微睡みの祝祭

移動祝祭日・・・夢か現か、微睡みの中を彷徨う

ペタル ダンス

2017-08-13 | chinema(日本映画)

映画を観た。

★ペタル ダンス
監督:石川寛
出演:宮崎あおい、忽那汐里、安藤サクラ、吹石一恵、他
2012/日本

あの、《好きだ、》の石川寛監督、7年ぶりの作品ということで観てきました。
石川と宮崎のタッグは懐かしい。
そして、4人の女優の組み合わせ、これは見事に新鮮。
タイトルのペタルは《花びら》という意味らしい。
ということで、この映画は《20代女性の心のゆらぎ》を捉えようという大胆な試み。

映像全体が淡いグレートーンの影絵のよう。
ニュートラルな世界から、
女の息づきみたいなものが聞こえてくる感覚。
肉感的な生の声ではなく、
ささやくような、揺れるような、風のような女の声。
しかし、何処か生きる希望を探している声。

人生をある程度経験すれば、それなりに耐えうる強さが身につく。石川監督は、《幾層にも重なり合う女の性》みたいなものを捕まえたかったのかなと思う。《儚くか細く、風に揺られて倒れそうになりながらも、生と向き合うちょっと逞しい女の声》を捕まえたかったのかも。そういう意味では、《女性の応援歌》みたいなものでは。

宮崎あおいと安藤サクラの車の中での会話の長回しシーンがあり、結構長い。《引っ張るなぁ》と思いつつも、この二人、凄いなぁ、いい役者さんやなぁとうっとり。

ネービーの古いゴルフが砂埃でいっそうニュートラル。
運転する若い子がよそ見をするので怖くて怖くて。

何処かチグハグ感を残しながら(ここが戦略的)ではあるが、
《何とか生きようとする女の芯》みたいなものを描いた作品。
海辺での4人の女のシルエットが美しい。
こういう作品もそれなりに《好きだ、》。

カモメが飛び始めてから、
頭の中に、
《チックコーリアのリターン・トゥ・フォーエヴァー》
レコード・ジャケット写真がチラチラ。

 

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