富貴蘭の四季

富貴蘭の四季と魅力

大江丸縞

2007年11月30日 | 縞物
最近見る大江丸縞は、多くが木の特徴である木の葉型の葉姿をしていないのに気付いた!なんで?栽培環境の変化?品種自体の変化?
以前から大江丸縞は少々派手柄でも良いと言われている!なんで?
縞物は一般的に柄が暴れる。大江丸縞もそれに違わないが、なんで派手柄でも良いの?
私個人的には中斑+縞柄は案外安定するような気がする。
これをふまえてこの木を購入した!

中斑をベイスに外側の細縞が入る(外側の細縞は見にくい)
購入時はお世辞でも木の葉型とは言い辛い葉!しかし棚入れして直ぐ木の葉型になった!ただ全ての葉ではないけど・・・・!作る環境で木の葉型に成るのを確認!!
しかし出た子は地味柄であった!
少し派手柄の方が良い子を生む???で、試しにこれを今年夏に棚入れ!!!

夏から1枚葉が伸びた!(木の葉型)
でも付いてる子は超派手!!棚に入ってから1つ子が出たが、これも派手!
地味目の木からの子は地味傾向となるが、やや派手柄の子はやはり派手だった。
大江丸縞もやはり最上柄の木でなければダメなのか?!
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綾三彩

2007年11月29日 | 覆輪
綾三彩以前は高価だった。
クリアな浅白黄地に散り斑覆輪。成木に成ると葉先が丸みを帯びた輪返りの姫葉。うちのは少々黄色が強い。まだまだ小さいが肥料たっぷりでドーンと作れる。
富嶽系で好きな品種は総散斑の芙蓉錦とこの綾三彩。青軸富嶽は実生だろうけど、変化したのがこれでしょう!
実生で覆輪は出来ないと言うが、縞が出来れば覆輪に変化するのが多い様な?
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富士覆輪?

2007年11月28日 | 覆輪
この木は昨年入手した富士覆輪?
元々棚にあった富士覆輪は環境を変えた結果、元気が無くなり今は入院中!
面白い覆輪の木を見つけたので購入。
富士覆輪にしてはやや黄色味を帯びている!富士峰にしてはやや白い!
何だろう?
まだ棚に馴染んでないのでもう少ししたら結果が出るだろう。
入院中の富士覆輪が帰ってきたら比較してみる事にする。


何の品種か分かる人!!??教えて下さい。
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天橋

2007年11月27日 | 覆輪
満月と天橋の違いを、どおしても確認したくて今年10月の交換会で入手した天橋。
紺性がやや強目の大きな木。筬もややゆるくて明らかに温室栽培!下葉6枚目から
作が変わっている!この木を自分の棚で作ったら本当に天橋?
満月と天橋は確か、昭和15~16年に芸が同じで見分けが付かないとの事で
満月に統一されている。
しかし!聞く人の多くは天橋は葉幅も出て大きく満月とは異なると言う!
これは満月だと言う木を温室で肥料たっぷり施したら天橋にならない?
前回の項で満月を紹介したが、この天橋と葉幅を比べたら大体同じ!

温室作りだから葉はたくさん付いてるが、来春が来たら軸から新根を多出しして
下葉4、5枚は落とさなければ成らなくなる!

多分結論は作場や肥料などの違いで木の姿が異なるだけだと思う!
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翠宝

2007年11月26日 | 覆輪
翠宝はやや後冴えの極黄大覆輪。黄色と言っても澄んだ黄色ではなくやや緑がかった黄色である。平成に入ってからの登録で、元々大阪のM園に株立ちでありJ園が譲り受け世に出た。元々の木は子への芸の継続が非常に良かったが現在では幽霊や派手柄の子を出すようだ。

この木は現在まあまあの子を出している。これから紺がだんだん濃くなって来るでしょう。前回紹介した満天(仮名)も後冴えの木だが、もっともっと冴えるのが遅い。この翠宝を超える木に成るだろうか?
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御城覆輪&天恵覆輪

2007年11月25日 | 覆輪
今朝も気温0度寒い!!!!!
今は誰も見向きもしなくなった?両覆輪種。姿は同じで斑の色が異なる。
御城覆輪は白覆輪の品種で、本当に白覆輪の木は少し探さなければ見当
たらないかな?この木は平成2年に初めて富貴蘭として入手した物である。
親しい業者が御城覆輪5鉢を夏の間日で炙ってくれて黄色くならないのを
販売してくれた。
その当時、御城覆輪を日強く作ると少し黄色く成るためそれを天恵覆輪
として販売していた業者が多かったから。

