おとはたしかに…。

散歩中に初めて気が付いた立て札。 「尿」を、 “ニオー” とルビを振った書き手のセンスに、恐れ入りそろ。 . . . 本文を読む

てつみちがゆく―かなりん。

横浜の貨物輸送を担う、神奈川臨海鉄道の創立50周年記念イベントを見に行く。 旅客鉄道会社のこういったイベントは毎年のようにあるが、第三セクターの貨物鉄道会社が開催するのはちょっと珍しい。 イベントの呼びものはC56形蒸気機関車のようだったが、 自走できないのでは、あまり魅力は感じない。 会場に設けられたブースの、「写真で見るかなりんの50年」に、工業地帯だったかつての横浜 . . . 本文を読む

まだまだとおくへあるくのだ。

「海援隊 トーク＆ライブ2013」を聴きに、狛江エコルマホールへ。 キーボード、ドラムなしの、完全なるフォークギター演奏によるライブ。 武田鉄矢さんの唄は、レコードで聴く若い頃よりも、やはり現在(いま)のほうが、説得力があって好きだ。 だから、名曲「思えば遠くへ来たもんだ」も、いまの本人のリアルな気持ちとして、胸に響いてくる。 自分もさらに年齢を重ねたら、この曲はまた新たな魅力をもって、私 . . . 本文を読む

やまとことばのおくふかき。

国家認定で栽培、販売されている“熟成黒にんにく”を入手してみた。 袋に載っている原材料名は、“国内産にんにく”とのみ。 製法は企業秘密らしい。 しかし、黒酢がかなり利いている。 面白かったのは、栽培している農家のおじいちゃんの売り文句。 曰く、 「元気になりますよぉー！」 いろんな意味が含まれているような言い回しで、思わず爆笑。 . . . 本文を読む

みたまをおなぐさめもうす。

明治神宮の「春の大祭」にて、金春流の能「経政」が奉納されるとのことで、観に出かける。 野外に設えられた舞台で、マイク無しでも朗々と響き渡る能楽師たちの謡声に、圧倒さるる。 俗世の雑音から隔絶された静粛な空気のなか、聞こえるは囃子の音と、風が揺らす新緑の葉音ばかり。 神のおわす庭で、我が心も慰めらるる。 . . . 本文を読む

あしたかやまやふじのたかね。

富士山が、ついに世界遺産へ登録となるらしい。 こうして、今まで見向きもしなかったような衆俗愚族がワッと押しかけて、散々に踏み荒らした挙げ句に、遭難者は続出するわ、富士宮市長が懸念した通りゴミは撒き散らかすわで、遺産としての価値が台無しになってしまうのが目に見えている、今回のニュース。 そして、わたしの好きな江戸の古川柳、 来てみれば さほどまでなし 富士の山 が、現代的な意味合いを . . . 本文を読む