お勧め!この1曲:ハウエル作曲「交響詩『ラミア』」

2010年12月30日 | クラシック音楽:お勧めの1曲!

お伽の世界へ・・・


今回はドロシー・ハウエル(Dorothy Howell)(1898年-1982年イギリス)作曲の交響詩「ラミア」をお届けします。

今年も残すところ僅かとなりましたね。
最近ブログの更新が滞っておりますが、クラシック音楽は日々聴いております。
そこで、つくづく思うのは、本当に星の数ほどたくさんの曲があるということです。一つ一つの曲との出会いが新たな発見であり、私の生活に潤いを与えてくれており、少しでも多くの方にお伝えしたいと、気長に取り組んで参りたいと思いますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。

さて、今回ご紹介する曲も「秘曲」と呼ぶに相応しい曲とだと思います。
20世紀イギリスの作曲家ハウエルの交響詩ですが、お聴き頂ければ、そこには、まるでお伽の世界が広がっているような雰囲気を感じて頂けるのではないでしょうか。。
絢爛豪華な曲ではありませんが、適度な清涼感と神秘的な味付けが、きっとお伽の世界へと誘ってくれることでしょう。

それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約15分となります。


 まるで暗闇の中に揺らめく灯火を表現するかのような静かなざわめきで曲は始まります。しばらくすると、朝日に照らし出された森のように清清しいメロディーが登場します。その後、穏やかな演奏となりますが、再び清清しいメロディーが登場すると、艶やかで美しいメロディーが優しく奏でられます。
やがて、演奏は徐々に高揚感を増して行き、まるでお伽の世界の壮大な城が登場するかのように、堂々と、かつロマンティックなメロディーが奏でられます。その後、静かな演奏へと戻りますが、しばらくすると、舞曲的な雰囲気を感じさせるような演奏が登場します。そして、優しく、甘く、どこかしら神秘的な雰囲気も感じさせるようなメロディーが続きます。
そして、最後は再び暗闇の彼方へ消え行くように静かに幕を閉じます。
全体的に穏やかで繊細な曲です。


参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、CAMEO CLASSICSで、マリウス・ストラヴィンスキー指揮、Karelia Philharmonic Orchestraの演奏のものです

クラシック,交響詩,ハウエル,ラミア


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