66才の本業回帰

ちょうど一週間前の8月6日、ベストアルバムを発表したジルベルト・ジル氏、66才。
彼は先月末で五年間務めたブラジル文化相を辞任、これからは「本業」の音楽家としての活動に専念するのだとか。

2003年1月に発足したブラジルの労働党政権の大統領、ルーラ氏からの強い要請で文化相に就任。一時は足が遠のくかと噂された音楽活動も年間70回以上もの公演をこなすなど、精力的に活動していましたが、「彼(ルーラ大統領)は私が自由になることを許してくれた」の言葉からは、音楽活動にさらに集中したいという希望が氏にかねてから強くあったことを物語っています。

そもそも政治家というより、ジル氏は社会活動への意識が高い人として知られていました。サルヴァドール市の文化局長を務めたり、環境保護団体の「青い波基金」の創設をしたり、たしか緑の党の党員でもあったのだけれど、5年前に発足したルーラ政権下の労働党で五年間務めながらも、本業の音楽活動もペースは落としても停止せず、多方面に精力的な活動を継続していました。

ボサノヴァ、レゲエ、サンバは勿論、POPにタンゴまで…幅広い音楽領域をクロスオーバーしたサウンドは、彼独自の世界を構築しています。

久々の日本公演も近いという噂?たのしみです。





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真夏のおひっこしと…

なんとか全部の荷物を運び終えてお引越しを終えました…が、荷物を移動したというだけでまだ住居として機能してはいません。
どうやら給湯器が故障していたらしく、交換に要すること三日。ネット回線も整ってなかったので引越したばかりの数日はホテルで寝起きという事態にになってしまいました…苦

前の住まいからわずか2kmだけ東へ。古い戸建だけど南向き。緑と坂の多い住宅地の一角。



…ね、坂ばっかりでしょ。

めぼしい物件は坂の上に二軒と坂の下に一軒あったんです。
眺めのいいテラスの広い物件や大正ロマン風の洋館にも心動かされたけど、このあたりの坂はすべてこんなふうに階段状になっていて、車が自宅前までつけられないの。
…なので、昭和中後期に建ったという二階建て、カーポート付きの物件にアサインしたのでした。

東京タワーとレインボーブリッジの見えるハイテクマンションともお別れ…でも今度のおうちは5部屋+ダイニングキッチンが一階と二階にひとつずつ…つまり7部屋もあるので、猫の運動場には事欠かなそうです…。
書斎のリフォームがおわるまで、書き物はダイニングで。

マンションの管理組合から早朝帰宅のエンジン音をとがめられることはなくなってやれやれだけど、近所にご挨拶周りをしたら「こちらは会社なんですか?」と両隣さんに同様に聞かれ、はてと一瞬思ったけど、そうか、車で帰宅するのが朝10時ごろだから、ご近所さんは仕事でここに来ていると思っても無理はないかも。

きょうは引っ越しと妹の誕生日を家族で軽くお祝いしました…
戻ってニュースサイトを開くと、カーネギーメロン大学のランディ・パウシュ教授の訃報が。

こういう人にいろいろなことを教えてもらえたこの大学の学生たちが本当に羨ましい。
教授の「最後の授業」がYou tubeで受講できます。長いので9つに分割されていますが、きっとみなさまも一気に「聴講」してしまうでしょう。

http://jp.youtube.com/watch?v=nrFMRuB2lbA

47才。あまりにも若い巨星でした。






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メディアの功罪

地球の裏側からは、大統領予備選に向けての熱い戦いの模様が日々伝えられていますねー。
先週のスーパーチューズデーを越えたその日、某女性キャスターがこう報じていました。
「民主党代表戦はヒラリー・クリントン、オバマ両上院議員の白熱した戦いが繰り広げられています。クリントン氏は女性や労働者、そして比較的所得の低い層などの票を多く集めており、オバマ氏はカラードピープルや学生そして知識人などの支持層が厚いと見られています…」

