景色

とおりすぎていく日々のなか
景色のなにかが
わたしに触れる

ゆすらんめ

2017-06-19 | weblog

山形産さくらんぼが出回り始めた

年に一度だけ買う
そして一気に食べること絶対しない
もったいなからではない

ものごごろついたころから
庭にはゆすらんめの木があり
大好きで大好きで
赤い実は
かたっぱしからたいらげていた

ある年
食べ過ぎて腹をこわした
散々な目にあい
果物はお腹を冷やすから
食べ過ぎてはいけないと
母親から散々お説教をくらった

身体で知った教訓はトラウマのように
今の年齢にいたっても
昨日のことのように覚えている始末だ

缶詰のチェリーしか食べたことはなく
生のサクランボなる果物を
初めて食することができたのは
いい年齢になってからだった

お高そうに箱にはいっていたサクランボは

       なんだゆすらんめじゃないか

庭で赤い実をせっせせっせと口に運ぶ
幼いワタシが見えた



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