 一九五〇年代」レポート

2016-06-15 22:02:25 | Weblog

  

 6月4日(土)芦屋市立美術博物館にて美術館訪問を開催いたしました。

当コレクション展は、「吉原治良に最初に見せた作品」を中心とした、具体美術協会員の初期作品の展示でした。

参加されたのは、事務局を合わせて12名。松山市からお越しの方やワークショップに以前参加された方などにもご参加いただきました。

当日は、学芸員の國井さんによる展示の解説をいただき、その後、同館の元学芸課長であり、

具体のコレクションに深く携わった河﨑晃一さんを囲んだ交歓会。「具体」にまつわる貴重な裏話や制作秘話などのお話を伺いました。

 

「河﨑さんの経験と経歴に裏付けされたお話を伺うことができ、より理解を深めることができた」と

参加された方々からお言葉をいただきました。

ここで、四方さんからお寄せいただいた感想をご紹介させていただきます。

今回の芦屋での展覧会は「具体美術協会 /1950年代」展で

具体美術協会が結成された当時の作品が数多く展示されていて
興味深かったです。
どの作家の作品にも、若い情熱と初々しさが感じられました。

私自身が具体を知るようになったのは、
20年ほど前、兵庫県立近代美術館(当時)のボランティアを始めた時でした。
所蔵品の中に具体の作品がたくさんあり、その自由な表現にびっくりしました。
「人のまねをするな、自分だけの作品をつくれ。
ただし、人畜無害なものを・・・」というのが作品制作のルールだったと聞き
なるほどと思いました。
最近は、具体美術協会の知名度も上がり、作品を目にする機会が増えました。
けれど、これほど若い作品を鑑賞できる機会は、なかなかないと思います。
さすがに、具体の聖地「芦屋市立美術博物館」ですね。

しかも、今回はその立ち上げにご尽力された河﨑晃一さんとの交歓会も
用意してくださったので、その当時のご苦労や裏話がたくさんお聞きできて
ますます、理解が深まりました。
実は、河﨑さんには、国立新美術館での具体展の折には現地で
またグッゲンハイム美術館については、帰国後の報告会でと
その都度、様々なお話を伺ってきました。
でも、いつも新しい発見があって、本当に具体についてお詳しいと思いました。

私は、吉原治良が大好きです。戦前から抽象の道に入り
味わい深い作品を数多く残していると思います。
それだけではなくて、強いカリスマ性がありながら、
実は若い作家たちのように描けない悩みを持ち続けていたという、
人間味あふれる姿に魅力を感じます。
でも、なぜ白髪一雄や田中敦子ほど人気爆発にならないのか・・・
も、分かりました。

まだ、たくさんのお話の抽斗をお持ちのようなので
次の機会があったら良いですね。よろしくお願いします。
また、河﨑さんは、展覧会の企画もいくつか進行中とのこと
楽しみにしています。

四方敦子

今回、美術館訪問にご協力いただいた、國井さんを始めとする芦屋市立美術博物館の皆様、

交歓会にご出席いただきました河﨑さん、また、参加された皆様、ありがとうございました。

 ※ 吉原の場合、大半の作品を遺族が美術館へ寄贈されているため、アートマーケットへの作品流出が極めて少ない。

 

 

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