ぎょ。この表現、これから投票する州の人々にはどう聞こえたのかしら…。
ヒラリー支持者は人気や知名度で投票していて、あまり頭良くない、、??のような表現に受け取れるのは私だけではないはず。「私はその仲間には入らないわ」というような有権者の自尊心への作用はありやなしや。

メディアに心理戦のマネージをする意図があろうとなかろうと、その作用は実際の選挙戦に少なからず影響していることでしょう。

ユーチューブではオバマ氏をテーマにした「Yes, we can」が、500万回以上のアクセスをみています。
R&Bグループ、ブラック・アイド・ピーズのWill.i.am氏による自主制作ビデオ。Yes, we canはオバマ氏の演説で多用されるフレーズであり、支持者たちはこの「Yes, we can」コールで選挙戦を盛り上げています。ユーチューブはこちらから。
http://jp.youtube.com/watch?v=jjXyqcx-mYY



写真はwikimediaから、Will.i.am氏。


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ゆきだるま

東京に雪が積もりました。

おうちの周りのあちこちに雪だるまが出現。きっと日曜日ということもあって、ご近所のお父さんたち、子供さんといっしょに…いや、子供さんを誘って制作に励んだんだろうな…笑

アタシがおうちにたどり着いたのは夜明け近くだからちょっと暗いんですが…(日曜日だからそれでも早い)

そこかしこに佇む雪のモニュメントたちにファインダーを向けてみたのでした。



…これは結構力作。襟のところのダンボールには作者名が書いてあるのよ。



…かわいい。きっと親子で作ったんだろうな。ちゃんとお行儀よく、ふたつとも道路に向いています。



…やや、これはなんとも芸術的ですね。侮れないものがあります。本気を感じますねー。



く…崩れちゃってるんですが、表情がこわくてよかったんです。



こっちも二体だけど、それぞれあさっての方向に向いてます。仲がよくないのかマイペースなのか…

…いやー、雪だるまにも個性が出るんですね。

ウチのバカ猫BJも、はじめて見る雪に大興奮。テラスに積もった雪の上でゴロンゴロンして遊んでました!基本的に人間も動物も雪遊びが好きなのね~
寒がりのアタシも雪大好き。思わず雪だるま撮影に出てしまったり車を裏の空き地で横滑りさせて遊んじゃったり。(はははっ。夜中に一人で!ブッキー!)

…えっ、なんて暇なヤツなんだって?
そ・そうか、忙しぶっていたけど、アタシ本当は暇だったんだ!ど・どうしよう!

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東京マラソン

今月17日は東京マラソン。
知り合いが走るってこともあって、観戦を楽しみにしていたのだけど、またまたこの日、京都に出張がはいってしまいました…

ルートをシミュレーションできるサイトがあったので、イメージしてみる。(これ、優れものです!アルプスマップ。)

http://route.alpslab.jp/watch.rb?id=b5e7d913cb16447bad3db364a83edd87

都庁前から都心、品川、折り返して下町へ…
そして有明側から台場、ビッグサイトのゴールへ。起伏と変化に富んだルート、42.195キロ。

いつも都内は車で走っているから距離感リアルに分かるのですが、車でだって大変な距離なのに、ここを人が走るのかぁって、うーん、感慨。
学生の頃は毎日4~5キロ走っていたけど、まあたかが4~5キロよね。その後自転車にハマってからは、八王子往復一日160キロとか顔中排気ガスのすすだらけになって毎週走ったりもしていたけど、自転車とは苦しさが全然違いますよね~

あれからかなりの年月が経ってしまったけど、走ってて苦しいときに何を考え、何って言って自分を励ましたり落ち着かせたりしていたかは、よく覚えているのが不思議。
急に足が言うことを効かなくなったり、逆にどこからかエネルギーが降り立つようなこともあったり…。

予想もしないことが大変なダメージになったりもするし。たとえば治りきっていない風邪で喉が急に苦しくなったり、足の裏が切れたようになって土踏まずの外側を使って走ったり、よくあることだけどお腹が痛くなったり…。そういうのって、ランナー個々に誰にでも起こっていることだけど、それをどう受け止めてどう判断するのかは自分自身しかいないんですよね…

