おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

渡良瀬遊水地のヨシ原があぶない3 鳥は少なくなった

2014年01月28日 00時00分00秒 | 植物

写真1 第2調整池の桜堤から望むヨシ原 アメリカネナシカズラが覆う箇所は黒茶に変色

写真2 写真3

写真2 アメリカネナシカズラで狭められたヨシ原上空を探餌中のノスリ 第2調整池上空 13:47
写真3 思川右岸河川敷のオギ原に立つ木の枝で探餌中のノスリ 11:14


写真4 探餌中のノスリ 写真3と同じ木ゆえ、写真3と同一個体? 16:09


人気ブログランキングへ ← Please click this green banner.
           ブログランキングに登録しています。よろしければ、左の緑色部をクリックしてください。

 本日は渡良瀬遊水地第2調整池のヨシ原の状況
 “荒れたなー”が第一印象
 黒斑点が増えているように思う
 東電原発事故の前、2009年や2010年のヨシヤキが実施されていた頃にくらべて

 藤岡よし利用組合長の松本氏は次のようにご教示
   猛禽類、カラスなどは従来の五分の一から三分の一程度に減っている(注1:聞取り記録参照)
   なぜかと言えば、餌となるネズミなどを見つけられない
   アメリカネナシカズラがヨシやオギを覆い、上空から見えない
   まさに生態系を崩しているアメリカネナシカズラ

注1:【聞取り記録】
  < > 筆者の質問等 ( )は筆者の補足  
1.松本氏に雇われたヨシ刈作業員の話
 <(アメリカネナシカズラ)これ、なんちゅう草ですか、茶色い> いやー、これ、どーしようもないんです、この草が
  これ、蔓なんですよねー、草じゃなく
 <這うんだ> 這ってあるってん(歩ってん)だよねー、ヨシの上を
2.松本氏の話 
 <鳥を探しながら歩いているから、歩くのは気にならないんです> 鳥がいないんだよ、鳥がな、ネズミなんとのわかんねんだよ
 <あー、そうかー> うん、鳥が三分の一いねーどー
 <見えねーんだ> カラスもいねーもん、カラスもいっちゃった
 <いない> うん
 <被さってるから> うん、被さってる。そして、こんだ(ヨシを)刈るようなったから
  こんだ、何羽か見える鳥もいっけどもー、五分の一いないなー
 <いない> (猛禽類が餌となる小動物を)見ると速いんだ、さーと下りて来っから

 引用・参考文献等: 弊ブログ2014年01月22日17日
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影日:2014年01月11日 撮影地:栃木県・渡良瀬遊水地

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする