よものうみみなはらからとおもふよになどなみかぜのたちさわぐらむ。

2017-06-19 12:44:14 | 浮世見聞記
京浜急行線「横須賀中央駅」の裏手にそびえる山には、階段路地の続く住宅地が広がる。


小さな子を連れた若ゐ母親が、ビニールの買ひ物袋を提げて、階段を踏みしめるやうに上がって行き、自転車に乗った中学生くらいの少年が、そのままガタガタと階段を下って行く。



海へ向かふと、そこには“記念艦”と称した軍艦と、軍人の銅像がおかれてゐた。



はて、記念艦とは何を記念してゐるのだらう?

かつて、大勢の外国人を殺したことを、記念してゐるのか?


要は大量殺人機、

軍人とても、

要は大量殺人鬼。


その昔、チャップリンが映画「殺人狂時代」なかで痛烈に皮肉った、

『一人を殺せば犯罪者で、百万人を殺せば英雄か』

そのままの光景が、ここにある。



海岸から横須賀湾を眺めながら、

『四海波静にて 国も治まる時津風……』

の謡の意味を考へてゐると、傍らに設置された望遠鏡に小さな男の子がやって来て、背伸びをして覗きはじめた。





勝っただの負けただの、

お祭り騒ぎをするのは、

スポーツの世界だけにしておくことだ。
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