当日は新幹線の中から、ランナーの皆様に、心から声援送ります。がんばって!
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抱え込みのメカニズム

東京に戻った途端、仕事の海にダイブした感じ。
もうとっくに朝だけど、きょうは18時間デスクの前にいて、さすがに飽きました…眠いし…
こんな生活でいいのか?と自問しつつ、博多に逃げて仕事を先送りしてた一週間を悔いてます…いや、悔いてはいないな。再逃避を企んでいるというのが正しい…。

年末に向けていくつかのパーティーのお誘いもありなのだけど、今年は、どうしよう。毎年この時期はパーティードレスを選びにウロウロしていたものだけど、去年あたりからこの年中行事も中断している。予定が立たないのでインビテーションはすべて封もあけないまま…苦

なぜこんなに仕事を溜めてしまうのか??自問して気づいたことは「溜めて」いるのではなく、「取り込んで」しまうのだということ。
基本的に好奇心旺盛で、新しいことには貪欲…ここまでは誰にでもある話だけど、私の問題は面白い話を聞くと今抱えている仕事の量をすっかり忘れてしまうことにある。そろそろアリセプトのお世話になるか…?
依頼を受けてしまって、暫くしてからハタと「物理的にこなせない」ことに気づく、これの繰り返し。

私は女だけど、懲りずに何度も結婚離婚を繰り返し、慰謝料裁判でピーピー言っている計画性のない駄目男の気持ちがわかったりする。試練の課せられた誘惑ほど甘美なのよね。
もうかなり前に他界したけど、人気作家といわれた叔父がいて、いつも締め切りに苦しんでいた。常に何本かの連載を抱え、猛烈な速さで、でも泣きながらそれらをこなしていた。…でも新企画がくると殆ど断らない。ますます自分を追い込む…その繰り返しが数十年続いていた。そんなこんなで身体を壊して、結局モノも書けなくなり、あっけなく自殺した。でも「じゃあんな無理しなきゃいいのに」とは言えない。人間に限らず、興味の対象に邁進して命を削るというのは当たり前のことだから。

身体は消耗品だと思う。ある意味で磨耗して当然。でも意欲や精神はすり減らせてはいけない。これらを吐露する途を維持するために身体を酷使するのは、必要な代償だ。けれど能率よく精神活動を継続するには、不調を感じない身体があったほうが良いに越したことはない。どっちもどっちだけど、どっちかが駄目になったら自暴自棄になるのも見えているので、やっぱりあまり無茶はしないほうがよさそうかな…というのが今日の結論なので、日が高くなってきたし、寝ることにする。
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心待ちの街

ハロウィンも終り、ここ博多の街でも、かわって気の早いツリーやリースが飾られ始めました。
何か「次」の楽しみがあるって、わくわくしますよね。

アメリカなどではお正月になってもまだクリスマスツリーがショーウインドゥのデコを担ったりしていますが、日本にはお正月の風物がちゃーんとあるので大晦日を境に、がらっと風景は一変。

…こちらは天神のパサージュ広場に点灯された巨大ツリーです。



ミニコンサートも開かれてたので、正面のオー・バカナルでカフェオレをいただきつつ、しばし静聴。(こんな時間は東京に戻ると絶対に取れない。あ゛~帰りたくない…)
宿泊中のホテルに戻ってみるとロビーにもこんなツリーがしつらえられていました。




ぼけてる写真でごめんなさい。
実は先月3年も使っていたデジタルカメラが突然壊れたので、
これを購入したのです。



小さなデジカメとはまったく違った写真が撮れるので、
つい欲が出て、なんと一昨日はこちらを買い増ししてしまいました。
(でもこの記事の撮影ソースはやはりケータイカメラ。苦)



カメラはハマると果てしないといいますが、なんとなくわかります。…でもとてもじゃないけどこれらはかさばるし重い…ので持ち歩けず、結局相変わらずスナップショットは携帯電話のカメラ機能に依存してて、結局こんなボケボケの小さな写真になっちゃうんですよね…苦
そのうち傑作をアップします。…が、先に腕をあげなくちゃ。

