アリエス経済学

　変顔激写！

　目が覚めたばかりで視点が定まらず・・・

　暑いらしく大事なとこ丸出し　

　あくび。どんだけベロが出てくるんだよ

　まじめ顔もちょっとはできます



　購買に際し、私の頭は「円」でなく「アリィ」という単位になることが多々ある。1アリィ≒500円くらいなのだが、「これだとアリエスの○○が買える値段だ」という判断の仕方をするわけだ。

　アリエスにも経済観念？があるらしい。母ちゃんの食べてるそのチーズ、分けてほしい。そんな時、ヤツはとっておきのお気に入りおもちゃをいそいそと運んできて、「これと換えてくれろ」と言う。自分が手に入れるであろう商品を前に、キラキラしたまんまるの目で。デパート歩きを楽しむおばさんと同じ顔やな、おまえ。

　欲しい物の程度によって、持ち出してくるおもちゃも違っていたりする。スゲーッ！・・・だが、首尾よくゲットしたあかつきには、おもちゃも回収するというわけで、結局支払いはしないヤツなのだった。「これ触らせてあげたから、ね、いいでしょ？」ってなもんだな。

雨庭

　雨はあんまり好きじゃないね

　夏椿って奥ゆかしい

　気品ある島ゆり　

　ゆりの後には日々草

　その桔梗はね

　去年の思い出の花なんだよ


　雨の庭も花々でにぎやかだ。我が家は白い花が多く、春は辛夷にハナミズキ、初夏から夏は夏椿（シャラ）と島ゆりに百日紅、冬は椿。

　そんな中、小さな、たった1株だが桔梗が咲いた。昨年アリエスと海に行き、地元の農産物直売所で記念に買ったものだ。ちゃんと根付いて今年も花開いたことが、1年間元気に過ごしたアリエスの姿とも重なって本当にうれしかった。それに思い出が咲いたようで、これからも生命が引き継がれてゆくようで。

　アリエスと遠出すると、どんぐりやらアイリスやら、何だか植物を持ち帰っているな。どんぐりはどうやらコナラの木かな、と当て推量中。アイリスはイマイチ土が合わなかったらしく、うまく根付かなかった。今度また白いのを植えようかなとひそかに思っている。

名前物語

夏至の日の夕暮れ。アリエス、今日は太陽が一番長くあなたを照らしたんだよ。

　うっそうとしてるんですけど

　道に夕焼けが落ちている

　ウサギーヌも若干オレンジ色　

　　
　　　オレンジ系からピンク系へ、あっという間に。夕焼けが紫陽花に吸い取られたよう。




　子供の頃、アリ子母が私の持ち物にやたらと名前を書くので閉口した。それは伸び伸びと、油性マジックでがっつり書くのだ。こんなにしなくても忘れて来ないし、誰かのとも間違えたりしないよー。名前なんかあるとサマにならないし。そんな風に思っていた。

　今ふと気づくと、私もアリエスの備品にしっかり記名している。やっと分かったことに、それは「なくさないように」「この子の物であると主張するために」ではない。ヤツにこれを買ってやれてよかったなと、気がつけば心弾む気持ちでペンを持つのだ。そして、危険の降りかからないように、楽しく遊べるように、おいしく食べられるように、祈りを込めて。この歳になって、アリエスのおかげで、母の想いをたどることがある。



　漫画で得た知識によると、その昔、名前は最短の「呪」と考えられていたという。「のろい」というより「しゅ」或いは「じゅ」、いわば魔法みたいなもの。名前を呼ぶことで、特定の個人を呪縛する。古代から言霊の存在が意識され、世界でも言葉は人間存在と共にはじめからあったと考えられてきた。「アリエス」と呼び、彼がそれに振り向くことは、彼をこの世界に肯定することになるのだろうか。何度でも、心を込めて、話しかけていきたいものだな。

朝の小話・その3

私と同じく落ち武者っぽく伸びきった枝の剪定に、庭師さんがやってきた。

　なんかシートがあるんですけどーっ

　調べる調べる

　調べる調べる

　また寝るのかよ




　さて「朝ネタ」はまだある。

【その3】天然ブブセラ

　朝露が気持ちいいのか、田んぼでも河原でも蛙の大大合唱。鳴き声だけしか分からないが種類もいろいろみたいだ。ゲロゲロとリズム良く転がる中音、ンモモモモォというコントラバス風の低音。

　この低音のウシガエルの声は、タイムリーなところではワールドカップのブブセラに似ている。あんな風に「盛り上げる風」ではなく、ものすごくのんびりしてはいるが。1匹や2匹ではないその数で、みんなでそれぞれに声を上げて楽しそうだ。バラバラだけどなんとなく調和がとれている、それはアリエスにも私にも、夏の朝の音楽。

海のアルバム

水着がもうパツパツですな・・・

　行っていいですよ

　それーいっ　

　晴れ間が・・・　

　梅干ばあさん「うえーしょっぺっ」

　波って楽しい楽しいね　

　すぐ行くよっ

　よか景色です

　オレの海ィーー




ボールシリーズ：見つけたボールが臨時宝物

　手とお尻をくねりながら追います

　笑顔でタッチッ

　満足したねえ　

　波から救出

　ここらで大丈夫じゃろ

　やったで




フロに入れられ撃沈くん

　ほんとの宝物と寝ます