先日
ウサギちゃんの幼稚園で
算数の授業参観があったので行ってきた。
加減の数字10以内は学習済みで
現在は 加減の数字20以内の課に入ってる。
算数や漢字など教えてくれる先生は
引退した小学生の先生。
だから教え方は上手。
でも
ウサギちゃんはというと
先生の言っていることがチンプンカンプン。
意味がわからないから先生の方を見てない。
家での算数は
全部日本語だからね~。
まだ2ケタなんて教えてあげてないし。
理解できる中国語で
理解できるレベルの算数を教わっていれば
少しは興味を持って聞けるのだろうけど。。。
これじゃあ この算数の時間は
ウサギちゃんにとっておもしろくない時間だろーなー。。。と見ていて感じた。
ウサギちゃんの頭の中は自分の空想の世界にいってるょ。
家に帰ってウサギちゃんに気持ちを聞いてみると
勉強は「日本語のほうがいい・・・」と。
うん。
そうだよね。
中国語はやっと友達とコミュニケーションできる
レベルになってきたところだもんね。
実は
今までウサギちゃんと同じ大班クラス(年長組)だった
友達の半数以上が 今いない。
2クラスあった大班クラスが
春節明けから1クラスになったの。
いなくなった友達はどこにいったのかというと
学前班がある学校に移動した。
学前班というのは
小学校入学前の子供たちが
入学準備のために勉強するクラス。
ウサギちゃんの幼稚園の隣に
小学校があるのだけど
大班で一緒だった友達のほとんどが
隣の小学校にある学前班に行き始めたの。
朝 幼稚園に行く途中
仲良くしていた友達に会ったので
ウサギちゃんが「なんで幼稚園に来ないの?」って聞くのよ。
「小学校で勉強してる」っていう答えが返ってきたけど
ウサギちゃんにとっては「どうして?」なんだよね。
この3月から4月にかけて
日本の卒園式や入学式で感動している親の話を聞いた。
今のウサギちゃんの環境と全く違う。
卒園式や入学式って
子供たちの成長の大切な節目で
それをお祝いしてあげるのが当然だと私は思うのだけど
それは日本人的な考えなのかな?
中国はそんなことより毎日の勉強のほうが大切っぽい。
子供が勉強できる = 子供の成長 = 親が感動 みたいな図式。
それってなんか違うなぁ~。。。と感じるんだよね。
感動どころが違うのよ。
私と。
たくさんお金をかけて
いくつも習い事をさせて
その中から子供の可能性を引き出せるものが見つかればいい。
という中国式な考え方を 私が持っていないからなー。
こういう状況に遭遇するたびに考え方のギャップを感じる。
そんな個人の能力をアップするための習い事より
友達と一緒にもっと遊んで
そこから考える力や協調性を養えるほうが人らしいなと
私は思っていて。
これはウチュウさんも同じ意見。
うちの親戚はオール日本人だし
中国式考え方を取り込む環境が入ってこないから余計そう思うのかも。
だから この中国の環境で学習することは
必ずしもウサギちゃんのためにならないかも。。。
ウサギちゃんの場合 逆につぶれてしまわないか?
と最近思うのよね。
アイデンティティを養う意味でね。
ウサギちゃんの小学校のことがあるから
いろいろ考える 今日この頃。
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我が家には子供がいないけれど、
中国の子供の教育方法には大反対です。
子供たちがストレスを感じずにのびのびと勉強できる環境におおいてあげるのが一番。
なんて考えは甘いのかな・・・
世界を広げてほしいと単純に思ったからなんですけど。
勉強に力を入れすぎて、遊ぶ余裕も与えていない感じなんですょ。
勉強疲れはあっても、遊び疲れを体験したことがない子供が本当にいそうで怖いです。
JOさんの言うように、のびのびが一番!ですよね~。