京都発・町家・大工はんなり日記

京都で仕事と道具を楽しみながら毎日過ごす。

永く使う。

2010-04-30 23:07:06 | 町家
永く使う。

物は使うと消耗したり壊れてきます。

しかし、定期的に手を入れれば驚くほど永く使えていく物です。

二階の手摺りの部材ですが何本かが取れて無くなっていました。

同じ形の物を作り直してはめ込んでいます。

こうして修理の手を加える事で物は永く使える物なのです。

使い捨ての時代ですがこれも住む人の生き方かもしれません。

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鋼。

2010-04-29 23:30:15 | 道具箱
鋼。

こんな新聞紙にくるまれていました。

これが刃物を作る鋼。物はスェーデン鋼。

アッサブK120。

ボーラK990。

どちらも色々な刃物に使われています。

この鋼見ているだけではただの鉄板ですよね。

これが鍛冶によって鍛えられて素晴らしい刃物に変化していくのです。

いくら見ても鉄板なのですが。

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兄弟の砥石。

2010-04-28 22:38:24 | 道具箱
兄弟の砥石。

この二つの砥石取れた山が違っています。

少し黄色い方は奥の門、白い方は大平山
この黄色い奥の門が調子よかったので石原さんの所で買ってきました。

何故兄弟かと言いますと実は同じ山で取れているのです。

ただ掘っている入り口が違うだけで名前も違うのです。

色々砥がして頂いてこの白いのを選びました。

この奥の門に一番近い研ぎ心地でした。



薄ので台に据えて使うのを楽しみにしています。

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大平山巣板。

2010-04-27 23:29:28 | 道具箱
大平山巣板。

こんなに沢山の中から選んだ一枚。きっと良いはずです。

大平山と言えば蓮華と言われる赤い斑点が浮かび上がった美しい砥石。最近では薄緑の青蓮華もしくは内曇りですよね。

私はあえて普通の巣板。でも極めが細かくて良く締まった石です。

厚みはわずか1㎝。でも私はこれが良いのです。

薄ので早速台を作っています。

楽しみが増えました。

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坑内から貰ってきた砥石。使ってみると。

2010-04-27 23:17:02 | 道具箱
坑内から貰ってきた砥石。使ってみると。

柔らかくて研げていないかなと、思っていたのですが杉は削れています。

使っている鉋は家紋清久135℃戻しタイプ。

中砥をもう少し丁寧に研ぎたい感じ。

それでもこれ位仕上がってきますが、納得が行かない。

屑だまりに粉がこんなに出てはダメです。

研ぎ直し。

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坑内から貰ってきた砥石。研いでみると。

2010-04-27 23:01:22 | 道具箱
坑内から貰ってきた砥石。研いでみると。

面直しをして研いでみると戸前独特の研ぎ感がありました。

少し水をやり過ぎかも。

何時も使っているのよりも柔らかいので硬い刃には向いているかも。

研ぎ汁は十分に出ますよ。

こんな感じに仕上がりました。

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ghost 2。

2010-04-27 22:27:13 | Weblog
ghost 2。

よばれてみるとお酒が入っているのを感じさせませんでした。

一言「おいしい」

そんなわけでお店に行って来ました。

こんなに小さな看板一つだけ。

間口3尺の通路を入ってガラガラと引き戸を開ける。

その中はパラダイス。

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