昔同じニコンのF4というのを持っていたんですが、ちゃんと使いこなせなかった上、同時期に買ったデジタルカメラの便利さに、つい存在すらも忘れて何年も放置していたら、機内にカビを生やしてしまい、カメラのメンテナンスに詳しい方に譲ってしまいました。F4ほどの上位機ではないけれど、今回手に入れたD40は大切に使いこなそうと思います。…さて、二週間だけ使ったオリンパスはどうしよう…苦。

さて話を戻します。何かたのしみなことがあるって、とても大切なことなのかも…と思うのです。かつて2000年の新年が明けた途端、欧州では大変多くの方が亡くなられたそうですが、これは「年明けになくなられた」のではなく、ミレニアムをたのしみにしていた方たちが安堵したのが新年だったということだそうですよね。ハロウィンのあと、すかさずツリーに、ツリーの後は間髪なく門松にシフト…というのは、理に適った気持ちの高揚手法かもしれません。先日あるお医者様から伺った話をご紹介しましょう。…その方がまだ病院の当直などもされていた頃、当直のその日に限ってお亡くなりになる方が多く悩んでいたところ、婦長さんが「先生の当直の日まで生きて待っておられたのですよ」と教えてれて霧が晴れられたとか…。
生きる気力ってそういうものかもしれないと思いました。また他人にとって自分自身がそんな対象でいせれることが出来ればとも。

「生きる」までは切羽つまらないまでも、QOLには大きく「楽しみ」は関与するようです…。今心因性障害のある方のケアについての依頼がいくつかあって、改善プログラムなども作っており、(夜の[アロマセラピーの会社]のお仕事のほうですが、)施術そのものは勿論、施術の日をたのしみに待つことで、欝に悩まれている方の日々の過ごし方もがらりと変わることに気づかされました。
プログラムは、意識的に施術スパンを少し長めに設定し、「自分で出来ること(セルフケア)」の道具だけをセラピストさんはお部屋に置いてきます。そして、楽しみな予定を書き込むためのカレンダーも。幾つかのそうした小道具を使いこなせているかどうかで、その方の改善の度合いがはかれるのです。(当然施術がお好みに合っていた場合に限られることですが)

反応はすぐに見られました。次の施術までの一週間、まったく覇気もやる気もなかった方が、自主的にアロマポットにお湯を張り、精油を焚かれたそうです。院内の別の方にもお話や説明もされたみたいで。(自分の状況を自主的に説明するというのは、既に欝ではありませぬ…w)カレンダーには次の予定がしっかりと書き込まれ、そのために必要なヘアバンドなどのお洗濯もご自分でなさり…なんとパイル地なのにアイロンまでかけて。
「たのしみなこと」は、ただたのしみにするだけでなく、それに関連するアクションをとるきっかけになるんですね。好ましいことのために自主的に前向きに動こうとする心のチカラ…これはまさしく生きる気力の原動力そのものでしょう。

…そんなことを思うさなかに垣間見た、気の早い街の季節の模様替えでした。勿論街のデコレートは企業のマーケティングの一つであることには違いないのですが、こうしたことがこの社会の日常の中に散りばめられていることに、誰にともなく感謝をしてしまうのでありました…。

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喧嘩デビュー

久々に休みが取れたので爆睡を決め込んでいたら、突然外で悲鳴が。
…といっても猫のそれとおぼしき声はひょっとして我が家のBJ?

人間のアタシが聞いても「決闘」の雄叫びとわかる断続的なその声は裏の非常階段あたりから聞こえてくる。
普段は寝起きの悪いアタシも喧嘩とわかったらなぜか飛び起きる野次馬根性。それもウチのBJかもと思ったらおちおち寝てなんかいられないでし!

低血圧もなんのその、飛び起きて外に出てみると、トラ模様の太った猫が非常階段を下りていく。裏の小松菜畑に飛び込んで、すぐに姿が見えなくなった。
階段の上ではウチのBJが勝ち誇ったようにそれを見下ろしているではないの!すごい、喧嘩デビュー?
うーん、あなた頭は弱いけど喧嘩は強かったのねー!

