移動祝祭日

時の香り

夏至

2017-04-19 | chinema(外国映画)

映画を観た。

★夏至
原題:A LA VERTICALE DE L'ETE
監督:トラン・アン・ユン
撮影:リー・ピンビン
2000/ベトナム=フランス

「夏至」をみながら、色彩の艶っぽさに改めて驚いた。
透明な「グリーンの世界観」に、ちっぽけな自我が溶かされてしまいそう。
三姉妹のそれぞれの物語ですが、大写しで蒸せるような人間の表情がすばらしく。
そしてさらに、、緑と青を基調とした、フィルムの透明感が美しく。
雨の表情もゆったりとし、時間が静かに過ぎゆく。

演劇の世界を目指す兄とまだ学生の妹。
一緒に暮らしているが、何故かカップルのように写している。
朝起きると流れる曲が、ルー・リード。
映画を観るまでは知らなかったので、曲が流れたときは、
「えっ、あれっ?」耳を疑ってしまった。
二人のストレッチとルー・リードの音楽リズムがぴったり、これには驚きです。

兄妹なのに、何故か、朝だけふたりでストレッチ。
この部屋だけ特別にセッテイングされているようなスタイリッシュ空間。
そして、ルー・リードの音楽。
それが、この兄妹の一日の始まり。
何かのCMフィルムのように流れるような映像。

この作品は、2000年のカンヌ国際映画祭で公開。
監督はトラン・アン・ユン
そして撮影カメラは李屏賓(リー・ピンビン)(《空気人形》の東京風景はいい)

ポスターを見てもわかるように、前景に大きな緑、たいていは大きな葉の植物、そして中景に表情豊かな人物、そして背景。
このスタイルで、絵が出来ています。緑の鮮やかさが絵のポイントでしょうか。
このスタイルで映画の基本絵ができている。
まったく《癒しの絵》です。

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