もどってこ~い 赤とんぼ   

河原に蔓延る外来種のアレチウリを除去し 懐かしい日本の原風景を取りもどしたい
田園調布「多摩川グランド裏」での記録

95パーセント いったかな?

2011年10月30日 | 日記

外来植物を除去する場合、中途半端は全く効果がなく、95パーセントの抜き取りが必要だそうです。
河原(グランド裏1キロメートル)のアレチウリは、皆さんの協力でほとんど除去でき、本当にありがたい。

10月29日、今シーズン最後の合同除去作業を行いました。
参加者は中富グループの4名プラス、デンデン虫。

爽やかな秋の河原には、昨年までとちがい白い穂のススキがいっぱいです。
ピクニックでもしたいようですが、アレチウリがまだまだ頑張っているのでそうもいかず。

アシの間に隠れて成長したものは、ツルは長く、葉の大きさは10センチ、実の数もたくさん。
そんなアレチウリを見つけた時はうれしいもの。おイモの収穫みたいで。
ほんの1センチほどの若芽は、やさしく、やさしく抜いてあげます。

今の時期は、徐草というより散らばっているゴミを拾い集めるような感じ。もちろん「腰」にきます。
初めての方はトゲトゲの実の痛さにびっくりされ、「皮手袋がありがたかったです」との感想でした。

翌日、水辺の写真を撮ってきました。






川のすぐそばに生えているのはアシ。台風の時に他の植物がすべて流されてもアシだけは「倒れても」流されません。
土壌を固くして岸辺を守るのがアシの役目です。

アレチウリはアシの生えている場所を「乾燥させて」アシを枯らすのだそうです。

河原の中央付近の様子です。赤い穂が見えるでしょうか。これも多分アシ。
ずっとオギだと思っていましたがどうも取り違えていたようです。







 

 

 




可愛い花

2011年10月18日 | 日記

10月に入ってもアレチウリは発芽し、花をつけ、実までつけています。

緑の色も薄く、茎も細くて痛々しいようなアレチウリです。
でもせっかくきれいにした河原ですから、毎朝、少しの時間ですが抜き取り作業をしています。

秋の水辺は爽やかでとても気持ちがいい。
しかも、いつもきまって同じ白鷺が遊びにきているのが楽しみです。
その子?の写真を撮りたいのですが、うまくいきません。

せめて足元の花をと思いカメラを向けてみました。
ゴム手袋でシャッターを押したせいか、みんなピンボケ。ごめんなさい。

 














みどりの秋をお楽しみください

2011年10月11日 | 日記
河原はアレチウリがないので、何だかノビノビしている感じ。秋の陽ざしがやさしいですね。


 
散策路のまわりのブラシのような草はいかにも秋らしい風情です。名前を調べてみました。

チカラシバ

 

しかし楽しい気分に水をさすのがセイタカアワダチソウです。(まだ発芽して間もない背が低いアワダチソウ)

この草は自分の出す毒素で自分が滅びてしまいます。それでも次々場所を変えて繁殖して、すっかり日本の秋になじんでいます。

以前はもっと上流の河原にあったのに・・。アレチウリが少なくなったと知って?移動してきたのですね。

彼らもアレチウリと同じに必死なんだなあ。

 

昨年の10月の河原と比べてみましょう。

同じ河原と信じられますか? 絨毯のようなアレチウリを巻き取るように除去したのでした!
 
もう二度としたくない作業です!! 

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 


草の名前がわかりました

2011年10月11日 | 日記

今朝(10月11日)、河原で草花の写真を何枚か撮ってきました。

オオブタクサとセイタカアワダチソウを若芽のうちから見分けるためにも、河原の緑について少し勉強しておかないと・・。
初めの頃は、シャクチリソバとアレチウリを間違えて、ゴソッと抜いたことがあるのです。ああ、はずかしい。

名前を知らなった三種をご紹介します。

シャクチリソバ


アラゲハンゴンソウ???

                                                                                             似ているけど違います。外来種ではありません。・・ああよかった。


カナムグラ

 個人的には葉が肉厚で好きな草ですが、どこにでも絡まって行くので嫌われ者だそうです。ナンダ・・私みたいじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 


今シーズン最後の作業を終えて

2011年10月03日 | 日記
岸辺にも彼岸花が咲いた!

 



10月1日の土曜日は、参加者5名による今シーズン最後の合同作業となりました。

まず、緑地広場の少年野球場そばの河原のアレチウリ(誰もこの場所では散策路を通らないので気が付かなかったのです)を抜き、その後は、台風など何のその、秋になっても次々出てくるアレチウリの若芽摘み。

初夏の若芽よりずっと成長が早くて、一日見ぬ前にグンと伸びて、花をつけてしまいます。まるで促成栽培!

アレチウリもあせっているのです。子孫を残すために。冬になれば自然の摂理で枯れてしまうのですからね。
その若芽を「河原一面」を往復して抜き取りました。

Nグループの皆さん、ご苦労様でした。

    



河原には大きなアレチウリはほとんどなく、河原の高い場所にまだまだ細い「オギヨシ」が生えています。
アレチウリ除去作業の成果があがって再生したオギヨシ。
夏中をかけて成長をしたのですが、水辺の群生はすっかり台風でなぎ倒されてしまいました。
それでもヨシが地盤を固くしていたので、その部分の土壌の流失はなく、きっと来年も芽が出てくるでしょう。



一方こちらは、ススキの何十倍もあるような大きな穂をつけた植物。
秋空に白い穂が映えて、見上げていると時間がたつのを忘れます。(早朝の撮影で、美しさをお伝えできないのが残念)

名前は「パンパス」。おなじ河原の散策路脇にある、南米原産のエキゾチックな草木です。
このパンパスを「花と犬と河原の自然」を愛する皆さんがとても大切にしてきてきました。
初めに小さな株を植えた方がいて、皆さんで見守りここまで育てたそうです。

それなのに穂を取っていく人が後を絶ちません。生け花やドライフラワーにでもするのかしら。
しかたなく注意書きを吊るしましたが、秋の寂しさとはちがう寂しさを感じてしまいます。

                                              カタツムリ