そのBJ、やったぜな顔してこちらに歩いてきて、「ほめてほめて」とばかり足にスリスリ。そうか、よくやった、オス猫たるもの、やっぱり喧嘩にゃ強くないとね、あれ?
でもあなた去勢してたんじゃなかったっけ? まっいいや。

というわけで、初戦勝利のお祝いににぼしでも…と思ったら、あれ?右のぽっぺが剥けてるよ~。


…うう…やられたか…でも縄張り死守したのは褒めてつかわすわ。

煮干あげるから、どうせなら三丁目で一番強い猫になるのよ~!!






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とっても和菓子な神戸のドイツ菓子

古くて新しい神戸のドイツ菓子屋さん、「ケーニヒスクローネ」に、いま凝ってます。
お買い物もお遣い物もお取りよせも…。騒ぎ過ぎて、最近では「お好きだと聞いたもので」なんて、頂き物もするようになってしまった…で、自宅にはかなりクッキーなどの備蓄が出来てきたので、きょう届いたクール便はオフィスに持ち込み、みんなでお三時したのだよ。(…といっても深夜の三時ですが…苦)

この菓舗、昭和52年創業というから、そこそこ以前からあるお店なわけですが、わりと最近CI刷新を始めてから独自の商品開発の功奏とあいまって、急速にファンを増やしていると聞きます。神戸関西を中心に全国のデパートでも展開しているのでご存知の方も多いはず。
主力商品はこの「アルテナ」。




チョコと抹茶味があって、写真はチョコのほう。和風の紙の箱に入っているので和菓子にも見えちゃうけど、あくまでもドイツ菓子を標榜しておられる。

…さらにケーキがそのまま陶器のうつわに入ったままになっている「壷」シリーズになるとさらにその和の趣は増します。
こちらです。
 ↓



あっ!…色気のないオフィスのテーブル、さらに蛍光灯まで写り込んでいてごめんなさい!

壷シリーズはお取り寄せ。東京では予約しないと店頭で買えません。アルテナの消費期限がそこそこ長めに設定されているのに比べ、生菓子やパイ、同じアルテナでも壷シリーズになると一日限りなんです。ケーキ群も消費期限当日限りというのは同じなんですが、わざわざ予約させてしまう戦略につい乗せられてしまう、筋書き通りの消費者になってみるのもまた楽しいもの。すっかりはまってます。

この壷はクール便で送られてきますが、そのままレンジで暖めてもイケます。
ほんわかした栗の香りと全然甘くない生地にしっとりまったり甘やかされてシアワセ。そう、なんというか、闘争本能のなくなるお菓子なのです。中を開けるとこのようにラップが施されてて、これを剥がさずにそのまま壷ごとレンジへ。




ところでコーヒー大好きな私ですが、ここのお菓子は一部のケーキやクッキー、パイ以外は、何故かお茶のほうが合うような気がするのも不思議です。「お茶うけ」という言葉があるように、お菓子は本来お茶を引き立てる役目のものですが、ここのお菓子はそのミッションをちゃんと果たしてくれる控えめな甘さなのですよ。

ケーニヒスクローネのHPはこちらです。

それにしてもあずきのゼリー寄せなんて、やっぱりどう考えても「ドイツ菓子」じゃないと思うんですけど…うーん、ま・いいか。




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ホスピタリティ

博多は飛行機の便数が多いので、たいていの出張では日帰りしていて、今回は4日連続…の予定でしたが、移動時間ももったいないし、ちょっとサボりたいと思っていた私は、22、23日はステイにしようと、勝手に決めたのでした。

ホントとウソのあいのこみたいな言い訳をして、東京でのミーティングをいくつかキャンセル。夜の部の仕事は当日の担当が信頼できる子たちばかりなので問題なしということで、久々にぼーっとすることに。

ところが22日の夜になって、クライアント先でアクシデント発生の報を受け、急遽23日朝9時からのミーティングにはどうしても出なければっていう状況になってしまった。連絡を受けたのは13時間前の22日夜8時。はひー。

まず慌てて飛行機の予約変更。ネットでAM7:05に福岡空港発のJALの席が取れ、これは問題なし。
次に23日の午後三時に返す予定のレンタカーだけど、はて、遅くとも朝6時45分には返却しなきゃな計算になるけど、そんな早くに営業所はあいておるのか?

