美術館にアートを贈る会

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第3回作家スタジオ訪問(今村源さん)ご報告

2012-11-07 13:46:34 | Weblog
第3回作家スタジオ訪問として今村源さんのアトリエを訪問しました。

日時:2012年10月20日(土)11:30 千代川駅集合 15:30 解散
参加者:10名

秋晴れの日、JR山陰線の「千代川駅」に集合。
今村源さんご自身の車も含めて3台の車で今村さんのアトリエへ向かいました。
賑やかな駅前を通り抜けると田んぼが広がり、やがて山道へと入っていきました。るり渓温泉の看板も見えます。


到着。渓流のすぐそばの斜面に建つ瀟洒なアトリエ。
京都にご自宅を構えつつ、このアトリエで創作活動を始められて約15年。少しずつご自分で手直しながら創作空間も作られているそうです。
川のせせらぎの音が心地よかったです。


アトリエのドアを開けると、目に飛びこんできたのが緑のシダです。アルミ板を切り抜いたシダはゆるやかなカーブを描いていました。
その横には真っ白な模型。伊丹市立美術館での展示を想定されながらの仕事です。1/15の模型には、三つのアワが壁面にくっついていました。作品は現在、1/3程度の仕上がりとか。
パーマネントであることや、保管のための分解や箱など、これから考えることはたくさんあるようです。


1階のアトリエでひとしきり質問などを終えると、地下1階のダイニングルームへ。秋の行楽弁当をみんなで囲みながらの賑やかなランチタイム。最後には今村さんによるコーヒーも頂戴し、居心地のよい空間での作業を期待しつつ、アトリエを後にしました。
今村源さん、ありがとうございます。

参加者から感想をいただきました。

「冷やかしのつもりで見に行ったら、『傾斜地に住むのは上級者』と勧められ、即決で決めたという今村さんのアトリエ。渓流に面した傾斜を利用して、一階が作業スペース、地下がキッチンなど、おくつろぎスペースになっていました。籠る雰囲気があって、集中できそうでした。作業スペースには、過去の作品や制作途 中の本プロジェクトのもありました。素材となる金属はもちろん、泡の形を維持する為のジョイントの開発等もされていて、作品制作は日々進化するのだと知りました。
  丁寧につくられた模型を観たときには、平面のドローイングから立体へと立ち上がる課程が見られました。置いてある素材や道具は、特別なものはあまりありませんでしたが、そこかしこに工夫を凝らしたものが多く、ものづくりをする人のセンスが伺い知れます。作業台も状況に応じてカスタマイズするようです。町工場のようなたたずまいと職人の工房のような道具、手作り感あふれる別荘。いろんな要素が凝縮された場所から、数々の表現が生まれてきたのでしょう。
  持参したお弁当とお酒をお茶で、遠慮なく質問する私たちに丁寧に答えてくれる今村さん。美術作家になろうしたきっかけや学生時代のことなど、直接制作とは関係ないことでも楽しくお話ししてくれました。それでも時折鋭い眼をされて、こちらの意図を伺うような感じもありました。柔らかさとシャープさが一緒になった、今村さんの作品と本人が一致していました。(Oさん)」

「天候に恵まれなによりでした。美味しい行楽弁当でお腹も一杯で、おむすびを少し残したのが心残りでしたが。
 さて、感想という程ではありませんが・・・何しろ美術家のスタジオの訪問は初めてなので新鮮でした。
 今村源氏は美術家によくイメージされる気難しさとは無縁であると言うこと。しかし、気さくで穏やかな語り口の中にも、美術家としての信念や芯の強さを感じ取れること。
 町工場の様に機械工具が設置された一見乱雑な工房で、アルミ板から細やかなしだの葉を切り出す確かな技術。それらを三次元の空間で統合する創造力。静寂に溶け込むるり渓のせせらぎの音も、これらのイメージを創成する一因となっているに違いない。 (Hさん)」

「訪問先がとってものどかで、すごく遠足気分が味わえました!電車組の方たちが来られる間に今村さんとスタジオの場所や地理の事をお聞き出来て、和やかな方だなぁという印象を持ちました。他の参加者の方々も自由で和やかな方ばかりだったのでとても楽しい1日になりました。
 作品ですが、実際スタジオで説明を聞いていると、アートコートでのお話しとパンフレットでの印象よりもぐっと身近に魅力的に映りました。
模型をみたり、実際のシダをみたり、接合部材は金属板から1個ずつ切り出して加工される事を知ったりして、作品がアートってくくりではあるけれども、リアルなものなんだ~って感じました。搬入方法や設置の方法のお話も興味深かったです。
 今まで大型作品を見ても凄いなと思っても製作過程とか全然知らなくてあまり親近感を持てなかったのですけど、今回参加させて頂いて少し解った気がします。
 楽しい1日ありがとうございました。お弁当美味しかったです。(Iさん)」


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