この天恵覆輪も同じく以前は御城覆輪の黄色味の強い品種が多く出回って
おりやや影作りで黄色味の褪せない木を入手した。

今は同じ棚の同じ場所で栽培している。
しかし何故か増えが悪い。両方とも派手柄の子が多く同じ様な柄の子が
あまり取れない。
私の富貴蘭栽培のルーツがこの2鉢です。
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連城丸&羆錦

2007年11月24日 | 覆輪
今朝は気温0度!
昨今連城丸の芽変わりは羆錦と言われている。
古い銘鑑を見てみると、連城丸は明治15年にはすでに記載されている。
連城丸の芽出しは萌黄色で伸びて、覆輪はやや暗んで不明瞭であるが
秋には黄樺色へ変化し冴える渋い芸である。
この連城丸にも明るいタイプと暗いタイプがあり、どちらかと言うと
暗いタイプの方が秋ににはハッとさせられる。これは明るいタイプ。
羆覆輪との中間的な色合いの木もある。
(連城丸)

この連城丸の覆輪の色を白黄にすれば羆錦そのものだ!
両者の類似点はまず姿、葉の変形具合、花の色や花径の色などかな。
(羆錦)

この羆錦の銘が初めて銘鑑に登場したのは、昭和11年大日本関西富貴蘭愛
好会の銘鑑で、その後昭和12年の大日本京都富貴蘭愛好会の銘鑑にも記載
されている。その後まったく記載がないが、昭和61年に近畿富貴蘭会の銘鑑
に再び登場している。最終的に昭和64年度より日本富貴蘭会の銘鑑に正式に
登場!
現在の羆錦は約50年間も不遇の地位であったのか?異なる品種なのか?
大正11年の京都富貴富貴社中の銘鑑に連城丸白虎の記載があるが、これが
今の羆錦かもしれない。ただこの記載のみしかない。
ある文献には「羆覆輪と酷似していた」とあるが姿や柄の入り具合が異なる
のでは!個人的には連城丸からの変化だとしたら姫路城にあやかって白鷺丸
なんかに銘を変更したらどうだろう。
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満天(仮名)

2007年11月23日 | 満天
九州宮崎県産の縞木を大阪の歯科医師が長年栽培され覆輪に変化した。高齢で病気のため大阪のM園芸が譲り受けた。そこで増殖された木である。覆輪の継続性はすこぶる良く、現在まで5鉢に増えている。
この木の芸の特徴は満月や翠宝と同様に後冴えの極黄大覆輪である。しかし芽出しはとても覆輪に成るとは思えない位無地で青く上がる。葉幅は広く葉肉は厚くて木姿は半立ち葉である。

偶然、棚に総親が入った。M園芸では少し影作りのため姫葉に成っているが、日を採って通風を良くすると葉幅のある半立ち葉と成った。
なかなか気難しい木であるが、今後増殖していくと充分登録に値する木だと思う。
何よりも大切に栽培して行きたいと思っている。
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満月

2007年11月22日 | 覆輪
平成3年に入手した満月。当時、素立ちで芽当たりも付いていなかった。
この木は優秀な木で、いままで8本の子を出したが何れも紺の乗りが良く
幽霊木は出していない。今思えば株分けしなければ良かった。
最後に残した子も来春は独立?親はかなりの古木なので作り直し!

8本の内1番子を残しあとは養子に出してしまった。
1番子もまあまあの木で孫は良好な紺の乗りをしている。しかしひ孫は幽霊か?

一昨年傷めたが、今年は勢いも出てきており良くなった。
葉幅は出たが、作場の通風が良すぎてやや詰まり加減かな。
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宝覆輪

2007年11月21日 | 覆輪
昨日日中は暖かで15度であった!
宝覆輪はやや後冴えの黄色覆輪。金甲覆輪よりやや黄色は浅いく下葉になると
黄色は褪せる。葉幅があり、輪返りの葉姿がとても良い。

子は派手なのが沢山付いたがまともな覆輪の子は1本だけ!

なぜかこの木は太い根は出るけど伸びない!!なぜ?
また完全に固定された木があるのになぜ登録されない?
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