で、ここからが「ハカタホスピタリティー」への感動のはじまり。まず電話で問い合わせたら、営業所は7時にならないと開かないという。トーゼンだけど愕然。普通はここで諦めるところだけど、私の悪い癖がまた始まってしまった。
「ど…どーしてもぉ、300便に乗りたいんですぅ…」
私がレンタ屋さんの営業所の人なら「そんなこと知るか」といったところだけど、ここのおにいさんはあっぱれだった。ちょっと動揺しているアタシに「お客様、おちついてください、まず携帯かPCからウエブチェックインをしたことはおありですか?」
「明日はJAL便なんですけどカードをICにしてないからできないんですぅ…」
「そうですか、それではまず車を返却していただく前に正面の空港駐車場に停めていただき、搭乗手続きをお済ませください。荷物がある場合は預けてください。次に手荷物検査の列が長かったら航空会社のグランドの方に先に一声かけられて、便名とすぐに戻る旨を伝えられてから車をご返却ください。」
「えっ、てことは早めにあけていただけるのですか?」
「確約はできませんしお約束も無理ですが、明日朝の担当にご事情は申し送ります」
「うわー、ありがとうございます」
「次にご精算ですが距離計算しますと時間を要しますので事前に給油をお済ませください。博多中心部方面からお越しでしたら、空港まで20分ほどかかりますので余裕を見てご出発ください。道の左側にはその時間にあいているガソリンスタンドが近隣にございませんが、途中右側のエネ○スがあいています。」

…おお、な・なんという手馴れた案内。でも「七時前にあけます」とは決して言わない。きっと慣習になると営業体制上まずいということでしょうね。でもしっかりした対応にめちゃくちゃ安堵。まずは一つ目の問題クリア。それにしても東京では絶対こういう対応はして貰えないだろうな。ひたすら感動。

ほかの課題はなにかって?…うーん…

課題その2。
翌23日に訪問する予定だった会社にいけなくなってしまった。製本したレジュメと頼まれていたアンリ・シャルパンティエのお菓子をどうやって届けよう…

課題その3。
あさごはんが食べたい。この日(22日)の夜は深夜まで私用も含めてアポイントがふたつ。晩ご飯食べられないのは明らかだった…
(どっちもたいした問題ではないかもしれないけど、ワタシには一大事だ)

ホテルの朝食券をみると7時からレストランが空くとかいてある。うーむ。じゃ、ルームサービスか。…でも、これだって一番早い時間で6:00~6:30、それもこのレンジでホテル側の任意の時間ってことだよね。
…ここで普通なら朝ごはんくらい諦めるのが常識というものだけど、前の日の夜の時点で既に空腹だった私は諦められなくてフロントに問い合わせてみた。(難儀なやっちゃ)

電話口の方はチェックインの手続きをしてくれた馴染みの方だった。いつも夜中に何度か出入りするので車をエントランス前に置かせてもらうというのが私のいつものお願い…なのだけど、他所のちょっと格式のあるホテルでは「わ」ナンバーのコンパクトカーがエントランス前に鎮座することをあまり歓迎なさらない。(特に外資系ホテルでは露骨に嫌がられる)…けど、ここは嫌なそぶりを見せないばかりか、夜中に車を出し入れするときもちゃんとチェーンを外して度々誘導してくれるので、悪いなぁと思いながらいつもつい甘えてしまっている…。(ご・ごめんなしゃいっ)

一つ目の荷物の問題は比較的スムーズにクリア。梱包材と宅配便のラベルを持ってサービスフロントの方が預かってくれた。てきぱきと梱包もして下さり、配達時間指定のことその他色々提案してくれたり…何気なくてすばらしい対応。

ふたつめの「あさごはんを早めに食べたい」という、一つ間違うとヤクザやさんのワガママみたいなリクエストに、フロントはやはり快く応じてくれた。ここでもやはり「六時前にお持ちします」とは絶対言わないのだけど、口調から『六時前に大丈夫ですよ』といってくれているのがわかって、安心した。

