移動祝祭日

時の香り

九月に降る風

2017-05-13 | chinema(アジア系映画)

映画を観た。

★九月に降る風
原題:九降風
2008/台湾
監督:トム・リン

台湾からの青春映画です。原題は「九降風」。
この映画の中の出来事は、自分の遠い記憶と重なり、ちょっとセンチメンタルな思い出に浸りました。仲間と一緒に戯れる楽しさ、ちょっとした背伸びしたい心境、方向定まらず揺れる自分の心との戦い、未来への憧れと不安、異性への憧れ、、、、などなど、見事な高校生群像が描かれています。監督の直球勝負的な素直な描き方が爽やかでした。物語の時代は1996年の夏。台湾での野球賭博事件がありましたので、ちょっと記憶に残っています。日本でも、遠い過去ですが、池永さんらの「黒い霧事件」が有名です。

監督トム・リンさんの自伝的要素をたっぷり織り込んで、甘酸っぱくもキラリと輝く高校生映画でした。精神の不安定さを優しく見つめたカメラワークが若々しく活動的で、新鮮な映像を見せていただきました。まさに「降る風」のような新鮮映像です。バイクで走るシーンが懐メロ的で沁みました。夜のプールに裸で飛び込み戯れ合う男の子の姿は、今も何処かであるような。

九月の頃に台北を訪れたことがあります。偶然ですが、映画に描かれているような優しい太陽の光を感じました。ちょっと多めの湿気を含みながらも暖かみのある空気。呼吸する空気の心地よさを感じました。

台湾映画は、生きる事に真摯に向き合う作品が多いように思います。

 

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