その夜も深夜になってから車を二度出し入れしたけど、このワガママな正体不明の、でも月に数日現れるゲストに、快く対応してくれた三人の方々、ほんとに感謝しちゃう。
ある程度の規模のホテルの「ほっといてくれる」感が好きなのだけど、困ったときや要求したときはちゃんと一緒に考えて欲しい。お客ってのはワガママなモンなのだ。

一時間だけ仮眠を取り、AM5:45に目が覚めた。のこのこ起きだして顔を洗おうとして明かりを点けたら次の瞬間チャイムが鳴って「ルームサービスです」の声が聞こえた。(きっとドアスコープが明るくなるのを待っていたに違いない…! お…おそるべし!)

「本当は6時からなんですよね、すみません」
「いえ!大丈夫ですよー」
サーバーの女性はにっこりと笑ってくれた。コンチネンタルの朝食と一緒にテーブルには「佐賀北初優勝」の文字が一面に躍る地元新聞が置かれた。前の日の結果は知っていたけど新聞であらためて見るとまた別の感動。「よかったですね、九州勢がんばりましたよね。」「はい、いい試合でしたね」
サーバーの方は大きく頷いて笑ってくれた。

フロントに下りてみると、昨晩からあれやこれやと世話を焼いてくださった三人のスタッフの方がずらりとにこやかにお出迎え。夜勤中、きっと「ワガママでくいしんぼのお客さん」についてひとしきり話していたに違いないと思うと、急に恥ずかしくなった。
決して小規模ではないけれどアットホームなサービスが必要に応じて提供される…この体制はすごいかもと感心しながらホテルを出た。恩着せがましくないカスタマーサービスが徹底されていることに感動しつつ…。

予定通り6:20に出発。外は大雨。レンタカーを返してから、空港側に渡るまで徒歩で数分かかるから、きっとずぶ濡れになるだろうなと覚悟した。
「わがままばっかり言ってるからばちがあたったんだ…いや、用事をでっちあげて博多でサボろうとしたのが良くなかったか?」
…運の悪さは「バチアタリ」という交換条件要素をあてはめることで受け入れることができるので、気持ちを収束させるのにはこの解釈方法は好都合だ。

ところが、例の「交差点右側」のエネ○スにさしかかったあたりで、急にその雨はあがってしまった。バチアタリはどうした!?
円滑に搭乗手続きも済んで、時計は6時45分。レンタカーの営業所はそこだけが既にあいていて、私を待つように所員の方が立っていました…。うーん、早朝からここでも泣かせるぅ~。

こうして文章で書いてもあまり伝わらないかもしれないけど、こういう人情味のあるホスピタリティを東京で感じたことは実はあまりないのです。勿論丁寧なサービスというのはあるけれど、たとえば時間にイレギュラーを作るということには、判例を作りたくないという理由で、どこも二の足を踏むもの。
「前はやってくれたのに今回は駄目なの?」という手合いのクレームにならないために、防衛策として特例を作ったり営業時間を早めたりといったことは通常はしないのよね。これは理解できます。

急な会議で「23日はサボるぞ計画」は頓挫になり、先に書いたとおり「ばちが当たったか」と思ったけど、暖かいサービスに随所で触れ、大切なものを得た気がしました。ホテルもレンタカーサービスも、それを何気なくやってのけるところがすごい。

古いホテルは設備関係と土地取得代金の償却が終っている場合が多いので、予算を人材獲得にシフトさせることができるというのも、きっとありますね。マニュアルをどう解釈し、どう判断するかという部分に判断への根拠を持ち、適切な対応ができる人材の確保が、肩書きやキャリアよりも本当は一番大切かもしれません。これは仕事の本質と社会的役割を認識しつつ業務が行えているかどうかということに繋がってるかも。

サボるどころが結局またまた二晩徹夜になってしまったけど、いいサービスを受けて、なんだかとても嬉しかった私なのでした…。さすがに一日あけて本日はダウン。

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